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ホタルイカ餌のブッコミ釣り釣果 in 富山湾

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富山新港 新湊大橋 ホタルイカは釣り餌として 市販 されていることからも分かる通り、有効な釣りエサですが、何が釣れるのか実釣で検証してみた結果です。 釣り場は富山湾内のショア限定です。時期は2025年5月下旬の新月前後と言えば、知る人ぞ知るホタルイカの身投げ(接岸)が期待できるタイミングでした。 そこですくう(獲れる)ホタルイカを餌にして実釣したかったのですが、残念ながら身投げには遭遇できなかったので、持参の冷凍(生)ホタルイカを使用しました。 この鳥取県産の冷凍ホタルイカが、ごく短時間のボイルでも胴とゲソが分離して肝が出てしまう粗悪品だったので、針掛け方法を工夫しましたが、ささやかながら結果が出たので、ここでシェアします。 同じ死餌のイカの短冊と比べて、全形なのでキモを含む内蔵入りゆえに、魚に好まれる度合いは強いと思われます。 事前に地元(浜名湖)で、仕掛けと合わせたテストで、死ホタルイカの様子を見たのですが、水中に漂わせると8本の腕と2本の触腕がフワフワと動く様は、あたかも生きているようで釣り餌としてのポテンシャルの高さを感じました。 ただし、自然に任せて(針やハリスの重さで)底に定着してしまうと、そのフワフワの動きが演出できません。しかし、浮き流し釣りで底を切るには、その場毎にタナ取りをしなければならず、旅釣りで慣れない釣り場では不利です。 そのため、釣り方は全てブッコミ釣りで簡便にしつつ、ホタルイカを浮かせました。その仕掛けは、ハリス=0.3m 針=ムツネムリ12号。 ・ おもり一体型パイプ天秤 を底に着ける。 ・餌ホタルイカの内部に針付きハリスを つらぬき針  で通す。 ・針に添わせて極小フロート( ※ )を挿入する。 餌ホタルイカの針掛け 上= ハリス中通し後   下=針とフロート装着済 鮮度の悪い餌ホタルイカは、胴頂部のチョン掛けではすぐに身切れで外れますが、胴内部にハリスを通したうえで、針を漏斗(水管)基部に刺して針先を出さないようにセットすることで、投入時の針外れが防げます。 基本が夜釣りなので太糸仕掛けですが、 ピンクフロロライン  を使用してステルス性も考慮しているので、細糸との喰いの差はほぼ無いはずです。 実釣で根に潜られて張り付いたカサゴと綱引きした際も不安なくやり取りできたので、太糸で問題なかったと思います。ハリス外...

車中泊釣り/2024年の総括と2025年の目標

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チゴダラ in 下北半島・大畑港 北防波堤 昨2024年は、数えてみると7回の旅で車中55泊しました。前年より総日数で少なく、車中泊数は多かったです。6月に富山、7月に青森・下北へ行った以外は、ひたすら福井・越前通いでした。そんな場所での釣りの中身はどうだったのか、検証してみます。 2024年の目標と結果の総括   2024年の目標  (1年前に決めたこと) 1. タチウオを必要十分に釣る。 2. マアジを必要十分に効率よく釣る。 3. アオリイカを自給の活き餌で必要十分に釣る。 4. キジハタ釣りを習得する。 5. 健康維持と増進に努めて1.~4.を担保する。 結果  1. は×。 2. は×。 3. は△。 4. は×。 5. は〇。 かなり成績不良ですが、タチウオ釣りへは遠征しなかったので不戦敗。真鯵は魚が居なくて、ギブアップ。キジハタは、暑さに負けて不戦敗。唯一進歩がみられたのは アオリイカ でした。 ヤエン釣りの釣果あおりいか by アイゴ活き餌 いずれ遠征が出来なくなった後の準備のために、地元の浜名湖で チヌ釣り に着手して、見込みの感触は得ました。 全体として、水温上昇による海況変化に翻弄された面もあり、トータルでは不満足ですが、練度が上がってきていると感じることもあるので、5.を基本に継続を力にしていく礎が積み上がったことにしておきます。 2025年の目標 1. 海況に応じた魚種に適応して結果を出す。 2. ローコストでオリジナルの釣りを追求する。 3. 健康維持と増進に努めて1.2.を担保する。  環境変化の中、少しずつ釣りの幅を広げてきたので、状況への適応力を上げて楽しむことを目指します。 春の富山でホタルイカすくい や 夏季の北海道の釣り も計画したいのですが、行くなら北海道では陸っぱりの鮭鱒は困難なので、カレイを狙いたいと思います。  それらのためにも、体力維持を目的とするウォーキングを続けます。これをサボったら旅釣りには行けないものと覚悟して。 さて、2025年はどんな魚たちに出会えるのか、楽しみです。良い年になりますように !! 関連記事 2023年の総括と2024年の目標 2022年の総括と2023年の目標 2021年の総括と2022年の課題 2020年の総括と2021年の課題 2019年の総括と2020年の課題 2...

