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自作キャンピングカーの充填断熱施工は無駄 !?

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普通の乗用車やバン、マイクロバス等、キャンピングカーの 自作ベース車両 は色々あります。これらの車は、外部はもちろんのこと、内部にまで鉄板が使われていて、それらを 互いにつなぐ ことで、全体の剛性を確保しています。 熱伝導率の高い鉄板が全てつながっているのですから、車体の熱はどこへでも伝わっていきます。その事実を無視して、内外の鉄板の空隙にグラスウールや樹脂発泡材を断熱材として充填する充填断熱をする例を見受けますが、私はこれは無駄だと思います。 正しく言うなら、費用対効果が悪く、ほぼ無駄なのですべきだとは思わない、ということです。 住宅を例に挙げれば、すぐに分かることです。今時の断熱性能の高いZEHの家では、高機能の 断熱材を約6インチの厚みで充填 しています( 一条工務店の例 )。構造材には 熱伝導率の低い木材 を使って熱橋の熱伝導を抑えつつ、です。 くどいですが、溶接により一体化された鉄板のヒートブリッジだらけの車に断熱材を充填しても、外から中へは(逆も)、鉄板の熱橋により暑さ寒さは速やかに伝わってしまいます。 もちろん、私もNV350をキャンピング仕様に作る際には考えました。何とかできないものか・・・。でも、どう考えても、 内外温度差の時をずらす 以上の効果は上げられそうにないので、断熱はあきらめました。 建物と同様に、最も熱移動の激しいシングルガラス1枚の窓だけは、 シェード や カーテン で断熱効果もわずかに期待して施工しました。 ともかく冬の車内ではFFヒーターなどで朝まで暖房し続ける以外に、車中泊で暖かい朝を迎えることはできません。その暖房コストを少し下げるためなら、断熱施工も一部有効になると思います。 ただし、FFヒーター+断熱施工 の二重のコストはパフォーマンスが良いとは到底思えません。そこまでするなら、快適なホテルに泊まった方が良いのではないでしょうか ?? それほどの寒さでなければ、車内では、寝るまでの間のスポット暖房と、衣服や寝具の調節でしのぐ方が合理的のように思います。 私も安価な中華製のFFヒーターにも興味を持ちましたが、要らぬ危険は避けました。 ドライブレコーダー は中華製を付けましたが、それが元で車が全焼する不安はありませんから。 冷房については、、エアコン??  ?? どうしても使いたいなら、給電できるキャンプ場ですね。そ

釣り車の釣り竿収納 - 軽バン車中泊車両

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釣りに行く車で釣り竿をどのように収納するかは、あまり悩むことが無い人も多いと思います。車が大きければ、あるいは日帰りなら、さほど困ることはないでしょうから。 けれども私のように車が軽自動車で、しかも長期も有りの車中泊となると、それなりに深刻な問題になります。特に多数のロッドを積み込む場合です。 1.2本ならどうにでもなるでしょうが、車中泊で遠出する場合には、いろいろな想定をする関係で、ついアレコレ持って行きたくなります。 ルアー釣り、餌釣り、どちらかだけならまだしも、私は両方するので、前回の 北海道への釣行 では釣り竿が8本にもなってしまいました。下手なのにではなく、下手だから。 屋根の上のルーフキャリアという方法も無くはないのですが、ルーフボックスに入れると空気抵抗が大きくなるし、高さが2.1mを超えるので、私は車内収納にこだわります。 ごく普通に釣り竿を車内に収納する方法は、天井近くに市販の  ロッドホルダー を設置して縦方向に収納するようです。が、私の場合には、カーテンやベッドなどの 車内設備  との関係から、バックドアに接する上部のわずかなすき間に収納するようにしました。 この写真に写っていないロッドは、カーテンと壁の隙間や床下などに収納しています。 車中泊車両の製作当時から、現行の方法で通して来ましたが、どうも不具合が見えてきたので、改修することにしました。自作のロッドラックを、あまりにギリギリ後ろに設置したので、釣り竿がバックドアに当たっていて、塗装に傷が目立ち始めたのです。 まぁ、小傷は今さら神経質になる必用もないのですが、 トリカルネット で自作したラック本体が押されて変形し、後ろ向きアーチ形が、潰れてたわむようになってきました。 既存の方式は  支柱バンド でロッドの2ヶ所を留めていました。ゴムバンドゆえにホールド感は良いのですが、少々扱いづらくて脱着に手間取っていました。 補修にあたって大きな変更はしないまでも、せっかくなのでより良く変えます。 できればハンガーに掛けるだけにしたいのですが、釣り竿が滑ると左右に動いてバックドアを支えるダンパーステーに干渉すると厄介です。 まずは、トリカルネット製のロッドラック本体を2cmほど前方に移しま

