ヤエン釣りの活き餌をアイゴで
アオリイカ釣りのヤエン釣りは、アングラーの技術次第で釣果に大差が付きますが、泳がせ釣りの一種ですから、活き餌の要素も大きい釣りです。
ほとんどの人が"アジ"を活き餌に使いますが、私はその場の雑魚を使います。もちろん鰺が釣れるなら鰺を使いますから、鰺を避けているわけではありません。
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| アオリイカの釣り場で釣った アイゴ 左=食用 右=餌用 |
2024年の越前地方は、アオリイカシーズンの春も秋もアジ釣りにムラが大きいだけでなく、局地的にしか釣れなかったので、本格的に雑魚を餌にすることになりました。
この秋に本格的に始めた、この"雑魚餌使用のヤエン釣り"も3釣行終わったので、その結果をここに記録して公開します。記事化を考えていなかった1.2.回分はトータル結果のみです。
釣り場 福井県越前漁港内
1回目 2024.10.01～10.11
アジ釣りをあきらめて、アイゴ活き餌で浮き釣りを試したが苦戦して、後半にヤエン釣りに転換。
期間中のヤエン釣果 2 杯
2回目 2024.10.20～10.26
アイゴ活き餌でヤエン釣りに集中。
期間中のヤエン釣果 3 杯
3回目 2024.11.11～11.16
アイゴ活き餌のヤエン釣りに特化。
期間中のヤエン釣果 5 杯
11/11 朝 0/0 (釣果/抱き数)
夜 1/3
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| 胴長18㎝・390g 2024.11.11 19:07 |
11/12 朝 0/0
夜 0/1
11/13 朝 -/- 風で不能
夜 0/0
11/14 朝 1/1
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| 16㎝・280g 2024.11.14 06:21 |
夜 2/6
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| 21㎝・450g 2024.11.14 18:12 |
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| 18㎝・380g 2024.11.14 18:44 |
11/15 朝 1/2
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| 17㎝・310g 2024.11.15 04:14 |
夜 0/0
11/16 朝 0/1
釣行3回目のトータル捕獲率(釣果/抱き数)
5/14＝35.7%
一杯平均 胴長=18㎝ 360g
ヤエン釣り実釣の気づき
1. 十分に魚を食わせないと離す
走りが止まってから5分待っても、ほぼ頭を喰うところまでだった。もう少し喰わせるべきか。
2. アタリの出方はイロイロ
典型的な抱いて走るアタリがすべてではなく、居食いやフォール抱きなど、実に多彩であるため、気が抜けない。
3. 遠くに投入すると藻に絡む
投入位置が遠いほど藻や根に触る確率が上がるので、他の条件が許すなら、遠投しない。障害物に絡むと、ヤエンが届かず絶望的だから、常にラインが障害物に触っていない状態を意識的に維持する必要がある。
ヤエン釣り実釣の総括
常時2本の竿を出した実釣時間は、1回あたり平均3時間程度です。アタリと釣果の少なさは不満ですが、晩秋には仕方ないとも聞きます。それが活き餌の種類のせいだとするなら、個性として潜りたがる点がネックになっているのかと推察します。活き餌のアイゴがアオリイカの目に留まりさえすれば、アタックして来ないことは考えにくいです。
アイゴは生命力が強く、皮も硬いので、太い血管を避けて尾柄前の皮をすくうように針を掛ければ、頻繁に打ち返ししても長持ちします。
結果から見えることは自分の技術未熟ですが、同時にアイゴがアオリイカのヤエン釣りの活き餌として通用することが確認できたと考えます。
アイゴの活き餌は究極のローコスト釣りで、道具も究極の 安物 を使いましたが、こちらはトラブル発生で、安物買いの銭失い になってしまいました。
地球温暖化が海水温の上昇を招いた結果、南方系のアイゴが全国で増えているようです。磯焼けの原因として嫌われモンですが、食用 にもなる魚です。そのうえ釣りの活き餌にまで使えば、嫌う理由は無いですね。
追記 2024.11.30
アオリイカ 部分別重量と比率
冷凍して持ち帰ったアオリイカ7杯の調理の際に部分別の重量を計量したので、ここに記録しておきます。
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