車中泊車両の空調(換気)装置製作-2

車中泊車両の換気装置を装着するためのベニヤ板ができているので、続いては窓枠への取り付けのための加工です。好ましくないのは承知の上ですが、窓枠の鉄板に穴をあけます。

窓枠とベニヤ板を実際に連結するのは3mm径ボルトが通る穴あきの ミニステー で、これを曲げて角度を合わせます。ペンチで挟んでムーッ、と曲げます。それを2.5mmの下穴をあけたベニヤ板にM3ボルトで固定し、窓枠に当てて窓側のビス穴位置を決め、その位置に2.5mmの下穴をあけます。この穴に ハンドタップ M3 で雌ネジを切ります。

めったに使わないタップを出してきて、ハンドルに固定し、いざ窓枠の下穴に挿入して回す、す、す。回りません。ハンドルが窓ガラスに当ってしまい、回すことができないのです。さぁ、困った。
 
こういう場合にはどんな道具で回すのでしょうか。タップをハンドルに固定する部分は方形になっています。そんな物をはめ込んで回す他の道具は手元には見当たりません。鉄板に向かう角度をキープして回転させなければいけないので、いいかげんな物は使えません。

仕方なく作業を中断して、近所のホームセンターの売り場に行きました。タップの商品棚を見て行くと、ハンドルの短い小型の物がありました。これなら窓ガラスに当らないかな??。でも、現場で合わせなければ分かりません。

もうちょっとピタッとくる物が無いのかな、と見て行くと、おーっ、有りました。タップの根元が6角軸になっている物が。これはきっと電動ドライバーで使うんだね。

ん?  そうか。私が使えないと思った自分のタップも軸の根元は方形でしたが、先端のネジ切り部分との中間は丸軸でした。丸い軸部分を電動ドライバーのチャックにセットすれば良いんじゃないの、もしかして。

何も買わずに取って返して試してみたところ、お見事、ハイセイコーではなくダイセイコウ。

知らないことは恥ずかしいことではないのですが、大いに無駄なエネルギーを消費します。でも、また一つ学んで進歩したことにしておきます。いゃー、遊びも大事です、進歩の糧。お金を撒くような遊びではあまり学びは無いんでしょうね、かわいそうに、と負け惜しみを心に秘めつつ。

後部ドア窓枠にはめでたくM3の雌ネジが出来上がり、ベニヤ板が取り付くことになりました。塗装を考え中です。



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