車中泊車両の車検/自作軽バン4ナンバー

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車中泊車両を自作する場合に、製作時にはあまり先のことは考えずに、自分の希望を詰め込んで作ってしまうのではないでしょうか。 私も、ドアの鉄板に穴をあけてボルト留めしたり、ドアパッキンのゴムを切り欠いたり、いろいろやりました。 ただ、1回目(今回)の車検で「構造変更」や「記載変更」が生じるのは避けたかったので、それなりに気を遣って作りました。 外見に表れる部分では、屋根上に載せたソーラーパネルと配線ですが、これは問題にならないことを確認してありました。 内部では、定員が減るリアシートの関係です。これは構造変更になってしまうので、車検証にキズが付きます。できることなら新車時のままの車検証で乗っていたかったのです。 そのために、リアシートを畳んだ上に木製ビス止めの床を張りました。これなら、最悪の場合には自分で解体、再設置が容易です。容易と言っても半日仕事にはなりますね。 できればそれも避けたいので、床を張ったまま(定員2名)で車検を通せる(定員4名)か、事前に購入したディーラーで聞いておきました。本当は通せないのですが・・・。と言う答えでした。 法文解釈上は、取説どおりにバッタンと起こして4名定員にできなければ2名定員とみなす、ということなんでしょう。当然ですね。 さて、現実はどうだったのか。 車検に持ち込むときには、車両のチェックなどなかったので、鍵を渡してオシマイでしたが、事前に最低限のことはやっておきました。 車検整備ではバッテリーのチェックは必須事項と聞いていたので、床張りの時にこの部分だけ、床板を脱着式(乗せるだけ)にしておきました。点検でも必要ですが、万一のバッテリーあがりのような緊急時にも必要です。 また、車中泊で使用する際には、床板の上にはベッドが置かれ、床板との間隙には荷物を置いてあるのですが、さすがにそれらは下車させておきました。 その他は、写真のとおりに、ほとんど使用時のままの姿です。 本日受け取りに行くと、カウンターでの説明時に、担当者が言いにくそうに、「次回は、もごもご むにゃむにゃ・・。」 あー、バラシて来いということですか? 「えーまー、あのー、上手く説明できなくて済みません。」 あれで良いですとは言えなくて、でも解体を条件に決め付けると他所に行かれてしまうので、なんとも苦

suaoki電源とエンゲル冷凍冷蔵庫の相性-その後

 ポータブル電源装置    suaoki ポータブル電源 PS5B    車載用冷凍・冷蔵庫      エンゲル冷凍冷蔵庫 車載用 MT45F この2点を車中泊で使用するようになってから、1年余りが経過しましたので、その後をまとめておきます。のべ使用日数は累計79日になっています。 車中泊生活電源として120000mAhの容量で不足が無いというとウソになります。なぜなら人間の欲には限りが無いから。でも私の場合には軽バン=エブリイの空間の限界もあるので、電気はほぼ足りているという言葉が適当かと思います。 冷蔵庫の方は、1週間くらいの旅で出発時に満タンだと、旅先で食料や飲料の追加が不要(冷蔵品)なくらいの容量、というのが実感です。未だ釣った魚を大量に冷蔵庫に保存するという経験がないのですが、それにも対応できるはずです。 2点合わせれば10万円を超える車両装備品ですから、私のようなチープな車中泊には高価と言えるものですが、それぞれには満足できる機能を果たしていますから納得しています。 問題は両者の相性です。 以前の記事 でシガーソケットの接触不良に触れましたが、それに修正、付加すべき点をここに記します。 症状的には、冷蔵庫のDCプラグをポータブル電源に差し込んで運転している時に電源をOFFにすると、再度ONにした時にはポータブル電源にエラー(E-19)が発生する、ということです。その発生頻度はほぼ毎回と言えます。 このエラー(E-19)が発生する原因は接触不良にもあるようですが、主な原因は電源側ではなく冷蔵庫側にあるようです。なぜなら、冷蔵庫以外の他の機器を同様に接続している際には、このエラーは発生しないからです。 あくまで推定ですが、エンゲル冷蔵庫の回路上の問題ではないか、ということです。ただし、他の機器で発生しないとはいえ、エンゲル冷蔵庫だけの問題ということではなく、suaoki電源回路との相性、そう言う方が適当なのかもしれません。 私はあえて原因追求をしません。なぜなら、プラグの抜き差しでリセットできること、そして異文化の中国メーカー相手のやり取りを避けたいからです。もちろん動作不能に陥れば動かざるを得ませんが。 いずれかが回路の修正をして問題解消できるとしても、基盤交換を無償で行われない場合には結構な出費を強いら

