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11月, 2018の投稿を表示しています

タケノコメバル宅を訪問 in 浜名湖-4日目

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なんとまぁ、飽きずに4連続で同じ場所で同じ釣りをしました。当分破れないレコードとレジェンドになりそうです。やはり近い場所は良いですね、お手軽で。ちょっと運動に、ですから。 4日連続同じような時刻に行ったのですが、下りの潮は日々早くなって、4日目の本日の結果はノーヒットノーランの完全試合でノーフィッシュでした。ただし、安っぽいTVや映画そこのけの迫真のドラマがありました。 何の気なしにスピナーをリトリーブして抜き揚げようとしていたら、1kg近いようなマダコが、私の足元の護岸下(水深1m未満)をヌーッと通ろうとしました。「おいチョット待て。人の目の前を横切るのにあいさつ無しは失礼じゃないかね、キミ。このスピナーにタッチしてから通りなさい。」そう言ってスピナーをマダコの鼻先に降ろしました。目の前でフーワフーワさせていたら。 グゥーッ。おっ、掛かった。いゃーー、悪いっすね、今日は良型のマダコですか。 近々来る予定の、タコ好きの長男に御馳走できます。潜られたら厄介この上ない相手と聞いているので、満身の力でゴーッと揚げたら、う~~~と水面に上がって来て、タコの足が1本水面に現れました。やったね。 でもクネクネと動くべき足がダラーッとしています。まさかショック死するほど繊細な奴じゃあるまいに。潜られてはならじと、気を許すことなく曲がった竿をキープしながら見ると。んっ、ロープか。 瞬時のことですが、腐れロープを持ち上げたために起きた泥濁りの脇を、スィーーーッと。「なにやっとんねん、アホが。ワシ関係あらへんでー」とタコは泳ぎ去りました。 残された私とロープの格闘はその後も続き、ガッチリロープに嵌ってしまったトレブルフックを外す術を持たない私は、1.0号PEラインのノットから先を失うことを代償に、トラブルから開放されました。釣れないだけならまだしも、実績ある貴重なスピナーを一つ失ってしまいました。 この日の収穫は、ここに大きなマダコが通ることを知ったこと、のみ。 今日までの4連続延べ6時間ほどの間に見た30cm以上程度の魚介類(小魚を除く)は、私が釣り上げたマルタとタケノコメバル以外には、クロダイ(キビレ?)、メジナ、マダコ、アカエイでした。この時期になると透明度も上がって、さほど汚い海でもないように見え、魚もまんざら居ない訳ではないようです。ち

タケノコメバル宅を訪問 in 浜名湖-3日目

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今日も3連続で同じ場所で同じ釣りをしました。私にとっては、とっても珍しい出来事です。で、本日はと言うと、潮が下っていて風も強め。ごく軽いルアーを操るのは、天候次第でなかなか難しいことを学びました。 前日までご在宅だったタケノコメバル御一家様は、オチビさん1尾だけを留守番に残してお出かけだったようです。パパとママの帰りを待って2時間もの間、スピナー、スプーン、クランクベイト等でお誘いしたのですが、お帰りになりませんでした。 おチビさんは手中にしたのですが、略取誘拐の上で殺すと罪が重いので、開放して御終いにしました。結果、ノーフィッシュ。

