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MPPTチャージコントローラーをリョクエンMA2460N15 に交換

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他に温度センサーと圧着端子が付いています 短期間で故障して絶命したMPPTソーラーチャージコントローラー M4860 を、 リョクエンMA2460N15  に交換したので、交換工事と初期の使用感想をシェアします。 まず悩んだのが、また中国製で良いのだろうか、ということですが、事実上選択肢はそれしかないような状態でした。60Aモノは機種が少ないです。 選んだ根拠は、Amazonのレビューです。自分でも時にレビューを書きますが、たいていは悪い方の注意喚起です。販社は良いことしか言わないので、悪い情報に価値があります。 保証は書面ではないものの、1年付きます。国内発送ゆえに到着が早く、梱包の丁寧さもピカイチでした。開梱すると、本体にはカタカナ表記もあり、日本語の取扱説明書が付いていました。 荒っぽいのが普通の中国物に慣れているので、ここまででも感動ものです。ただし取説はあまり親切とはいえず、画像も元データが悪いので、見にくいですが、日本語に違和感はほぼ無かったです。 そもそも取説の内容は、チャーコン(MPPT)や電気に関する知識の無い人が読んだら、ほぼ理解不能でしょう。車載電気を組んで2年余り使用してきた私も、未だ勉強中で、取説をひと晩かかって読み込みました。 そして工事に取り掛かりましたが、それ自体は一度経験しているので、悩むことはほぼ無かったです。機種は違っても、機能やインターフェースに大きな違いは無かったです。 手間取ったのは、付属のアルミ丸型圧着端子に4AWGの線が入らずに難儀したくらいです。狭い場所でやり難いのですが、簡易 絶縁手袋 着装の上で慎重に作業しました。 ケーブル交換を避けるために、機器の設置位置をケーブルに合わせて取り付けました。それができたのは、コンパネ壁ゆえにどこにでもビス止め可能だったからです。 交換工事が終わって設定に入りましたが、とりあえずは必須のバッテリー種別(LI)だけにして、後はデフォルトのままで様子を見ることにしました。 このMA2460N15の液晶モニターでは、通常は上の2画面が交互に表示されます。スッキリ見やすくて良いですね。通信機能も持っているようですが、私は車載なので不要です。車室側からは バッテリーモニター で見ています。 交換費用の 3万円 は痛いのも事実ですが、トータルで約30万円のシステムに1割上乗せになったと

MPPTチャージコントローラー M4860 はお勧めできない

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在りし日のMPPTチャージコントローラー M4860 中国製品の信頼度が低いのは今に始まったことではありません。でも、それに頼らざるを得ない日本の現状が、情けなく哀しいです。文化の違いといってしまえばそれまでですが、安価な粗悪品を使い捨てすることには馴染めません。地球がゴミだらけになるのですから。 M4860 を2年半ほど使用して、ある日突然液晶表示が消えました、旅先で。あれっ、えっ ??。急遽、旅を切り上げて即日帰宅しました、 冷凍 しておいた釣果のアオリイカが融けたら困るので。 翌日になって販社に問い合わせ、リセット方法を尋ね 修理見積を依頼しました。2往復のWeb上のやり取りの販社側の回答(主張)要旨に見積もりは無く、 ・多分故障です。 ・修理は無理でしょう。 ・2年半も動いたんだから、責任は当社にありません。 ・文句を言うなら他社へ行ってください。 ・貴方は当社の会員に相応しくないので、強制退会処理をしました。返信は無用です。 (マイページへのログインをできなくされたので、やり取りを正確には記せません。) たしかに保証期間は1年間?(保証書は無し)だったのでしょうが。車中泊の際のみの使用で、不使用時はPV充電もインバーターも切っているので、実際の負荷運転期間は1年にも満たないはずです。あまりに短い寿命に驚いたので、文句の一つくらい言いますよ。 こちらのクレーム的な内容も、ごく穏やかに紳士的に書きましたが、それへの返信があまりに一方的で高飛車だったので、怒るよりあきれました。 国内でも今時のBtoCビジネスは、いつの間にか中国的な喧嘩腰に成り下がってしまったのか、と。いや、どこもがそうではないのですから、 この社 の基本姿勢なのか、単に社員個人の能力(国語力等)不足なのか。 まっ、機械モノに当たり外れはつきもの ということにして、代わりを他社で探すことにしました。そして不愉快な思いをしたくないなら、不誠実な相手には近寄らないのが吉でしょう。 サッサと忘れて次へ行くのですが、また中国物にならざるを得ないところが、本当に悲しい。 余談ながら、 車載PV電気システム をオールインワンの 大容量ポータブル電源 にしなくて正解だったのかもしれません。一部の入れ替えだけで済むのですから。 関連記事 自作NV350キャンピングカーの1000W超えソーラーシステム構