車中泊車両の架装+設備備品の費用

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太陽光で発電した電気を蓄電し、その電気で冷蔵庫や調理道具を使って自炊生活し、日々得られた情報を車内から発信して旅暮らしを楽しむ。 一人でこんなことをしようとして、DIYで架装と設備備品にいくらぐらい掛かるものか、結果が出ましたので集計してみました。 ノートPCやカメラなど既存の物は計算外ですし、DIY用の工具などはほとんど買い足していませんので、ゼロから始めるとまだかなり増えることと思います。 当初、無知の状態では車両入れ替え費用込みで100万円以内と考えていましたが、結果は33万円弱で納まりました。自作ゆえの不出来はいっぱいありますが、ともかく安上がりに出来上がって納得です。 たしかにホテルよりはずっと窮屈ですし、冷暖房なしで水道もありません。何のサービスも受けられません。けれども ○○ ほど尊いものは無い、と言われる  自由  があります。 自由を謳歌して楽しむ旅に、いざ出発です。 言うまでも無くモラルは守り、周りの人を不快にさせない気遣いは忘れないよう肝に銘じます。

車中泊車両での宿泊テスト結果と最終手直し

エブリィバンに昨夜は初めて寝てみました。眠りに就くまでは少しばかり違和感がありましたが、いざ落ちたらグッスリ朝まで眠れました。よしよし。 でも遠州という暖地での結果ですから、安心はできません。目指す北海道との気温差を考えると、自宅のような暖房が使えない分、寝具と衣類等の就寝装備の付加が必要です。高齢者の私にとっては真冬並みの装備という結論になります。何しろ寒がりなもので。 そして今日の最終作業では、以下の5点を施工しました。 ・ベッド台枠のすのこの内、脱着可能部分だけをビス止めプラス接着で強化 ・収納最上段の車室内への落下防止ロープの取り付け ・同上外側への荷物落下ネットの取り付け ・背もたれ板の格納場所を作設 ・屋外用折りたたみイスの格納場所を作設 たったこれだけの作業でも、ステンレスの薄板に穴を開けたり、アルミや木材を切ったりと、それなりの仕事になってしまいます。終わって、作業台代わりに使っていた船形シンクを掃除し、物置の整理をし、これにて一件落着。 持参品という言葉にはそぐわない多さの積載物の準備が、明日には完了するのか、やってみなけりゃワッカナイ。 近日中の出発、そしてフェリー乗船をにらんで空席状況をチェックしましたが、最安のベッドは既に満席も出ています。困るなー。若い頃は当然のごとく雑魚寝の最下等を利用したものですが、この年になるとチョット辛いですね。いまだにJR青春18切符の愛用者ではありますが。

車中泊車両エブリィバンで宿泊テスト

車中泊用に購入した HBD-DA17V をベースにした自作に着手してから、本日ひとまずの完成までに2月余を要しました。完璧というのはいつまで経っても無いのでしょうから、実用上の大きな問題が無ければ、まずは完成として良いのかと思います。そういう意味での完成が本日です。 さっそく、今晩は車中泊テストで寝てみます。車内での生活テストはやりだすと限が無いので、実用しながら慣れる、考える、方式にしようと思います。 テスト場所は自宅のカーポート内ですから何の不安もありませんが、さて、良好な睡眠がとれるのか・・。2ヶ月の労作の結果が明日には判明します。