タケノコメバルをスピナーで釣る in 浜名湖

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昨日タケノコメバルを釣ったものの、未だ味を見ていません。ググッテみると、不味いとは言われず、絶品とも言われず、まぁソコソコの味なんでしょう。 ということは、もっと釣っても大丈夫ということで、食べるより先に、今日も前期高齢者のお爺さんは海(浜名湖)に釣りに行きましたとさ。 すぐにでも雨が降り出しそうな曇り空だったので、現地入りした16時頃には、既に海中の見通しが怪しくなっていました。既に夕マヅメ、なのかな。で、風は西から5m位で、潮はわずかに下げている程度でした。 さっそく昨日の30円のスピナーで、ではなく、アマゾンから本日メール便で届いた ルアー を試します。アマゾン発送の送料込みで660円なので、1個あたりは72円です。これは、釣りをしない人から見れば、子供の玩具かキーホルダーですよ。 暗くなってきていて、しかも風で水面が波立って、海中が見通しにくいので、いきなり根掛かりしそう。恐る恐る数回投げてはみたものの、コントロールするまでに至らずに中止しました。 選手交代で、実績あるスピナーの登場です。昨日のスピナー現物は針外しの際にトリプルフックを曲げてしまって入院中なので、一卵性双生児の兄弟を投入です。風と波で操り難くかったのですが、場所もタックルも初めてでないことは大いに有利で、なんとかコントロールできました。 何投目だったか。根掛かりを避けながら、捨石の上を引いてきて、はいっ回収、という瞬間、グッ。あーあ、地球を掛けちゃったわ。そう思った時、グゥーッ、と動きました。重いけれども動くのですから、魚です。 下は捨石ですから、潜られたらまず揚がらないでしょう。無理矢理寄せるしかありません。なんとか水面上に口を出して空気を吸わせて、さぁー起重機始動。ウイーン・・。水面上に持ち上げるのがやっとです。 サーフなら波に乗せてズリ揚げることができますが、ここはほぼ垂直な護岸の上です。護岸上までの高低差は4m。折れたら泣きます。ロッドの修理費が頭をかすめ、脳内で手回し計算機が音を立てます。 エイやボラならラインを切るという選択肢もありますが、タケノコメバルを捨てるというのは、ちょっと。そんな考えは瞬時に通り過ぎて、ゆっくり、そーっとバットに載せてランディング。ほっ。 それほどの重量だったのかどうか、帰ってから計ることにして、

浜名湖でスピナーを投げたら

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この日も近くの海で運動をするために、自転車をこぎ始めました。少し走っているうちに、予報では4m/sの西風が、私の体感では5m/sを観測したのでUターンして舞い戻りました。計画していた遠州のサーフは砂が細かくて、風速が5m/sを超えると飛砂が始まります。よってNG。 さて、どうしよう。暖かくて風が弱いのだから、どこかへ行って竿を振り回さなければイケナイのです、私の健康のために。 先日の フローティングミノー をまた投げたいのですが、今朝塗ったウレタンが未だ乾いていません。たぶん海水に浸ければ、ベタつくことはないのでしょうが、溶剤が水中に溶け出したら魚が避けそうに思うので、駄目でしょう。 いゃー、困ったなー。浜名湖内の釣りはほとんどやっていないので、何をすればいいのやら。餌釣りの仕度を今から始めるのもなぁー。こういう場当たりの釣りにはルアーだな、やっぱり。 ということで、手持ちの道具の中から、小さなスプーンとスピナーを取り出してはみたものの、これで何か釣れるのかなー。もちろん私に釣れないのはごく当然で仕方のないことですが、誰にも釣れない釣具を使うのはさすがに望みません。 ちょちょっとググッてみたら、スピナーには海=ソルトウォーターでも実績があるような記事が出てきたので、サマリーだけ読んで中身はパス。何しろ陽が傾いてきているので、早速の出発です。 急行する現場は、って殺人ではなく殺魚現場ですが、浜名湖内某所。報道陣には伏せてあるので、ここには書けません。ではなく、私の自宅から徒歩圏内で竿が出せ、流れが速いので定員1名限定の場所ということで、公開はできません。 歩いても行けるのですが、人の性というやつで楽をします。自転車で数分コギコギして到着。数日前に来たばかりの場所ですから勝手は百も承知。釣り場に入って仕度をして、はやる心を抑えずに、まずはスプーンで第1投。 底からアサリの貝殻ヲ拾ってきたスプーン ソルトウォーターでスプーンが使えるのは当然で、私にもささやかな実績が 2017年の北海道 に残っています。いゃー、また行きたいなー。道内の人には馬鹿にされた釣果でも、 アメマス釣り は私には極上の記憶です。 潮がほとんど止まった海 (近隣の人は浜名湖のことを海というようです) に投げます。さすがに8g=108円のダイソーのスプーン