車載用インバーターの熱暴走対策

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車中泊の便利と快適を支えるのが電気ですが、変圧したり、直流を交流に変換する必要がある場合が多く、その際には発熱するのが当然のカーインバーターです。使い方(設置環境)次第では種々の問題を生じます。電気機器の危険性ゆえに、慎重な対応と対策が必要です。 24v3000w仕様の DC-ACコンバーター を使い始めて約2年経ちました。正味で言うと、車中泊で利用する時だけONするのですから、日数で100日くらいでしょうか。 そもそも無資格の素人が組んだ システム と設置なので不安がありましたが、1年くらいは特に違和感なく使えていました。が、少し前になって、このインバーターの入力電圧表示が、ソーラー充電時に激しく変動するようになりました。 特に、満充電に近づいてMppt充電からBoost充電に移行すると、インバーターが頻繁に高電圧による自動停止と復帰を繰り返すことが、警告のビープ音で知らされました。 これらの現象が熱暴走であることは、ほぼ間違いないでしょう。チャージコントローラー、バッテリー(BMS)、インバーター3機器の 相性問題 はあるにせよ、危険は見過ごせません。 ある日ある時、その直接原因?に気付きました。入力端子の締め付けが緩んで異常電流が流れ、端子が高温になっていました。その気付きの元は、端子に掛けてあった自作の短絡防止キャップです。 被せてあった塩ビホースが焦げていました。熱に弱い塩ビとはいえ、相当の高温になっていたようです。写真の物は改良後の物ですが、それ以前の物はもっと激しく焼け焦げていました。 (近々シリコンゴム製品に交換予定) 高電流仕様のこのインバーターにはファンが内蔵されていて、高温状態を避けるはずなのですが、もしかしたら、温度センサーではなく電流値でファンのON・OFFを制御しているのかもしれません。そうでなければ、端子が焼けるほどの高温状態になることは無いでしょう。 ともかく結果に対しての、危険な素人工事のそしりは免れませんが、これも覚悟の上の自己責任の範疇ではあります。でも、危うく車1台焼くところでした。気付いてすぐに、端子を締め直すとともに、 煙感知器 を設置しました。 (消火スプレーは設置済) 他に被害を及ぼさずに自車が焼けるだけなら、被害はキャンピングカー製作費+積載動産が上限ですが。もし火災の類焼で隣の高級車等を焼いたら、失火の責任

夏の車中泊必須アイテムは"網戸+バイザー"