suaoki電源とエンゲル冷凍冷蔵庫の相性

   suaoki ポータブル電源 PS5B     エンゲル冷凍冷蔵庫 車載用 MT45F 私はこの2点を車載して試用中ですが、いずれも便利で使えるものだと感じています。冷蔵庫無しでは、自炊メインで長期の車中泊は困難でしょう。そのための電源装置も必要です。 ただし上記2点でたいへん困った経験をしたので、その原因と対策を記しておきます。 結論から言うと、初期状態ではシガーソケットの接触不良が起きることです。正常に通電することもありますが、ポータブル電源にエラー(E19)が出ることも多い、というのでは安心して使えません。 相性の問題でもありますが、他の機器との組み合わせ検証をしてみた結果から言うと、どうもエンゲル冷蔵庫に主因があるようです。このシガープラグの形状が接触不良を誘発するようです。先端部分は細かなギザギザというか凹凸があり、のっぺりした接触面ではありません。横の接触面が面でなく線でなく点で接触しているような感じでした。+-どちらの接点も接触不良を起こし易いように見受けられました。 冷蔵庫の取説には「連続使用する場合にはバッテリーから直接配線するように」との記述がありますし、そもそもシガープラグの形状にも安定的な接続にはふさわしくない要素があります。押し込んだ先端をバネで押し続けて接触させつつ、それを留めるのは横面の摩擦力という、私には上手く力学的な説明できませんが、徐々に緩んで接触不良が避けられないと考えられます。 それならばと、ポータブル電源のACコンセントに冷蔵庫のACコードを接続してみたところ、当然ながら接続は安定します。が、電気使用量はDCで約40w/hに対してACでは60w/h程度に増えるようです。電気の流れが不安定で7セグ表示が読み取りにくいのですが、多分60W/h辺りでふらついているようでした。DC→AC→DC 変換ロスが大きいのが原因らしいのですが、有り余る電気ではないので、この使い方は避けたいところです。 いっそのことポータブル電源に改良を加えて、シガープラグの内部から直接12Vを引き出すことも考えましたが、明らかな改造にあたり、製品保証が終了するであろうことを考えると、ちょっと手が出しにくいです。 こうなるとやはりDCで使うのが妥当ということになりますが、接続の安定をどうやって担保するのか。シガープラグ

車中泊車両の蓄電設備と空調・冷蔵-1

ソーラーパネルの発電でポータブル電源に蓄電しつつ、自動運転で空調(換気)装置と冷蔵庫を動かす電装品のテストを行いました。 ほぼ最強の日照の下、午後1時頃で発電量はおよそ110w/h(150wパネル)で、電気使用量は冷蔵庫が40w/hと換気装置が10w/h。その差60w/hが蓄電されていた計算になります。ちなみに室温は、スイッチ板裏側の内壁直近で39℃にあがっていましたが、冷蔵庫はダイヤル2で庫内は-3℃を維持していました。大雑把に言って、ほぼ計画通りの運転ができたようです。 外気温より車内の温度が高いのは、ファンの能力不足と考えられますが、そもそも自分が車内にいれば窓やドアを開ければ良いのですから、不在時の自動運転では給排気の窓が全開にできないので、これくらいで私は納得します。 冷蔵庫は自らの排熱もある悪条件の中で、結果として冷蔵庫内がマイナスの温度帯で維持できるので、なかなか優秀かと思います。その上なお蓄電までできるのですから、システム全体としては合格と言って良いでしょう。 実用試験は、実際の長期車中泊で行うことになります。 このテスト以前に、ポータブル電源のエラー(E19)が頻発して悩まされましたが、原因をほぼ突き止め、対策を施しました。詳しくは  別途記載  します。

車中泊車両の空調(換気)装置製作-5

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車中泊車両の換気装置がようやく完成しました。 塗装を伴う物はどうしても乾燥時間の関係で時間が掛かります。他の車内架装木材部分は全て無塗装で仕上げましたが、この換気装置部分は、素材が4mmのシナベニヤですから水にはとても弱く、雨に当る危険度の高い位置への取り付けなので、塗装しました。 後部座席窓の片側は単なる網戸ですから、ドアの開閉に気を使う必要は無いのですが、もう一方はファンが付いていて、電気を引き込んだ扉の開閉になるので工夫が必要でした。カールコードで車両本体とドアを結んだのですが、この材料が手に入らず困りました。 仕方なく安価なスマホ充電器を買って、ブチブチと両端のコネクターを切り落とし、コードだけを利用しました。1Aしか流せない弱弱しいコードですが、0.1Aのファンを3個回すだけなので、実用上の問題は無いはず。 カールコードとその前後の接続部分に悩みましたが、結果はなんだかなぁー。いろいろな材料を熟知していればもっと格好良く仕上がったのでしょうが、能力の限界です。配線隠しのモールは少し遊んで木で自作しました。 外から見ると3連ファンがバイザーに隠れて、単なる遮光板に見える感じです。このファンの付いた側の扉は常設ベッドが接しているので、めったに開閉しないはずですから、まぁこんなもんで良いでしょう。 これにて、電気工事を伴う架装は完了です。 残るは積み込む物の収容配置です。