竿掛け三脚に着脱式ロッドホルダーを自作-追記

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以前に 着脱式ロッドホルダー自作 を記事にしましたが、改良したので、ここに記しておきます。 竿の受け方を、ごく普通にリールの後ろで受ける専用に変更しました。3mm径のステンレス線材の曲げとセットを変えただけです。これが最終形です。これ以上の改良はしません。 なぜ改良の余地無しと決め付けるのかと言うと、肝心のベースである市販品の三脚が強度的に不十分で、自作部分のみをこれ以上改良(強度アップ等)する意味が無いと思うからです。 自作の木製ホルダー部分を三脚にセットして竿を掛け、竿先に荷重を加えるとテコの原理が働いて、三脚の開脚部分のヒンジとそれに関係するプラスチック部品(下の写真の黒い部分)に前傾の大きな力がかかります。 着脱式ロッドホルダー 装着 着脱式ロッドホルダー  脱離 (反転写真) 三脚を安定させるための水入りバケツの錘を吊るしておいても、大魚が掛かったらという以前に、遠投カゴ釣りで使う[遠投磯竿4号5.4m+5000番スピニングリール]のようなヘビーなタックルでは、セットすることだけで精一杯になってしまいます。 てこの原理で働く力を抑えるために、ロッドとリールも対象魚も軽くすれば使用は可能です。つまるところ、本記事の [竿掛け三脚に着脱式ロッドホルダー] は主に小物釣り用ですね。 ただし私は、3.0mの軽量投げ竿と3000番のリールを使い、岸壁際でリールのドラッグをほぼフリーにセットして泳がせ釣りをすることで、中大物釣りにも使用します。 これなら魚の泳力を受けるのは、竿を手にとってドラグを締めた後ですから、竿受けに過大な力がかかることはありません。万一放置すれば、ラインがフリーで出て行くだけですから、道糸が全部出終わるまではロッドホルダーに加わる力はわずかで、問題ありません。ドラグを緩め忘れると悲惨なので、その対策は必要ですが。 ちなみに 市販の釣り用三脚 にもいろいろありますが、価格も考慮しながら見ると、評価もまちまちで一長一短のようです。 機能的な理想を追求すると、海浜での錆びに強いSUS312Lを初めとするステンレスを素材に使用し、頑丈に作った結果の重い物。これならば、安定性があってかなり過酷な使用に耐えられるのだと思います。 そういうのをメーカーさんが作ってくれた

餌釣りマンがフローティングミノーを投げてみる

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以前に100円ショップで目にしたミノーモンスターとやらを衝動買いして、道具置き場にしまい込んでありました。本日ジグの泳ぎを確認したくて出かける際に、ついでにこのミノーを持参しました。 ルアーは種類が多くて、正直いうと面倒なのです。釣具屋さんで売られている物は高価で買う気にならないので、ほとんどが100円ショップの物です。ジグの100円でも安い(相対評価)とは思いますが、このミノーモンスターとやらは、へぇー、これ100円でいいんですか(絶対評価)、と思いました。 これって、内部に可動式の錘が仕込んであるんですね。ということは出鱈目に作ると泳がないですね。ふーむ、なかなかの代物だと思います。塗装も見た目はきれいです。フローティングなら毎回底を取るジグのような使い方はしないので、1回で剥げてしまうということも無いはずですし。 で、実際に使って見ました。0.5m/秒位の潮が流れている浜名湖内でキャストーっ。 12gで11cmもあるボディーですから、飛ぶわけ無いですね。ジグとスプーンしか使ったことがないので、金属以外のルアーは初めてです。 投げ方が悪いのか、錘の重心移動が機能していないのか、飛行姿勢が安定しません。1、2度は回転せずに飛んだことがあったので、やはりキャストテクかな。 流れに乗せて遠くに運び、糸ふけを取ってからゆっくり巻いてくると、潜りつつクネクネ泳いでいるのが手に伝わってきます。上手に泳ぐもんですねー。もしかしたらマダカ(スズキ)が釣れるかも。淡い期待から、つい本気になって2時間近くも海と戯れてしまいました。 結果ぁー?? 言うまでもなくいつもどおり。ノーフィッシュ。はい、今日も良い運動ができました。オシマイ。 それにしても108円のミノーモンスターで何か釣れそうな気がして来ました。問題は、飛ばないこと。30mがやっとかなぁー。これじゃサーフでは使えんなー。沖への払い出しの流れでもあればいいんだけど・・。悩んでみます。

豊橋市西七根町谷合/愛知県愛知県渥美半島の釣り場

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愛知県の渥美半島の外海側はほとんどが砂浜です。 ♪ 名も知らぬ 遠き島より ♪ と歌われた『椰子の実』の舞台となった伊良湖岬に続く美しい砂浜は、今も変わりません。 西を望む 中央が伊良湖岬 表浜と呼ばれる一帯のサーフとの区別が有るのか無いのか、他所と同様に釣り人が居るのですから、大差ないようです。このサーフにはシーズンにはヒラメ、マゴチ、マダカ(スズキ)狙いの大勢のルアーマンに混じってキス狙いの釣り人も訪れます。 東を望む 国道42号線から下ってくる道は、急傾斜があるので徐行しましょう。下りきった所から東方向へは道が続いて通行可能ですが、西方向へは400m程先にゲートが設けられていて、その先へは車が入れません。東西いずれも未舗装の凸凹道で、雨上がりでなくても水溜りの横断があります。 左の車の手前にゲートあり トイレをはじめとする設備は何もありません。

豊橋市西七根町谷合海岸で釣りの練習?