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夏の車中泊必須アイテムの理想を言うなら、エアコンですと答えたいところです。が、私の4ナンバーNV350キャラバンには無理です。とりあえず家庭用のエアコンが動く程度の 電源システム は搭載していますが、居住スペースの壁が鉄板の車でエアコン運転するのは  無意味 です。 エンジン回しながら車内をエアコンで冷やすのは、酷暑から身を守るという意味で、 緊急時 には必要かもしれませんが、アイドリング音で周囲からひんしゅくを買ってまで車中泊するくらいならホテルに泊まれ、と言われそうですから、これはほめられません。 鉄板車での車内温度との熱い戦いは、精一杯頑張って換気までに留め置くのが、遊びの車中泊にはふさわしいように思うのは、私だけでしょうか。せっかく移動できる車なんだから、山の緑陰に逃げ込むとか・・。 でも、都会人には昆虫は嫌われ者のようですから、緑陰で窓をフルオープンにはできないでしょう。するなら網戸が必須です。これがこの記事の趣旨です。網戸があれば、心地よい温度のところに移動すれば天国です。 自分でも 自作キャンパー用に 網戸+排気ファンのシステム を作りました。何度か使いました。それなりに快適でした。けれども、出番は多くありません。なぜなら、雨が降ってくると、取り外してガラス窓を閉じなければならないのです。 雨が分かり易く、ざーーーっと降り、ぱっと止んでくれれば使えますが、降ったりやんだりをグズグズ繰り返す梅雨時は、正直のところ使いにくいのです。 日本は3日に1日は雨が降る国です。何でも安く自作が信条の私も、こればかりはついに買ってしまいました、 網戸 と バイザー 。 NV350キャラバン用スライドドア小窓網戸 byマッドファクトリー 安価とは言いにくい価格で、両側のスライドドア小窓2ヶ所に取り付ける網戸とバイザー、計4点で 35,320円 (送料込)なり。 しかし、梅雨時から夏の終わりまでは、この常時換気装置なしでは、命にかかわりますから、高いか安いかなんて言ってられません。とにかく必須なんです。 そもそも需要の多い物ではないスライドドアの小窓に取り付ける物なうえに、ハイエースと比べるとマイナーな NV350キャラバン ですから、メーカー、製品も選択肢は少なく、私はマッドファクトリーという会社の物を購入して取り付けました。残念ながら Amazon では取り

キャンピングカー自作後の"構造変更車検"

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車中泊車両をキャラバンNV350で自作 -22 NV350キャラバンを車中泊仕様に自作改装して1年。継続車検のつもりでしたが、予期せぬ構造変更車検を求められてしまいました。 経験上、初代エブリイ(軽自動車)では起こらなかった想定外の事なので、事の顛末をシェアします。 問題の中心は、車検を受ける際の 車両重量制限 です。これは「道路運送車両の保安基準」に定められていて、  小型自動車[4、5、7ナンバー]と軽自動車は、±50kg  普通自動車[1、3ナンバー]は、±100kg の範囲で許容されます。 4ナンバーの キャラバン も エブリイ  も、同様に自作の木造で車内架装したものなのに、なぜ継続車検で通る、通らないの違いが生じたのか。 エブリイ  の場合 A 2年目 新車購入したサブディーラー民間指定工場で継続車検 「荷物は降ろしてきてもらいたいです」依頼アリ B 4年目 別の民間指定工場で継続車検 「・・・」何も言われなかったように記憶 いずれも、自作架装のまま通ったことは事実です。 キャラバン  の場合 B 中古購入直後 2列目座席撤去時に 構造変更車検 「・・・」何も言われなかったように記憶 B 1年後 架装状態で継続車検 「このままでは継続で通せないので構造変更車検が必要です」 「えっ、なぜ? エブリイでは通したでしょう!」 さて、なぜキャラバンでは継続車検が拒否されたのか。 指定工場 B には、車重の計測装置がありません。つまり±50kgを実際には検査できないのです。おそらく A も同様だったのでしょう。それなのに、・・・。 エブリイの荷室は狭いので、検査員の目視判断で「まぁイイカ」だったのでしょうか。実際には、木造内装 + 冷蔵庫 + ソーラー一式等を実測すれば50kgを超えていたかと思いますが。 これに対してキャラバンでは、内装に使ったコンパネ7枚だけでも50kg程度にはなるうえに、38kgの バッテリー 等々が載っているのですから、たしかに誰が見ても超過は明らかでした。 これら全ても積載物という解釈は、「 道路運送車両の保安基準 」に照らせば無理、ということのようです。毎年の車検で全て降ろすのも一法ですが、何日もかけるのは事実上不可能ですし・・。 陸運支局の検査場にユーザー車検で持ち込んでも通らないことは、 B 業者からの陸運支局への事前