ヤエン釣りの活き餌をアイゴで

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アオリイカ釣りのヤエン釣りは、アングラーの技術次第で釣果に大差が付きますが、泳がせ釣りの一種ですから、活き餌の要素も大きい釣りです。 ほとんどの人が"アジ"を活き餌に使いますが、私はその場の雑魚を使います。もちろん鰺が釣れるなら鰺を使いますから、鰺を避けているわけではありません。 アオリイカの釣り場で釣った アイゴ 左= 食用  右=餌用 アジを釣るために走り回るのを嫌うことと、財布が傷むので避けたいだけです。ただ、この雑魚を使う釣り方を覚えたら、餌切れで撤退することも無くなるので、有効なスキルです。 2024年の越前地方は、アオリイカシーズンの春も秋もアジ釣りにムラが大きいだけでなく、局地的にしか釣れなかったので、本格的に雑魚を餌にすることになりました。 この秋に本格的に始めた、この"雑魚餌使用のヤエン釣り"も3釣行終わったので、その結果をここに記録して公開します。記事化を考えていなかった1.2.回分はトータル結果のみです。 釣り場 福井県越前漁港内 1回目  2024.10.01~10.11  アジ釣りをあきらめて、アイゴ活き餌で浮き釣りを試したが苦戦して、後半にヤエン釣りに転換。  期間中のヤエン釣果  2 杯 2回目  2024.10.20~10.26  アイゴ活き餌でヤエン釣りに集中。  期間中のヤエン釣果  3 杯 3回目  2024.11.11~11.16  アイゴ活き餌のヤエン釣りに特化。  期間中のヤエン釣果  5 杯  11/11 朝 0/0  ( 釣果 /抱き数)     夜  1 /3 胴長 18㎝・390g    2024.11.11  19:07  11/12 朝 0/0     夜 0/1  11/13 朝    -/- 風で不能       夜 0/0  11/14 朝  1 /1 16㎝・280g    2024.11.14  06:21      夜  2 /6  21㎝・450g    2024.11.14  18:12 18㎝・380g    2024.11.14  18:44  11/15 朝  1 /2 17㎝・310g    2024.11.15  04:14        夜 0/0  ...