車中泊車両の電装品スイッチボックス-2

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車中泊車両の電装品スイッチ板が完成しました。ふーっ。やれやれです。出来上がってしまえば、たったこれだけの物です。でも、これだって空調の自動・手動の切換だけでなく、 扇風機 と排気ファンをそれぞれ単独で運転することも可能です。 このスイッチングシステムが無いと空調の自動化ができないだけでなく、あちこちに手を伸ばさなくてはならないし、また、中国製品特有の滑らかさに欠けるスイッチと、ずっと付き合わなければならないのですが、それはご免です。私は日本人で、日本の文化が染み付いています。 スイッチ板のテストは万一の短絡(ショート)が恐いので乾電池でやりたかったのですが、かなり面倒な作業になりそうだったので、ポータブル電源を使って試運転をしました。途中の各段階でもテストしつつ進めたので多分大丈夫と期待していたのですが、期待通りの一発合格でした。 いよいよ私の自作車中泊車両は、明日には細部を残して、なから完成かな。

車中泊車両の電装品スイッチボックス-1

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電装品スイッチボックスとは言うものの、ボックスではなく板、です。そこら辺に寝ている材料で作ったので板になったというだけでなく、万一のことを考えて、煙が出てもすぐに臭いで分かるようにしました。 過去にスモークハウスの操作ボックスを作った際に、Kw単位の大きな電流だっため配線が焦げて危ないことになったのですが、発見が遅れたために恐い思いをしました。今回ははるかに少ない電流ですが、念のため平面だけの板です。それにつけても、サーモスタット以外は全て中古部品です。 裏面 今日は車内の配線を先に施工していたために、スイッチ板は完成まで至らずに、明日への持ち越しになりました。それにしても電気は苦手です。今回も単にON・OFFするだけのことですが、大間違いしそうになったポイントがあります。 あちこちに付ける照明やファンのマイナス側の線を、はじめ車体にアースして付けてしまいました。私の車中泊車両のサブバッテリーシステムは独立系統にしてありますので、そのマイナスを車体にアースしてしまったら、もともとの車両の電装と一体になってしまうのではないでしょうか。残念ながら、疑問を持っただけの寂しいレベルです。 不安があることは避けるのが無難、ということでやり直して、全て赤黒二線の配線に直しました。あーぁ、電気音痴は辛い。頭がショートしそうです。でもめげずに、最後までがんばります。

車中泊車両の空調(換気)装置製作-4

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車中泊車両の換気装置を装着するためのベニヤ板は表裏各2回塗りの塗装が済んでいたので、排気用ファンの取り付けを行いました。ファンの位置は取り付ける車のバイザーの範囲内にほぼ納まるので、目立たず、かつ雨が降っていても使用可能というものです。 外側は車体色に似たシルバー 3mm径のボルト穴は塗装前にあけてありましたが、塗料でふさがっていたので再度あけなおしてから、ボルト留めしました。これは別に難しくなかったのですが、このままでは使えません。なぜなら、ファンが動いている時は風が外に向かって流れているから良いのですが、運転を止めて自然換気(通風)にすると、外から虫が灯りに呼び寄せられて入ってきてしまいます。そのため網戸を付ける必要がありますが、これは細かい仕事です。 内側はクリア塗装 枠の固定の仕方までは考え切れていませんが、とりあえず車内側から取り外し容易なカバータイプにするべく木枠を作りました。小型軽量を目指すと、大工さんではなく経師屋さんか家具屋さんタイプの仕事になりますね。私にはそんな技術があるわけではないので、ていねい目にカットした木材を接着剤でくっつけるだけのことです。念のため一晩置くので、網張り組み立ては明日に持越しです。 木枠に使用した素材は、パイン材の15mm角、ヒノキの5×15mmで、網の固定にはヒノキの2×5mmを使ってタッカーで留める予定です。 1点補足しておきます。ファンの形状に合わせた穴あけですが、ぴったりサイズで穴を開けないと不接合や風量ロスが出ると考えられるので、それなりに精密な穴あけが必要です。ホールソーでぴったりの物があればいいのですが、穴の径を自由に決められるのが 自在錐 です。私が使っている物は刃が1本のために使い方が難しいのですが、2本刃なら楽にきれいにあけられそうです。