車載ソーラー大容量システムの使用感想

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車中泊車両をキャラバンNV350で自作 -21 歯舞港温根元 in 根室半島 小型貨物車(NV350キャラバン)への積載限界ともいえる1020Wソーラーシステムを使って、2022年夏に長期の車中泊をしてみた感想です。 北海道へ約2か月の 夏 の旅で感じたのは、サブバッテリーは  25.6V×200AH = 5120W で、 不足は起きない  (エアコン無しが前提)ということです。 北海道は高緯度ゆえに発電量が落ちるというのが定説のようですが、全国平均の約86%との数値もあるので、日射に関する地域差をあまり気にかける必要はないでしょう。 それよりも季節と月毎の変動が大きく、自分の静岡県内の発電設備の実例では、月によっては年間平均値より35%も少ないことがあります。これは天気次第の日射量が大きく振れるからです。 たまたま旅の間に雨が降り続けば・・、という想定は システム構想 でしていますが、これも概ね大丈夫なはずです。 今回の旅期間は雨の日が少なかったものの、曇は多く、平均から大きく外れることは無かったように思う気象条件の下でした。 1020Wソーラーシステムの仕様 ソーラーパネル JKM340M-60H 340W×3直列使用 チャージコントローラー M4860(60A) バッテリー リン酸鉄リチウムイオンバッテリー 25.6V 200AH インバーター DC24V→AC100V 純正弦波 3000W バッテリーモニター DROK DC 0-300V 200A 使用した電気製品   常時使用 家庭用冷凍冷蔵庫 75W  随時使用 IHクッキングヒーター 1400W (Max) 電子レンジ 700W (Max) ホッとサンドイッチメーカー 420W 空調ファン 75W (Max) ホットマット 110W (Max) ノートパソコン ?W その他小電力機器(送水ポンプ等) バッテリーの状態を知るために設置した バッテリーモニター の表示にタイムラグがあるため、以下は、チャージコントローラーの挙動も含めた観察からの総合的な判断によるものです。 リアルタイムで充電状態を知ることはなかなか難しいことのようで、バッテリーの状態を正しく知るためには、充放電を止めて静置して30分ほど経たないと無理なのだそうです。 ただ、ここで使っているチャージコントローラーは、充電方式が

家庭用冷蔵庫を車載で使って壊れるまで

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車中泊車両をキャラバンNV350で自作 -20 2022.09.20 家庭用の冷凍冷蔵庫をキャンピングカーに設置 して使うことは、製品保証対象外なので冒険と言えます。 使ってみなければ分からないのが電気製品の常ですから、せっかく禁を犯した冒険の途中経過をシェアします。これが初回です。 自作キャンピングカーの NV350キャラバン に アレジア​AR-BC97-NW を設置してからの走行距離は、約7000km(89000-82000)になりました。期間では約5か月(2022.04.24~2022.09.19)経過しました。 走行のほとんどは舗装道路ですが、都市部ではなく地方が多かったので、路面状態が良いとは言えないかもしれません。 ただ、メーター表示の平均燃費がカタログ値(JC08)の10.0kmを上回り、累計で10.3kmとなっていますから、私の走りが乱暴でないことは確かでしょう。 こんな走り方で使ってきて、とりあえずは幸いなことに 異常なし ですが、家庭用冷蔵庫の実際の平均寿命は12〜13年と言われているので、車載の適否の結果が分かるのはいつになるのでしょうか。 車載で酷使して建物内静置の年数以上に使えるとは考えにくいので、もう少し早くに結果が出るのではないかと、悲観的な予想をしています。 でも、旅に出ていない期間は、ほとんど電源OFFしているので、その点を加味するとどうでしょうか ??。 経過は、使用不能になるまで、不定期でこの記事の末尾に追記していきます。 アレジア​AR-BC97-NW 使用感想 国内有名メーカー製品と比べると安価ですから、製品としては細部の作り込みが雑に感じます。でも、使用上の不満はあまり感じません。 庫内背面からの直冷式なので、庫内の温度ムラは仕方ないでしょう。ビールが凍らないように、置く位置で調整するしかありません。 いつの間にか中進国となった日本のプアマンが使うなら、贅沢を言わずにこの程度の品で我慢するというものですね。 とにかく車載で使えている限りは、便利至極です。もう、 エンゲル には戻れません。便利さのために、空間(自作  ベース車両  )と 大容量の電力供給 にはコストがかかっていますが。 冷凍庫の実質容量 参考値ですが、先般の長旅の際に、冷凍庫に限界まで詰め込んで、約7kgの魚が入りました。カタログ表示の容量は3