安価なウェーダーは使えるか

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ウェーダーの価格には実に幅があります。スタイル別には当然の価格差がありますし、もちろんメーカーやブランドによる違いも大きいです。 いったい何を、どれを買えばいいのか、初めてで非力な私は迷いました。 安全性で言うなら、そもそも深場には入らない前提ですが、ちょっとした瞬間の波で衣類が濡れるのは避けたいので、ウェストまでの物を。当然ながら粗悪品で水漏れ、は困ります。 時間があるので待つことはいとわないけれども、なるべく安価な物を、というような選択の結果で注文したのは、 胴回りタイプウェーダー で、3,740円也。 5/4に注文して、中国発送で5/10に早々と到着しました。こんなに早く着くこともあるんですね。 さっそく開梱してみると、重さは材料をケチっていないせいか、安価な材料だからなのか分かりませんが、作りはしっかりしているように見えました。一応は検査の合格証のような物も付いていて、中国文化の進化の跡が見えます。 着装してみると、エエーッの長さで、胸(みぞおち)までカバーされます。足のサイズは0.5㎝大き目の41(25.5㎝)を選んだのです。短躯の163㎝なので、こういう結果になったのでしょうか。まっ、大は小を兼ねるとも言うので、キツイよりは良し。 足元でデキハゼが逃げまどっていました 続いて水漏れテストに向かいました。歩いて1分の、海水流れる都田川(浜名湖)に入ってみました。ひざ程度では長靴感覚なので、特段の感想は無し。 徐々に歩を進めて股あたりまで水が来ると、周囲の水の圧迫感と浮力を感じ移動に違和感が出てきました。靴内に残った空気が浮力となって安定を損なうようです。 やはりこれは、波の無い流れの緩い場所であっても、股あたりまでが限界のようです。もっと言うなら膝上程度にしておけば安心。その上は濡れ防止のカバーと心得るべきかも、です。 道路を歩いてみても、短距離ならラジアルソール(ゴム底)ゆえに、痛みは感じませんが、インソール(中敷き)を入れればなお良いでしょう。それだけのゆとりが甲部分にはあります。 ヒップタイプを除けば最安価格と言ってもいいウェーダーですが、これといった不満は無かったです。Amazonでも200を超える評価があり、かつ ☆ 4つなので、良品なのだと思います。 さて、これを使って獲物が手に入るのか否か。出遅れ感いっぱいの、6月初旬の  ホタルイ...

釣り場の水温を測る 1/3

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釣魚の周囲の温度を知る必要 水中(液体)で生きる魚は、大気中(気体)で生きるヒトと比べて過酷な温度変化の中に在ります。ゆえにヒトにとってはわずかな温度変化でも、魚は変温動物ゆえに、急変でなければ生死に直結はしなくても、その行動(移動や摂食等)には大きく作用します。 適水温(棲息温度範囲)にあるのか否か、前日との比較で水温が上がっているのか下がっているのか等、水温を知ることはとても大事なことなのです。 前者は居るのか居ないのかに関わるし、後者は食いが立つのか立たないのか、つまり釣れるのか釣れないのかに直結する要因になります。 居ないとすれば、竿を出しても無駄。食いが落ちるのなら、粘っても無理、という推測が成り立ちます。もちろん釣果には潮汐やベイトの存在等の他の要素も絡むので、断定はできないまでも、水温は極めて大事な要素になります。 前置きが長くなりましたが、釣り人としては、水温を知る必要があることは間違いないので、計測して知ることに異論は無いでしょう。 ただ、釣り人は科学実験のために海に行くのではなく、釣りをしに行くのですから、実釣での温度計測はなるべく簡便に行いたいものです。 水温計測の道具 いくつか考えられますが、どこを測るかで違ってきます。  離れた地点の水面 放射温度計 を使うことになるでしょう。 水中と水面では温度が異なるでしょうが、海面に触れられない場所などでは、この方法しかありません。  海中 センサー コードの長い プローブ付きの デジタル温度計 が適しますが、市販の安価な物には見当たらないので、 自作で改造   することになりそうです。  手の届く位置 内水面の足元を測るようなスタイルですから、ごく普通の棒状温度計が適します。 釣り具メーカー からも出ていますが、海で使うには、プラスチックケース付きの シンワ製 の物が安価で良いでしょう。 測り方、使い方がそれぞれ違うので、リンク先でご覧ください。 水温を測るくらいのことと侮っていましたが、なかなか厄介なことでもあります。 0. 何度の水温の上下で魚の活性が変わるのですから、あまりアバウトでは測る意味が無くなってしまいます。 海水温では、昨2023年に痛い思いをしました。北海道は 礼文島 まで鮭釣りに行って、9月末近くまでの滞在中に、ついに シロサケ の姿を見ることなく帰りました。...

