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PEライン高切れの原因と対策

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釣りで使うPEラインは、ナイロン素材のラインより強度が高いために、細い糸で遠投が可能です。ただし弱点もあり、傷に弱く切れやすいことです。 糸切れを防ぐために、フロロやナイロン素材のラインをリーダーとして先端に組み込むことが多いのですが、それは根ズレや魚に触れて切れることに対しては効果があります。 それでも、キャストと同時に高切れしてルアーや仕掛けが回収不能になることもあります。 長時間(期間)使用による摩耗でラインが劣化している場合には交換するのが当然ですが、酷使したわけでもないのに切れた、そんな場合に疑うべきは・・。 ラインブレイクの原因の多くは、ロッドガイドにあります。ガイド形状によるラインの巻き付きも原因になりますが、多くはガイド(リング)のキズに触れることで切れます。 そのキズの原因には色々あります。ラインが高速で放出される際の摩擦でガイドリングが削れることもありますが、スイベルやシンカーなどが当たって傷付くこともあります。 HIBIKI CASTING GAME-DX LIGHT 20-330  2番ガイド  上から HIBIKI CASTING GAME-DX LIGHT 20-330  2番ガイド  下から 内径4mm程のガイドリングにこのような小傷があると、PEラインはあっけなく切れます。実際にこの傷部分にPEラインを触らせて動かしてみたら、あっけなく切れました。 ただ、釣り場で高切れ発生前に小傷に気付くのはほぼ無理でしょう。トラブルが起きて原因を追究して初めて分かることですね。 そもそも、 安竿でPEラインを使うのが間違っている 、という考え方があることは重々分かっています。ガイドがSiCガイド (シリコンカーバイド製リング) ではなくハードガイド (アルミナオキサイド製リング) だから起きるトラブルですから。 でも、ハードガイドの  廉価竿 と比べると、オールSiCガイドのロッドは、5倍以上の価格になるのですから、私のようなプアマンには手が届きません。 こんな場合でも、チープなロッドだから捨てる、なんて短気を起こさずに、生かして使えるように自分で修理ですね。 ロッドガイドのパーツ を取り寄せて直すことにしましょう。 パーツ購入前に、精度の高いノギスでロッド直径を測らないと、パーツ選択ができません。100均のノギスは、コンマ1mmは測れないので