車中泊車両のソーラーパネル取り付け-3

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車中泊車両搭載用の太陽光発電パネルの取り付け作業3日目。 ほとんどの作業は2日目で終わっていましたが、延長ケーブルの車内への取り込みと固定が未済でした。ただ、取り込み作業も経験が無いので結構な不安がありました。いろいろなやり方があるようですが、自分流で現場合わせに終始しました。 4sqの太さのせいか、小さな曲線が作れないケーブルに難儀して、完成といえるのかどうか分かりませんが、終わったことにしました。ボディー終端のゴム部品には両面テープが効かないのですがどうすれば良いのか??。放置した結果でも、何とかドア内に納まっているので、このクセのまま落ち着いてくれれば良いのですが。 さっそく電源装置を持ち込んで、いざ充電。とはいうものの、お天気がダメダメ。それでも充電は始まり、10~20w/h程度の数値が表示されたので、施工そのものは間違っていなかったことが分かり、ほっと一息でした。 今回使った ソーラーケーブル 3m 黒 赤 それぞれ1本ずつでした。意外に3mの完成品が探しても無かったですね。 初めてのことで防水が不完全になる心配があったので、加工済みの製品を求めました。 +-の結線はパネル本体から出たケーブルの端のコネクターがオス・メスの違いがあるので、延長途中で色分けしなくても混同する心配は無用だったようです。それでも電気音痴の私は、赤+の方が安心です。 ようやく車中泊車両の自作作業も峠を越えて、後は電装品中心の仕上げに入ります。ここまで来れば完成の日も近し、でしょうか。完成予定の5月末は今日なんで、間に合わなかったのですが、先が見えてきたので良しとしましょう。

車中泊車両のソーラーパネル取り付け-2

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車中泊車両搭載用の太陽光発電パネルの取り付け作業2日目。 取付金具もその他の部品も前日に準備ができていたので、早速キャリアーに載せて固定しようとしましたが、、、ボルトが斜めにしか入らずに寸足らず状態になってしまいました。一体全体どうしたんだろう。 緊張を伴う程度の風が吹き抜ける条件下でしたが、非力な私でも何とか一人で脚立からの揚げ降ろしのできる軽量(8kg)の150wは助かりました。これが200wクラスになると14kgくらいになるので、一人ではキツイです。降ろしてパネルのアングルを再確認したら、なんと座金が正常に納まれなかったのです。 外見上は当然納まると思い込んでいた座金が入らなかった理由は、ソーラーパネルの枠であるアルミアングルの形に、外寸だけでなく水平面と垂直面で肉厚の違いもあったのです。こりゃ気が付かないわ。初めてとはこんなものですね。 座金を小さいものに変更するか、ボルトを長いものに変更して無理やり変形させて締め上げるか、はたまた座金を納まるようにカットするか。3択問題の答えは3番。座金を小さくすると固定面の薄いアルミの変形が心配だし、無理やり締め上げるとやはりアルミ側の変形が怖い、となればカットするしかありません。 めったに使わない双頭グラインダーを持ち出してきて、ワッシャーを削りました。余計な仕事をさせてくれました。って、誰が悪いわけでもなく、自分の無知、不注意のなせる技ですから仕方ありません。 でも、転んでもただでは起きない元自営業者としては、物事は自分に都合よく考えるのです。アルミアングルの強度が心配だったのは杞憂だったことに気付けてラッキー、と。 座金の加工を終わって、ようやく取り付けに復帰したところが、またぞろ問題発生。ルーフキャリアーの高さ選択を一番低く設定したために、きわめて作業が困難。見えないうえに手が入りにくい裏側から ボルト+スプリングワッシャ+削ったワッシャ のセットを落とし込み、その固定しにくいボルトに対してナットをスパナで60度ずつ手で締めるのですから、気が遠くなるような作業でした。でも荷重を極力低くすることは意味のあることですから、ギブアップにならない限りの執念で、何とか固定を終えました。 ちなみに金具とバーの寸法差10mmは硬質ウレタンフォーム10mmと発泡ポリエチレン8mmで埋めまし