車中泊釣り/2023年の総括と2024年の目標

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越前漁港で釣った1.8kgアオリイカ 昨年2023は、数えてみると7回の旅で82泊(車中47泊)しました。前年より少なかった主な原因は、3月の手術(白内障)でしたが、釣りの中身はどうだったか検証してみます。 2023年の目標と結果の総括   2023年の目標  (1年前に決めたこと) 1. アオリイカ を自給の活き餌で釣る。 2. マアジ を必要十分に効率よく釣る。 3. タチウオ を必要十分に釣る。 4. 健康維持と増進に努めて1.~3.を担保する。   2023年の結果 1.は 〇 。2.は 〇 。3.は △ 。4.は  〇 。 目標に挙げなかった 礼文島 での鮭鱒釣りが 穴釣り に化けてしまったのは、温暖化による海水の異常高温のせいだったので、残念無念としか言えません。 和歌山・新宮港で釣ったF4タチウオ  2024年の目標 1. タチウオ を必要十分に釣る。 2. マアジ を必要十分に効率よく釣る。 3. アオリイカ を自給の活き餌で必要十分に釣る。 4. キジハタ 釣りを習得する。 5. 健康維持と増進に努めて1.~4.を担保する。 北海道(利尻・礼文)の 鮭鱒釣り も計画したいのですが、内地の他の釣り物と時期が重なることと経済が許すかどうか、フェリー運賃総額約10万円がネックになるので、目標化は保留します。 旅釣りも数年の積み重ねによりターゲットが絞られつつあるので、深めることと楽しむことを目指したいと思います。 そのためにも、体力維持を目的とするウォーキングを続けます。これをサボったら旅釣りには行けないものと考えて。 さて、2024年はどんな魚たちに出会えるのか、楽しみです。良い年になりますように !! 関連記事 2023年の総括と2024年の目標 2022年の総括と2023年の目標 2021年の総括と2022年の課題 2020年の総括と2021年の課題 2019年の総括と2020年の課題 2018年の総括と2019年の課題 2017年の総括と2018年の目標

タチウオF4を和歌山・新宮港で釣る

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撮影 2023.11.26  19:58 タチウオは食味が良いことから、関西のショアを中心に狙う釣り人が多く、シーズン中はどこの釣り場も場所取りが熾烈です。その混雑を避けるには時期を遅らせるか、遠隔地に向かうのが常道です。 夜の静かな海に浮かぶ電気ウキを眺め、アタリが出たら駆け引きを楽しみ、フックオンさせる頭脳ゲーム的な釣趣を楽しむのは、込み合う釣り場ではなかなか難しいです。 さて、いつどこでタチウオを狙うのが正解なのか。ユーチューブや釣具店の情報などは、ネットに晒された途端に場所取り競争が起きるので、静かな釣りなどできるはずがありません。 そんなことから私は、あえて情報の無い場所に向かいます。もちろん、常識的な公知の事実や自らの経験は考慮しますが、計画段階から釣り(ゲーム)は始まっています。 ・ 夏 ~ 秋 ~冬 ・行くのが困難 ・水深が5m以上 ・過去に釣れた実績がある そんな時と場所に「釣れてないよー」のタイミングを狙って行くと、釣り場は静かで快適です。 自分も空振りの可能性は高いですが。 2022年は1尾のタチウオにも出会えなかったので、2023年は今年こその気持ちで臨みました。本来なら9、10月から竿を出しているべきだったのですが、他の釣りで 北海道 に居たり、 北陸 に行ったりしていたので、遅くなってしまいました。 タチウオ狙いの前に 越前でアジ釣り をして貧果、アオリ釣りはボウズ、転戦して三重県紀北町・引本漁港で鰺ボウズ、尾鷲市・尾鷲港でも鰺ボウズ。 歌山県・新宮港へは、多分タチウオには会えずに終わるのだろうという、ダメモト気分で向かいました。 行ってみると、釣り場の新宮港では日中は投げサビキのアジ釣りを中心に、その釣果の小アジの泳がせでヒラメ狙い、そして遠投カゴ釣りでヤイト(スマ)狙い等で、込み合わない程度に年金釣師達が時を過ごしていました。 そんなマッタリな釣り場で聞くと「タチウオ? ここ二月ほどは見ないし聞かないなー」で、夜になって電気ウキを点すのは、200m余の岸壁に0~3人だけでした。 17~20時の夜、3~6時の朝をそれぞれ1回として、ちょうど10回のタチウオ狙いの釣りをしました。途中の2回は紀宝町の鵜殿港で試みましたが、水深が浅い(5m以下?)ために根掛かりして無理でした。 新宮港では、主に現地調達した10cm前後の小アジを...