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しばらく魚らしい魚の顔を拝んでいないので、そろそろ。そう思って行った先は3日前のサーフの東隣の 豊橋市西七根町谷合 です。14時過ぎに着いた時には微風で穏やかな海だったせいか、キス狙いの姿が少なからず見えました。キスは旨い魚ですから私も釣りたいのですが、虫餌アレルギーで指の皮がむけてしまうのです。だからその他の釣りということで、とりあえずジグを投げました。 いつもは中(大)物に備えてロッドは ソルティーアドバンス(M) を使っているのですが、この日も鳥は見えず、どうせ大物なんて来るわけないんだから楽をしようと、70g軽い クロスビート(M) を使うことにしました。小継で仕舞い寸法が短いのがウリのちょっと特殊なロッドです。私はルアーロッドはこの2本しかもっていません。 久しぶりというか、クロスビートはほとんど使っていないので慣れていません。ほぼいつも28gのジグしか使わないので、クロスビートの方がマッチするのですが、何となくの安心感と2本継ぎのセットの楽さでソルティーアドバンスを優先してしまいます。クロスビート965は振り出しの5本継ぎですから、どうしてもセットが面倒に感じるのです。 で、久しぶりに使ったクロスビートは、ジグを2個、無限軌道に放出してくれました。ロッドの柔らかさに対応できずに、ガイドにラインが絡んだようです。んー、投げ方を変えなきゃいけないんですかー。バックスイングのタメ方が問題のようです。 せっかくチューニングに手間を掛けたばかりのジグのロストは、元が108円のハゲハゲでも手間が掛かっているので痛いです。クロスビートのキャスト練習はまた今度、ということでソルティーアドバンスに替えて、投げて巻き・・・・・。 前の海はほとんどが浅いことが見て取れますが、その狭間で波の立たない場所を選んだのですが、それでも浅い。 前回の高塚海岸 よりはいくらかマシのように感じるものの、やはり着水から着底までテンションフォールで3秒位。 1時間も投げると飽きるのは私だけかどうか。無駄なことが嫌いな私には当然のことですが、そこに魚が居ないとしたら、まったくの無駄な作業です。 ちょっと気分を変えてと、ブッコミ釣りの新しい自作仕掛けを試してみました。オモリを付けて50m位投げると、着底が分からないうちに、右(西)へ流されます

福田漁港/静岡県磐田市の釣り場

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静岡県内の遠州灘(御前崎から西のサーフ)で唯一外海に開けた港が、この福田漁港です。 今切口から浜名湖内に入ると舞阪と新居には漁港が有りますが、これは浜名湖内なので、別物と考えます。 福田漁港内釣り場は自動車横付け可能 歴史を紐解いたことはありませんが、福田漁港はおそらく古くから大田川河口に小規模で在ったものが、近年拡張されたのではないかと推察します。今は主に遠州灘で漁獲されるシラスに加えて、トラフグも揚がるようです。 漁港内に太田川の流れ込みはありませんが、前川という小河川が流れ込みます。それも一般人が釣りのできる海域への直接の流入はありません。 かなり広い漁港内ですが、釣りを許されているのはそのごく一部の奥まった場所で、駐車場の前の南向き岸壁と、そこから伸びる突堤の南側だけです。 水揚げ施設のある西側は釣り禁止 堤防で二重に囲われた港内の奥まで外洋性の大型魚が入ることはほとんど無いようですから、アジ、イワシ、コノシロ、ハゼ、シロギス等の小物釣り場と思っていればいいのではないでしょうか。 ただし私の 実見 (2018.11.15) では、たまたま40cm位のクロダイが揚がっていましたから、まったく小物に限るということもないようです。 利用者はほとんどが地元の浜松ナンバーの車で、クロダイ狙いの常連に、週末はファミリーフィッシングという雰囲気です。そぐそばにあって食事もできる「渚の交流館」というのも、観光客には便利なようです。 トイレは駐車場内に独立して在ります。