車中泊車両のソーラーパネル取り付け-1

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車中泊車両搭載用の太陽光発電パネルの取り付けに着手しました。まず初めに考えたことは、直接ルーフキャリアーに取り付けて大丈夫か、という問題です。時速100kmを風速(/sec)に換算すると100000m/60/60≒28mです。台風ではこれくらいの風が吹くので、多分パネル単体の耐風性能はなんとか大丈夫だろうと想像します。 パネル現物を見ると、枠のアルミアングルは 2mm厚の30×35でした。3mm厚なら安心感がありますが、2mmねぇ。補強策をアルミ材と鉄材で検討しましたが、ヤメ。安心は大事ですが、先達は概ね補強なしで使用しているようだし、屋根上の重量を増やすことは走行安定性にマイナスであること。そして、コストが増えることも望むところではないですから。 次の考えどころは、キャリアーにどんな部材で取り付けるか、でした。ソーラーパネルには穴あけ済みの物が多いようですが、それは普通に架台に取り付けるためのもので、ルーフキャリアーに取り付ける場合には、別途加工が必要になります。 そのことを考えながら部材を探してみましたが、意外にもピタッとくる物が無かったですね。近所のホームセンターで見つけた「角バンド40mm×30mm」というのが最も近い物でした。これで何とかするしかない、となりました。 ボルト類はステンレスが容易に手に入りますが、この角バンドは鉄ですからさびが出ると怖いです。ちょうど使っていたシルバーの塗料があったので、気休めに塗っておきました。 これと並行してアルミアングルへの穴あけです。2mm厚なので加工は楽ですが、慎重に作業しないとパネルの裏に傷をつけてしまいます。当て木を穴の下に入れて、事なきを得ました。 この作業に先立ち、ルーフキャリアーを仮設置しておいたので、明日はパネルが載せられそうです。このキャリアもパネルも、どちらも転落事故を起こすと大変なことに発展しかねないので、慎重に作業します。 それとともに、基本的に高速道路は走らない、迷惑にならない限りはゆっくり走る、を励行したいと思います。点検も頻繁にすることにします。

車中泊車両の収納家具作成-2

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車中泊車両の要素は基本的には、走る、泊まるだけですが、泊まるというところに生活のすべての要素が絡んできます。生活するには収納スペースが欠かせませんが、この確保が軽キヤンパーでは難しいです。とりあえずメインの収納を形にしてみました。 美しさゼロ、機能オンリー、質実剛健。無垢の木で作ったという一点が取り柄でしょうか。見えているこの断面で物が置けないのは、ベッド台枠の上のマットを置く部分です。 上の方の梯子状の物は、そうハシゴです。普段は棚の物が後ろに落ちないように抑える役目を果たしているだけですが、いざとなると止め具を解除して出動します。材料は1×2材ですから強度はミニマム程度ですが、あくまで緊急用です。(接続箇所は1箇所に付きビス2本と接着剤で固めたので多分折れないでしょう、60kg未満の私なら。) 太陽光パネルを屋根の上に設置する関係で、いつ何時、点検や補修で屋根の上の中心まで手を伸ばす必要が生じるか分かりません。ハイルーフのエブリィバンの屋根は意外に高さがあり、低身長の私にはハシゴが必要です。 なんとか邪魔にならない場所に格納することを当初から考えていたのが、やっとできて納まりました。使わずに済むように、ソーラーパネルはしっかり取り付けるつもりですが、まぁ、転ばぬ先の杖ですね。 塗装はしませんが微調整で、角を削ったりして、もう少しで完成です。

車中泊車両の空調(換気)装置製作-3

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車中泊車両の空調装置とはちと大袈裟かと思いますが、要するに車内の空気を扇風機でかき混ぜて排出するということです。排気はファンで強制ですが、吸気は網戸から。たったそれだけなんですが、DIYでこれを自動で行おうとすると、電子部品が登場することになり、電気音痴の私はビビルのです。 でも部品は買ってしまったので、やるしかありません。装置製作以前にテストが必要ですが、そもそもバルク部品ですから取説なんぞというありがたいものは付属していません。慎重なくせに、買ってしまって自分で背中を押すというのも理屈に合わないようですが、もったいない精神で何としてでも実現する、という私の方法も時にはアリかと思うのですね。 ついつい苦手な仕事で後回しにしてきましたが、排気ファンやサーモスタット他の部品がそろい、かつ窓枠に取り付ける板も加工が進んできたので、重い腰を上げて、いざテスト。 写真にはありませんが、サーモスタットには排気ファンに使うPC用ミニファンも取り付けて、実際にON・OFFの動作を確認しました。見事に成功!! 電気音痴でも成功した種明かしをしましょう。 サーモスタットがはるばる中国本土から届いて、現物を見たときに私でも分かったのは、12Vの電源+-を接続するターミナルのみ。後2つのターミナルに何をどうつなぐのかは不明。温度設定などは手の出しようがありません。何も説明がないのですから当然でしょう。 買ったアマゾンの商品説明にもスペックの記載はあっても、いわゆる使用説明は何もありません。Q&Aで見つけた URL を開いて、地獄で仏に出会った心境になりました。これを見れば多分小学生でも使えるかもしれません。ハハ、私は小学生レベルか。たしかに電気はそのレベルかも。 今回のテストで使用した物は以下の4点5品です。 ポータブル電源 サーモスタット ミニファン ユニバーサルアダプター これらが近々にも車内で組みあがって車中泊の強い味方になってくれる!?、かな。 上のリンクで価格が分かりますが、中国製の部品の安さにはオドロキを禁じ得ません。ローコストで生活を楽しみ、そして遊ぶには、今や中国製品を上手に使うことが避けられないのだと感じます。足りない知識はネットがサポートしてくれますしね。ネットさまさま。 他人の知恵をいただいてばかりではいけ