旅釣りは臨機応変に

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ワーム初体験 in 能登島大橋 初めて訪れる土地での旅釣りでは、いわゆる土地勘は一切ありません。想像力と総合力で臨むしかないので、不利で難しい釣りになります。 でもまた、その難しさが旅釣りの醍醐味でもあります。生活がかかっているわけではありませんが、人間力を問われているようなものですから。 今回は、荒天避難で来た能登半島内浦の海岸に閉じ込められた際のお話です。 登山で言うビバークのようなことは、 車中泊 の旅では珍しくありません。そんな時でも、周囲の観察や天候回復後の身の処し方は考えます。 2023.10.21 2日続きの雨の降り始め直前に見た50cmほどの浅海には、多い順に中小のチヌ(クロダイ)、鉛筆サヨリ、小メジナ、小アカエイが確認できました。 食べるための釣りの自分にとっては、あまり魅力を感じる魚達ではありませんが、狩猟本能には響きました。ヒトが見下ろしている姿が見えながらも、手ぶらの丸腰だと侮り悠々と泳ぐ様には、応える必要が有りはしないかと。 言葉を替えれば、暇な爺が魚を見てその気になっただけですが、ハハハ。 んー、どうしてくれようか。浅いがゆえの難しさに加えて、何をターゲットにするか? 底に這わせる パイプ天秤 のブッコミ釣りかな、イカ短冊を餌に。塩辛風味も生冷凍も用意しているので。 気になるのは、浅いこと。水深0.5〜1.0mでは、陽がある間はエサ釣りでは無理のように思いました。何しろ、陸から丸見えで泳いでいるのですが、見える魚は釣れないというのが定説ですから。 しからば、動きで誘うか、ルアーで。得意とは言い難いルアー釣りは、青物ジギングのナブラ打ちくらいしか実績がなく、苦手領域です。 でも、海を前にして試合放棄は情けない。さてさて、しばし熟考。何を狙うか定まらないなら、何でも釣れるとも言われる、ワームに決定。 DAISOで買って未使用の1.5gのジグヘッドに出所不明のワーム様の軟体物を挿して、雨の止み間に投げてみました。が、風が少しあったことと、 ロッド が硬いことが災いして、飛距離は10m程で、お話になりません。 1.5gは別世界のようです。エサ釣りで言うなら、0.4号錘を投げるのと同じですから、飛ばせるわけがありません。 雨に閉じ込められた車内でググること半日。結論が出たので、雨の中をDAISOと上州屋に行って買ってきました。ジグヘッドはカル...

車載冷凍庫の増設 Hijiru【HJR-STF65】

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釣り旅も長くなると、保存設備は冷蔵ではなく冷凍設備が望まれます。ゲームフィッシングではなく 食べる ための釣りでは、持ち帰って食べて楽しむところまでが"釣り"ですから、鮮度維持のための保存が大事です。 昨今は、釣った魚を美味しく食べることに革命的な進歩もあるようで、畜肉同様の"熟成"までもが考えられています。科学的な知見に基づくことであれば、取り入れたいものです。 ただし、素人はそれに掛ける手間や設備費用にも限りがあるのですから、遊漁者それぞれにはおのずと限界があります。知ったうえでの自分流、安全を前提にですが、それで良いのだと思います。 私の場合には、車中泊での中期長期の釣行が多いために冷凍することが多いので、神経締めまではせずに、活〆・放血・ヘッドレス・低温保蔵を基本にしています。食味の向上は常に課題ですが、ATP→IMPのピーク時に凍結する方向で勉強中です。 いずれにしても、"熟成"させるための恒温環境が得られるわけではない 自作キャンピングカー でできることは、衛生的な観点の低温環境実現が精一杯です。 従来から釣魚を、車載の  家庭用冷凍冷蔵庫 を使って低温保管していますが、冷凍スペースが30Lで、長期旅の自分用食材をも保管するには不十分なために、今回の増強となりました。 前開き扉では冷気が逃げるために温度変化が大きく、電力消費も大きいことから、縦形で上開きの物から選択。その中でも開閉時に扉が外に張り出さない、スライド式に落ち着きました。それが Hijiru【HJR-STF65】 です。 Hijiru【HJR-STF65】 の試運転結果 ダイアル設定と庫内温度 1  -8 ℃ 2  -12 3  -15 4  -18 5  -21  (-23~-17 / 雰囲気温度=27℃) 6  -23 7  -25 真夏の車内、雰囲気温度が30~39℃だったので、ダイヤル指示値と庫内温度の相関にブレがあり、上記は推定による補正の結果ゆえに、参考値です。 赤文字 は長期使用時の実用結果。 ・庫内底面温度も実測しましたが、1℃程度の差だったので、実用上問題にはならないと考えられます。 ・ダイヤル(温度)設定により自動でON・OFFする冷却器(コンプレッサー)が停止すると、あまり時間を置かずに...