豊橋市高塚町名繰/愛知県渥美半島の釣り場

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渥美半島の表浜と呼ばれる太平洋側は砂浜が延々と続き、このサーフにはシーズンにはヒラメ、マゴチ、マダカ(スズキ)狙いの大勢のルアーマンに混じってキス狙いの釣り人も訪れます。 北側の後背が海岸段丘になっているので北風はかなり避けられますが、冬に多い北西の風に強いとは言えないのが残念です。 ここは東西に続く海岸道路が崩落で通行できないために、国道42号線から直接南下して出入りすることになります。一車線の狭い坂道ですが、慎重に走れば特に問題は無いでしょう。 駐車スペースは余裕がありますが、海岸道路の道路駐車ができないので、GWをはじめとする集中日には駐車不能になるかもしれません。ここはサーフィンスポットでもあるので、譲り合いが必要です。 西よりの漁船置き場の陸側にトイレが有りますが、水洗ではないようで、使用の可否も未確認です。その他の施設は皆無です。

高塚海岸/愛知県 でフラットフィッシュを狙う

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久しぶりに訪れようとしたのは実は近くの別の海岸だったのですが、間違えてここ 高塚海岸 に下ってしまいました。釣り人とサーファーの車がずらりと並んだ様子にちょっと引けたのですが、15時ということでぼつぼつ帰る車もあったので、一応は駐車して様子を見ました。 小さな河川の流れ込みがあって、その左側は海面から一段高くなっていて、ウェーダーではない長靴の私には好ましい釣り座になっています。 あれっ、ここは違うなー、と気付いたのはこの時です。そう、以前に一度ここでジグを投げたよな。ということは目的地とは違うじゃないの。 事前にGoogleの航空写真で見ていったのですが、それでも間違えるくらい、ここら辺の釣り場は良く似ています。もっともピンポイントの相違を熟知しているベテランなら、こんなお粗末な間違いはありえないかもしれませんが。私は元々ブッコミ釣りをしようとしていたくらいですから。 少し考えて、いまさら移動も面倒だし、皆さんがヒラメやマゴチを狙っているのなら私も、とジグを投げて運動することにしました。投げてみると、こんなに浅かったっけ、ここは。着水から着底までテンションフォールで3秒前後か?。350m位の沖に横一列の漁礁or消波ブロックが入っていて、岸よりには砂が堆積しているのかもしれません。 これよりもっと浅いところでも釣る人は釣るのでしょうが・・。私にはあまり釣れる気がしません。右も左も黙々と投げているので、つられて投げ続けました。でも、時折立つ波頭に小魚が透けて見えるので、ベイトが居ない訳ではないので、その内に何事かが起きるかも。 たしかに何事かは起きました。隣のお兄さんのロッドが、バットを残してトップが飛んでいきました。初めて見ました。次いで私のラインがエアーノットを結んでくれました。久しぶりで大きなコブになっていましたが、あせらずに対処したら、割合と難なく解けてラッキーでした。というお粗末な出来事はあったものの。 右も左も見える限りの海岸には大勢のルアーマン、そして海面にはサーファーが見えます。素敵な海です、釣れないけど。2時間ほど投げて右も左も無人になるまで頑張ってみましたが、私を含む5人のロッドは公平に、この間ついに一度も曲がることがありませんでした。 私のノーフィッシュの結果はいつまで続くのでしょうか。あわよくばイ