自作NV350キャンピングカー搭載ソーラーシステムの相性問題-解決編

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車中泊車両をキャラバンNV350で自作 -19 チャージコントローラー・バッテリー・インバーター 3点の相性が悪いとトラブルが起きます。少し前に その記事 を書きました。過電圧エラーを起こしていた私の システム に、気付きと改善があったので、アップしてシェアします。 そもそも、電気に詳しい人ならともかく、自作オフグリッドのソーラーシステムの運用は、あまり簡単ではありません。 なので、自信のない人は オールインワンタイプの ポータブル電源 を使うのが普通だと思います。ただし私のように5120Wクラスになると、単体では 選択肢 は限られますし、とてもポータブルとは言えない重量になり、不自由とも考えられます。かと言って、組み合わせて使う 拡張タイプ の物は割高になります。 後々のメンテナンスや部分入替を考えると、やはり苦労を覚悟でも、自分で単体の機器を選択して システム を組むのが良いと、私は思います。 前記事以来、エラー発生のピー音にイラつきながらも、なぜ?どこが?どう悪いのか? と悩みながら、取説を繰り返しにらみ、ネット検索で学ぶうちに、少しずつ理解が深まりました。 市販の リン酸鉄リチウムバッテリー は、セルのみの物でなければ、BMS回路がセットされていて、入出力をコントロールしています。 フロート充電中 電圧=27.7v(13.85*2) その設定と、チャージコントローラーの設定、それに加えてインバーターの設定値が影響しあう構図が、はじめは理解し難いのです。 特にBMS回路はブラックボックスですから、そのの挙動が分かりません。ネットで探している内に、日本メーカーの BMSの情報 にたどり着きました。 もちろん、中国メーカーのBMSと完全一致するものではないと思いますが、LiFePO4バッテリーのセルには大きな相違が無いようなので、参考にしました。 結論から言うと、私が当初設定したBoost充電の電圧(14.2v)が高すぎたのでバッテリー電圧が上がり、それを受け取ったインバーターが過電圧エラーを起こしていたようです。 M4860 仕様 チャーコンの仕様を見る限りでは、上限が14.4vなので14.2vが禁忌の高電圧というわけではなかったのですが、結果として、インバーターが過電圧エラーを起こしていた。それが相性問題だったのです。 BMSの情報  にある、

自作NV350キャンピングカーに搭載したソーラーパネルの遮熱効果

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車中泊車両をキャラバンNV350で自作 -18 鉄板が外板に使われている自動車は、直射日光にさらされれば高温になるのは、言うまでもありません。車内放置の子供の死亡事故が毎年のようにあるほどですから、深刻です。 それを防ぐほどの効果を期待できるのが、屋根上に設置する太陽光パネルです。どんな車にも適用できる方法ではありませんが、屋根がフラットに近い1BOX車なら可能な方法です。 そもそも太陽光線を浴びなければ、輻射熱による温度上昇は起こらず、外気温以上には車は熱くなりません。熱くなる元凶の太陽光線を遮り、かつ電気に変換して利用するという一石二鳥の形式は理想的と言えます。 ここまで大きいソーラーパネルの搭載は奇異に感じられるでしょうが、法的には積載物でありながら、 遮熱効果 と システム の 発電量 がかなり上がります。 見た目は気にしないのが前提ですが、安全性については、 ルーフキャリア 、 パネルの設置 、 自動車保険 、等々に留意しています。 車内を生活空間とするキャンピングカーでは、快適性を追求するならAC100Vエアコンが望まれますが、その電気をオフグリッドで賄って維持するには、ソーラー発電だけでは無理です。 ゆえにこの実例では、ここに記したソーラーパネルによる 遮熱 と、蓄電した電気で動かす ファン換気 でしのいでいます。 太陽光発電パネルの遮熱効果を測る 本来は、車内温度で比較したいところですが、天井内張り直下であっても、すでに熱が拡散しているので、パネル下とそれ以外の直接的な比較計測ができません。 次善の策ですが、一つの目安として、屋根上(車外)で温度を測ってみました。この時 2022.06.23 14時半頃の気温は28.2℃でした。 使用した 温度計 は、 簡易校正 の必要を感じなかったので、省略しました。今回は、差を見るのが主目的でしたので。 はじめにパネルの上(表面)と下(裏面)にプローブを張り付けて測ると、上が 45.1 ℃で下が 40.9 ℃、その差は 4.2 ℃でした。概念的に言えば、その温度差分のエネルギーが電気に変った、ということのようですが、難しい計算は?? です。 次に屋根上の2ヶ所、パネルの下と、パネルの外です。陽が直接当たる外は 48.1 ℃でパネル下は 37.8 ℃でしたから、その差は 10.3 ℃です。 約 10 ℃の温