アオリイカを越前漁港で釣る

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アオリイカの軟骨(フネ) アオリイカは寿命1年の短命(年魚)で、釣り期は秋と春(~初夏)です。まだ小さい秋には数が多く釣り易いので、子イカはビギナーにもヒットしますが、産卵期を迎えた春から初夏にかけての親イカは、数が少なくなっている上に警戒心が強くなっているので、難しい釣りになります。 それらのことは、福井県・越前漁港の釣り場におけるアオリイカにも当然ながらあてはまります。釣り方としては、秋にはエギング、浮き釣り、ヤエン等、どんな釣法でも釣れますが、冬を越した春は最も警戒心を刺激しにくいヤエン釣りが有利です。 ただし、ヤエン釣りでは定番の活き餌であるアジの入手が絶対条件となるので、買うならともかく、自前で釣るには、アオリイカとアジの来遊が、同地域で同時期に実現しないとヤエン釣りは成立しません。 例年の越前漁港では、春イカでは、アオリイカとアジの来遊が一致しにくく、買い餌に頼ることになるケースが多いようですが、2023年春は、一致することが多かったので、自給釣りアジでのアオリイカ釣りができました。 その自給活きアジでヤエン釣りができた一例を、シェアします。 2023年6月13日 朝 (雨)  日の出前後の30分間ほどで、全長13~18cmのマアジ12匹が投げサビキで釣れました。 自作 活かしバケツ   で活かすマアジ 昼 (曇)  海中に届きそうな近くの工事騒音があったので、それが止んだ16時半からヤエン釣りを始めました。当日未明に親イカ2回のアタリ有と、朝7時半頃に2杯揚がった場所でした。 夕マズメ (時折雨)  傍で間断なく続く耳障りな常連の会話に嫌気がさして移動した先は、地続きで最も実績の少ない場所でした。後に、若者集団が来て、釣りではなく花火を始めて騒ぐのに閉口しましたが、我慢。雨模様のために暗くなってきた日没後30分ほど経過した時でした。 活き餌のアジの動きであれば、普通は糸を出すまでにはならず、こんな感じで竿先が動く程度です。 それとは違い、ドラグが、ジッ、ジジッ、ジジッ、ジーッ、と断続的に鳴るので気になり、糸をつまんで少し引いてみました。餌の活きアジの反発の動きなら、たいていは ククッ ですが、この時は グイーーッ と力強かったので、アオリイカと推定しました。 竿を手持ちにし、リールのドラグを少し締めて巻くとジィーーーッと糸が出ました。これでアオ...