アイゴの味/福田漁港での釣果

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何が釣れるのかなー、と行ってみたら、これしか居なかったので、釣ってきた物です。釣獲後すぐに足で踏んづけて、頭の後ろをハサミでパッチンと切って即殺。海水バケツに放り込んで血抜きし、1時間後に背びれと腹びれをハサミでじょきじょきと切り落としてからヘッドレスにしました。ペットボトル氷のクーラーに入れて持ち帰り、そのままほったらかしで、翌日の夕刻に内外の掃除をして整形して揚げました。およそ24時間後に食べたことになります。 片栗粉をまぶし付けて揚げる前に、酒と塩コショウで下味を付けておいたので、なにも味を付けずに口に入れました。 魚の味が脂にマスクされ、そして香ばしい風味とともに口中に広がり美味です。わずかに感じる磯の香のような匂いも、揚げ物特有の香ばしさと一緒になって、ほど良い感じです。肝心の身質と味は、ホロリと柔らかな白身に旨味があって、こんな小さくても一人前の旨さがあるのに、ちょっとビックリでした。 これはSサイズですが、過去にはMもLも食べたことがあります。他の料理もそれなりの調理でそこそこ美味しく食べられるので、捨てるのはもったいないです。食わず嫌いで選り好みするのは無知蒙昧の表れですから、食べる釣り人としては如何なものでしょうか。 もっとも西の人は食べるのが当然のようですから、上の言葉は東の人に向けたものです。なお、怪我のないように、背鰭と腹鰭は切り落としてから調理することだけはお忘れなきよう。いきなり触って痛い思いをされませんように。 ちょっとググッテみたら、アイゴの腹ワタだけの料理が紹介されていて驚きました。アイゴの腹ワタですから、臭いはかなり強烈でしょう。たしかに腹腔内脂肪が多いので、これも食べ慣れれば美味になるのですねー。んー、勇気が要るなー、考えておきます。 今回のような小形の魚は当日食べる方が美味しい場合もありますが、きちんと適切な処理・管理がされていれば、翌日くらいがベストだと、私は思います。もちろん、シラスのような仔魚レベルの物は獲れたてが旨いですが。 小魚の定番料理のカラ揚げは、どんな魚でも美味しく食べられる料理ですが、高めの温度で短めの揚げ時間が、カラッと美味しく作るコツです。この逆をやってしまうと、ベッチョリと油っぽくなります。 追記 2019.10.05 2019.10.02 撮影

表浜/愛知県 では何が釣れるか

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行って見なければ分からないのが釣りです。そして、釣りには昨日と明日はあるけれども今日は無い、とも言われます。だから行ってみるしかありません。 およそ1年ぶりにこの表浜でジグを投げようと思ったきっかけは、この1年で少しは技術が上がったかどうかの確認です。私にしては珍しい2日連続の地元での釣りでした。 15時半頃に現場に入り投げ始めてみると、やはりここは難しい。 西の微風で東にふけるラインに対して、東から西に向かって流れる強烈な潮流。それに加えてラインを叩く波。しかもとても浅い水深の中でのレンジキープは至難です、私には。 着底が確認できるのは、10回に1回程度です。それも、だったかな、です。ジグのコントロールなんて、ほとんどできません。おまけに飛距離の乏しい(70m位)私の着水位置は、かけ上がりの向こうには向こうでも、いくらも余裕が無く、すぐに浅場に来てしまいます。 投入が真正面の0度とすると、リトリーブの最後に回収するのは右斜め60度からになってしまうのですから、まるで今切口(浜名湖の出入口)の激流です。これでは釣りになっていないでしょう。 もし仮に釣れたとしても、まぐれ当たり、という気がしてしまいます。小学生がリール付きのルアーロッドもどきを振り回して、どこに飛んでいくか分からないルアーを投げて遊んでいるのと大差ありません。 私は過去にこのすぐ傍で、2時間位の間にヒラメ1枚+マゴチ2本を揚げた経験もありますが、あれはいったい何だったのか、ですね。まぁ、この日もし仮に私のジグがフィッシュイーターの目の前を横切っていれば、バイトはあったかもしれません。 そういう意味では、今日は条件が悪くて釣れなかった、と単純に考えても間違いではないでしょう。でもねぇー、コントロール不能というのはイタダケません。ここでは、この日の3m程度の微風で波高1.5mは好条件と言っても過言ではないのですから。 まっ、いつまでたっても、ルアーフィッシングでは初心者から抜け出せない未熟者ということです。 日没頃に、海岸から120m程のところで小さなナブラが立ち、15分間ほど興奮させてくれました。ジグに付けていたタコベイトを外して身軽にし、28gのジグを必死で振り切って投げるも届かず。 あと30m飛距離があればなぁー。私の体力、資力、努力を全て注入すれば