リン酸鉄リチウムイオンバッテリー(BMS内蔵)の弱点

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車中泊車両をキャラバンNV350で自作 -17 LiFePO4リン酸鉄リチウムバッテリー キャンピングカーでLiFePO4バッテリーを使う場合には "バッテリー上がり" に注意が必要です。 キャンピングカーに搭載するサブバッテリーとして、2022年現在では最良の選択と言えるリン酸鉄リチウムイオンバッテリーですが、一つ残念なことがあります。 キャンピングカー、特に自立型で外部電源に頼らないソーラー中心のオフグリッドシステムでは、バッテリーへの通常の充電は、 チャージコントローラー が担います。 ですが、定格電圧=12.8V (*n) のバッテリーを使い過ぎて10V (*n) 位までバッテリー電圧を下げてしまうと、BMSの"低圧保護"が働いて、シャットダウンしてしまいます。 バッテリーからの給電が止まると、動いていた負荷(電気製品)が止まるだけでなく、同様にチャージコントローラーも停止してしまいます。 例えば、夜間に充電ゼロなのに使用し続けて、朝には上がっていたとします。そうすると、作動に電力を必要とするチャーコンも停止しています。 陽が昇り、本来なら充電できる環境になっても、チャーコンは、自力復帰できません。バッテリー電圧に対応した リチウムイオンバッテリー専用の充電器 で、一定の"復帰電圧"まで上げる必要があります。 ということは、AC100Vの外部電源から充電することになるのです。 給電できる有料キャンプ場や自宅ならともかく、電気の無い場所で使うのがメインのキャンピングカーでは、これはとても困ります。 ゴミ捨てや給水にも苦労するキャンピングカーにとって、給電はもっとも得難いインフラです。 私は趣味(釣り)の関係で、給電設備の整った場所には過去一度も泊まったことがありません。道の駅、公園などをメイン泊地とする、給電無しのご同類も少なくないと思います。 DIYでオフグリッドのソーラーシステムを考え、施工し、使い始めるまで、私はその事実に気づいてはいましたが、対策を考えていませんでした。 この不都合な事実は、システム全体の運用上の問題なので、個々の機器の取説を読むだけでは、実際をイメージするのが難しいです。 私の場合には、(  相性問題   解決編   のために)充電をOFFにしていた自宅に居る時にバッテリー