アオリイカ/ヤエン釣り 越前漁港での経験

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アオリイカ釣りは、どこでも人気沸騰中です。昔々その昔、伊豆半島最南端の南伊豆町で、たった1杯の春のアオリイカをいとも簡単に釣りあげた時代には、シーズンになっても岸壁には私一人でした。約40年前のことです。 陽が昇ってすっかり明るくなった頃、堤防から死んだ子サバを投げ込むと、親イカが浮いてきて触腕で挟む姿を間近に見て、何度も給餌して遊びました。 というのは半世紀近く前の話で、今やどこもここも釣り人だらけ。数年前に再開した釣りで、アオリイカにはずっと手付かずでしたが、2023春に再参入しました。 越前漁港 2023.05.14 場所は越前漁港の公園そば。浮き流し釣りからヤエンまで、色々試してみました。はじめ2日間位は、足元で釣った小メジナを浮きとフリーで泳がせてみましたが、これにはアタリ無し。当然、と言われそうですが。 その後6日間は現地で釣った10~15㎝のアジを餌に、やはり浮き流しからヤエンまでいろいろチャレンジしました。結局のところ、10日間ほどの滞在中にアオリイカのアタリは1回のみでした。 アオリイカにかじられたマアジ & ヤエン この時は、およそ3分待ったことは正しかったようで、アオリが離した時点でアジはかなり喰われていました。獲れなかった原因は、巻き寄せてくる際に、藻の中を抜け切らない内にヤエンを投入してしまい、イカまで届いていなかったようです。 1. 藻だらけの海でアジを自由に泳がせ、 2. いくつもの藻塊を通り抜けた先のアジをアオリに抱かせ、 3. 喰わせながら離されないように引き寄せて、 4. ヤエンを落として掛ける、  というのは至難のようです。 今回はアタリの多い近場の釣り人でも、バラシの話が多かったです。 秋は藻が少ないので、上手な人は連発で2桁の数釣りをする人もいますが、どうやら春の親イカは難しいようです。聞いた範囲で言うと、ここでは一人一日で0~2杯、でしょうか。 ただし、私自身の反省としては、人間の都合で アオリイカの回遊が多いとは言えない一ヶ所に居続けた ことと、体力を温存した結果、 実釣時間が短かった ことが、驚異的なアタリの少なさに現れたようです。 市販の仕掛け や オリジナルの仕掛け   もいろいろ試みましたが、なにしろイカがアジを抱いてくれないので、良いも悪いも見えないままでした。不具合の気付きはありましたから、...

車中泊する際の公共駐車場でのマナー

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富山県・海老江海浜公園駐車場 移動と居住を1台の車で実現できる車中泊は、自由度が高く魅力的ですが、居住環境としては住宅より劣るので、少しでも快適に気持ち良く過ごしたいものです。 そのためには、環境や雰囲気が大事です。そして、それを作るのも一人一人の利用者の行動です。 公共の場所を無料で使用する場合には、お互いにマナーを守ることで、トラブルなど起こさないように、気遣いましょう。 そのマナーの一例として (一社) 日本RV協会 が提唱するマナーを以下に転載するとともに、私の個人的な考えも付け加えます。 公共駐車場でのマナー厳守10ヵ条 1. 長期滞在を行わない 道の駅や高速道路のSA・PАなどは宿泊施設ではないので、そこにおける休息は、必要最小限の仮眠にとどめ、連泊・長期滞在を行なわないようにしましょう。また、キャンピングトレーラーを公共の駐車場に放置して、むやみにヘッドのみで遠出をするようなことは避けましょう。 2. キャンプ行為は行わない 道の駅やSA・PAなどでは、たとえ短時間の休息であっても、オーニングを広げたり、椅子・テーブル・バーナーなどを車外に持ち出して、キャンプ場のように利用することはやめましょう。また、周囲に配慮し特に早朝・夜間の大きな話し声や生活音に注意しましょう。 3. 許可なく公共の電源を使用しない 許可なく公共の電源にキャンピングカーを接続し、その電源を利用することはやめましょう。 4. ゴミの不当投棄はしない 旅行中や移動中に発生した生活ゴミは、ゴミ箱があっても投棄することはやめましょう。また食器などは使い捨てのモノは避け、基本的にゴミは持ち帰ることを心がけましょう。 5. トイレ処理は控える 公共駐車場では、カセットトイレやポータブルトイレの処理は控えましょう。 6. グレータンクの排水は行わない 生活排水用のグレータンクの処理も、その場で垂れ流したり、側溝に流したりしないように心がけましょう。また、施設に許可なく給水することはやめましょう。 7. 発電機の使用には注意を払う 公共駐車場における発電機の使用は、時と場合を充分に考慮し、他の利用客が休息している時や近所に民家があるような場所では、使用しないようにしましょう。 8. オフ会の待ち合わせは慎重に オフ会やクラブミーティングで公共駐車場に集合する場合は、他の利用客から駐車場を占拠し...