福田港/静岡県 で釣れた魚

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御前崎以西の遠州灘で唯一つの福田港へは、以前に一度足を運んだことがありますが、釣りをするのは初めてです。さて、秋のこの日に何が釣れるのか釣れないのか。 15時過ぎに着いて、見歩いた際には突堤から水揚げ場方向に投げて小形(15cmあるかな)のキスも少し上がっていましたが、その他の場所も含めてあまり活気は感じられず、風が弱くて陽の優しい穏やかな釣り日和?でした。 この日の私の目標は2つ。何か小魚を釣って泳がせ釣りをすること。もう一つは水中集魚灯の使用で何かを釣ることでした。 まずは小魚です。釣りを始めたのは15時半頃。とりあえず岸壁沿いをのぞき込むと、何か魚が居るようでした。アミの塩辛を少し撒くと、待っていたかのごとくに、ワーッと寄って来ました。バリ、は私の呼称。標準和名はアイゴです。 おいおい、君は泳がせ釣りの活き餌の資格はないでしょう。生きた魚に針を掛けるんだから、手で持つことになるんだよ、君達をね。で、君達は毒を仕込んだ棘(とげ)を持っているから、素手で触るなんて絶対不可能なの。せめて刺刺しくても、毒の無い小メジナ君ならまだしも、君やゴンズイ君は駄目なの。 多分、コマセを撒いても撒いてもアイゴしか寄らないだろう。そう判断して瞬時に割り切り、本日はアイゴデー、ということに決定しました。何の愛護が知らないけれど。 活き餌釣りの場合には、釣った小魚を弱らせないために、針が外し易いように、針の返しを潰しておきます。この反面、付け餌が外れ易くなってしまいます。 そのせいで、アイゴが小憎らしく付け餌の米粒大のイカ塩辛だけを置き引きしていきます。ウキに頼っていると、ピクピクだけで既に餌は無い、ということが続きました。何でも喰う貪食のわりに、針はずしが上手な魚であることを知りました。 大物には無縁な小物釣りのプロを自認する私としては許せるわけが無く、いろいろ対策して小物相手の真剣勝負の結果、陽が暮れるまでには14尾のアイゴが首根っこをハサミで切られてバケツに納まっていました。 こんな物でも、暗くなる直前の夕まづめには、警戒を解いたように、見境無く針付き餌に喰らい付いて来ましたから、やはりマズメなんですね。この頃に、10m程東よりの隣でクロダイの40cm位の良形が上がっていました。 ただし、私には他の魚は一切見えず釣れ

ルアーに装着するフックの蓄光塗装の効果

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富山新港の朝焼け/立山連峰 ルアーはとても種類が多く、その選択やチューニングにアングラーは知恵を絞り手間もお金も掛けているようです。ただ、私のようなプアな釣り人に限らず、補修や改造を自作で行う人も少なくないようです。 ダイソーの108円のジグなどが典型ですが、買ったまま普通に使ったら、1回の釣行で塗装は剥げてしまっても不思議はありません。それをポイポイ捨てていると、チリも積もって結構な出費になってしまいますから、再塗装したり、予防のための強化をするわけです。 というのはまたの機会にして、今回はフックのグロー塗料による塗装です。フックの装飾は誰しも考えるところですが、釣針への塗装はあまりやられていないようです。市販のグロー系のルアーでも、針まで蓄光というのは見かけないように思います。 先日の 北陸釣行 (11/9)で、こんな経験をしました。 シロサバフグが、ジグのテールのトリプルフックを丸ごと食べてしまったんです。くわえ込んだ、と言ってもいいのですが。これを見て、蓄光塗装の効果が現れたのか、と思ったわけです。 状況は、雨が降り出す直前の薄暗い日の出頃に、濁った港内の水深10m以上はある底付近でのヒットでした。おそらく底付近は未だかなり暗かったと推察します。上げる度にジグとフックに 紫外線照射 していたので、魚はその蓄光による発光を視認していたはずです。 左のフックが同型の物 暗闇のような海底で、わずかな反射光が頼りのバイトで、こんなに見事にフック全体を口に入れられるでしょうか。ジグ本体へのバイトでなく、フックそのものへの捕食行動だったのですから、フックの中心である軸部分の発光を目指して喰いつき、3本錨のトリプルフックがきれいに口中に納まった、そう考えるのが妥当でしょう。 このジグには同じ時間帯にサゴシのバイトも有りましたが、こちらはジグ本体の中心を挟んでくわえる形のバイトだったので、歯型が付いただけでヒットしませんでした。寄せる意味では、蓄光塗装の効果はあったのかもしれませんが・・。 メタルジグ・エイトロックスナップ・ナイロンハリス・トリプルフック 魚によってバイト位置が違うのでしょうが、今回のシロサバフグのようなバイトをする魚が他にもあれば、このテールフックへの蓄光塗装の効果が現れる可能性は