自作NV350キャンピングカー搭載ソーラーシステムの相性問題

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車中泊車両をキャラバンNV350で自作 -16 チャージコントローラー/バッテリー/インバーター 3点の相性 ソーラーシステムの構成で使用する機器は、それぞれにスペックがあり、その整合をとるのは当然です。そして、整合を考えて組んだシステムでも尚、相性問題が生じることがあります。 それを避けるには、専門業者が選択して組んだセットを使用すれば大丈夫です。しかし、素人の消費者向けにセット売りしている物は、概して高価です。本音を言うなら、ビックリ価格です。 安上がりにと考えて組んだ私のシステムでは、残念ながら相性問題が起きました。まだ使い始めて日が浅いので、理解不足かもしれませんが、参考にここに記しておきます。 システム構成   25.6Vシステム   ソーラーパネル  JKM340M-60H 340W×3直列使用   チャージコントローラー  M4860(60A)   バッテリー  リン酸鉄リチウムイオンバッテリー24V200AH   インバーター  DC24V→AC100V 純正弦波 3000W トラブルの症状 バッテリーへの充電を制御しているチャージコントローラーの MPPT → BOOST → FLOAT と充電方式が変わっていく過程で、満充電に近付いてバッテリー電圧が高くなった時に、バッテリーとインバーターに向けて、瞬間的に30Vを超える電圧の電気が流れる ようで 、インバーターに入力過電圧エラーが発生します。毎回ではありません、時折。 インバーターは過電圧を回避する機能により、自動的に一旦遮断した後に復帰することを繰り返します。 これが、その時に使用中の電気製品に悪影響があるのではないかと危惧します。 車内で高頻度でONになっている電気製品は、LED照明器具と冷凍冷蔵庫ですが、コンプレッサーのモーターが回転する冷蔵庫が不安の種です。 販売店経由でメーカー宛に問合せをしました。 ・・・ここから・・・ 質問-1 購入済み商品の使用にあたっての質問です。 (お手数ですが、メーカーへの確認に基づいてご回答ください。) AR-BC97-NW を通常の商用電源ではなく、ソーラーオフグリッド(純正弦波AC107V)で運転しています。 冷蔵庫稼働中(コンプレッサー運転中)に給電元のインバーターの高電圧抑制が働いて、給電停止と再開を数秒単位で自動で頻繁に繰り返すことがあります。

自作キャンピングカーの造作と家具製作の内容

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車中泊車両をキャラバンNV350で自作 - 15 車は走るのが命ですが、キャンピングカーの場合はそれと同等以上に居住性が大事です。ゆえに使う人の利用スタイルに合った、車内のレイアウトや設備が必要です。 私の自作車はキャラバン4ナンバーのままで、使用目的は普段は一人で(釣り)旅、巨大災害時には二人用の避難シェルターです。使う車はこれ1台だけなので、在宅時には日常に使用します。 車中泊のためにDIYした主な車内設備 車中泊用ベッド 旅の日々の安眠が安全と快適を支えるので、このキャンパー作りでは最重視して、車内のレイアウトの第一番目に決めました。 使う都度の組み立ては面倒でストレスになるので、一台のベッドは常設で、もう一台は 座椅子兼用の物 を、タイヤハウスを避けて床置きにします。 常設ベッドは2分割のスノコを枠が受け、その側板が床、壁、天井に荷重を分散させて、多点支持の総持ちで空中に人を保持します。 特徴は、天井裏のリブに在ったM6ボルト穴からボルトを吊り下げて、ベッド枠を保持していることです。このボルトは、ベッド枠を吊るとともに、転落防止の役も果たし、なおかつカーテンレール固定金具支持します。詳細は 自作キャンピングカーのカーテン製作 に。 ベッドの基本サイズは、設置するマットレス(布団)の、70㎝幅で長さ180㎝ですが、頭側に余裕空間があるので延伸可能です。 収納設備 狭い生活空間に物が散らかるのは好ましくないので、空間を犠牲にしてでも、十分な収納スペースを確保しています。  ベッド下収納 容積的には、収納全体の中で最大の場所です。ただし、奥行きが約70㎝と深いので、使いやすくはありません。衣装ケースなどのプラスチックの箱物を置いて使います。  ベッド上収納 ベッド枠と内壁のユーティリティーナットを利用して、空間に作ったもので、ベッド足元の上部空間のわずかな隙間を収納スペースに確保しています。 予備の毛布などを就寝中に容易に取り出すための設備です。空調無しなので、就寝時と朝方との温度差が大きく、プラス1枚必須が常態になります。  壁付収納 タイヤハウスの上部を作り付け収納棚としています。扉を開くとテーブルになります。棚の1段目の後部奥はインバーターの前部(操作部)が在ったり、電気配線と給水管等が設置されていて、少々複雑です。 車の曲面に合わせるため、棚板1枚ごと