シロサバフグの味/富山新港での釣果

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今回の魚は21cmで201gという、シロサバフグとしては普通のサイズですから、味ができていないということもないはずで、試食には問題ありません。 釣り上げた直後に雨が降ってきて釣り場では何もできずに、ビニール袋に入れて車まで運んで、そのままクーラーの水氷に浸けて持ち帰りました。そのまま冷蔵庫に移して静置し、釣獲36時間後にフィレにして下味(酒+塩)に浸け、60時間後に蒸して食しました。 酒蒸 見た目では特に褒めるところはなく、さっそく一口含みます。ホロッと崩れる柔らかさが良いですね。かなり肉汁が出て締まっているように見えていたので、意外でした。 舌に広がる味は、そう、弱いながらもカツオのような旨みを感じますから、イノシン酸が多いように思います。うん、旨いです。繊細な旨さです。飛び出す特徴も無いかわりに嫌味も無い淡白な白身は、おそらく関西系の美味でしょう。 そう言わずとも、フグの一夜干しを初めとするフグの加工品の原材料は国内産ならほとんどがこのシロサバフグのはずです。食べつければクセになるのかもしれません。 産地ではスーパーで普通に、カワハギやウマヅラハギと同様に剥き身で売られています。特に安くはないので、これも嗜好品的なファンがいらっしゃるのかもしれません。 私が以前に仕事で大量に仕入れて加工していた際には捨てていた肝を、今回初めて食べてみました。昔は簡単に情報が得られなかったので、君子危うきに近寄らずだったのです。まぁ、ここまで生きれば、後は長くても短くても、誰にも迷惑は掛からないので、自由ですから。 恐る恐る口にすると、トロリふわぁーの美味でした。旨いですねー。 カワハギの肝にはクセが感じられませんが、このシロサバフグの肝には僅かなクセを感じますが、違和感というほどではありません。切った際に肝臓内部の太い血管から血液が流れ出しましたので、即殺・血抜きしなかったせいかもしれません。

2018年11月 富山湾&能登半島で釣れた魚は

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能登半島と富山新港で釣った魚たち クロダイ、コショウダイ、メジナ、マアジ、キューセン、サヨリ、シロサバフグ、クサフグ 秋の釣りシーズン最盛期?に日本海で竿を出せば釣れて当然。 そんな甘ーい想定を元に向かった結果は・・。 2018.11.03(土) 祝日 浜名湖岸から日本海を目指して 紅葉の街道は、紅葉の盛りを迎えていました。緑一色の山も目に優しくて良いものですが、やはりにぎやかな彩の秋は華やかなベストシーズンでしょう。 御母衣湖畔 能登半島まで下道を一日で走るのはしんどいので、途中の山間の温泉宿で一泊、といきたいところですが、懐中不如意につき、 立ち寄り温泉 だけ味わってから、近くの公有地と思しき空き地で車中泊。静かが一番ですね、車中泊は。未だ寒くもなくグッスリ熟睡できました。 2018.11.04(日) 能登の釣り場を開拓/七尾港第1埠頭岸壁 未明から起き出して街に出て、24時間スーパーで少しの買物と無料の氷を貰って釣りの準備完了です。 この日は釣り場の開拓、と言っても、未開の釣り場が能登半島にあるわけではなく、私が行ったことがない釣り場というだけのことです。横着釣師を自認してはばからない私の望む、車横付けで水深があり、フィッシュイーターが狙える場所。そんな都合の良い場所がどこにでもはありません。 Google Mapと釣り場の本2冊「 能登内浦の釣り 」「 能登外浦の釣り 」を見比べながら探して、今回まず初めに向かった先は能登半島内浦の七尾南湾の七尾港岸壁です。日本海とは小口瀬戸を通じてつながっていますが、外海から見ればかなり奥まった位置ともいえるでしょうから、果たしてどんなもんでしょうか。 日曜日だったこともあり、釣り人の姿も見えましたが、埠頭の先端付近にはごくわずかでしたから、釣り人口が少ないのか、はたまた釣れていないのか。いずれにしても、あまり活気が感じられないのが、ん?。 気持ち一つで竿は出せましたが、この日は下見に徹して移動しました。向かった先は初めて足を踏み入れる能登島でしたが、あまり期待せずに見歩きました。島の地形から見て、周囲の海岸の水深が深いようには感じられなかったので。 能登島二穴町 空中写真で見ると、つい行ってみたくなりますが、現地に立って見て