車中泊車両の安眠対策 // 後部窓ふさぎ

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車中泊の安眠を妨げるものは色々あるのでしょうが、音と光に尽きるように思います。音は耳栓。随分と原始的ですが仕方ないでしょう。もう一つの遮光対策の一つとして、エブリィバンHBD-DA17V後部3つの窓をふさぐことにしました。 そもそも、前部3窓以外はふさいでも法的な問題は無いはずです。とはいえ、バックカメラ無しでは無理矢理とのそしりを受けかねませんが、既にバックカメラが完成しているので、何も心配はありません。 少し前から型を取って銀マットを切ったりして準備は進めてきたのですが、これがなかなか骨の折れる仕事でした。業務ではないので、基本的に1回しか行わないのですから、とても億劫な作業で、コスパは最悪です。 そうは言っても、長期使用という前提で作っているので、ある程度はキチンと作らなくてはいけません。それにしても何度でも言いたくなるのは、軽の箱バンごときに何でこうもアチコチに微妙な曲線を多用するんでしょうね。という愚痴のようなツブヤキです。 忍の一字で作業して現物に合わせた結果、なんとかガラス面に向ける銀マットと内向きのビニールクロスのカットが終わりました。銀マットはガラスの内側に設置してみてアタリを確認済みでしたが、その上に貼るビニールクロスはやっつけ本番。 それにしても荷室後部ドア窓のガラスは外に向かって湾曲しているので、8mm厚の銀マットがビニールクロスとの間で遊んでしまいそう。けれども、押さえるための良い案が思い浮かびませんでした。ガラス周りの黒いゴムにも両面テープを効かせたので、少々遊んでも剥がれ落ちてくるようなことはないことにして、まぁ良いか。 で、設置完了がこの姿です。 写真で見るほどきれいな仕上がりではありません。銀マットは位置の調整などしながらセットできましたが、ビニールクロスの裏紙と両面テープは一発勝負でしたから、アチャーッ、の引き攣れを作ってしまいました。これは難しいです。でも、実用には問題なさそうなので、トホホの完成です。

車中泊車両の空調(換気)装置製作-2

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車中泊車両の換気装置を装着するためのベニヤ板ができているので、続いては窓枠への取り付けのための加工です。好ましくないのは承知の上ですが、窓枠の鉄板に穴をあけます。 窓枠とベニヤ板を実際に連結するのは3mm径ボルトが通る穴あきの ミニステー で、これを曲げて角度を合わせます。ペンチで挟んでムーッ、と曲げます。それを2.5mmの下穴をあけたベニヤ板にM3ボルトで固定し、窓枠に当てて窓側のビス穴位置を決め、その位置に2.5mmの下穴をあけます。この穴に ハンドタップ M3 で雌ネジを切ります。 めったに使わないタップを出してきて、ハンドルに固定し、いざ窓枠の下穴に挿入して回す、す、す。回りません。ハンドルが窓ガラスに当ってしまい、回すことができないのです。さぁ、困った。   こういう場合にはどんな道具で回すのでしょうか。タップをハンドルに固定する部分は ■ 方形になっています。そんな物をはめ込んで回す他の道具は手元には見当たりません。鉄板に向かう角度をキープして回転させなければいけないので、いいかげんな物は使えません。 仕方なく作業を中断して、近所のホームセンターの売り場に行きました。タップの商品棚を見て行くと、ハンドルの短い小型の物がありました。これなら窓ガラスに当らないかな??。でも、現場で合わせなければ分かりません。 もうちょっとピタッとくる物が無いのかな、と見て行くと、おーっ、有りました。タップの根元が6角軸になっている物が。これはきっと電動ドライバーで使うんだね。 ん?  そうか。私が使えないと思った自分のタップも軸の根元は方形でしたが、先端のネジ切り部分との中間は丸軸でした。丸い軸部分を電動ドライバーのチャックにセットすれば良いんじゃないの、もしかして。 何も買わずに取って返して試してみたところ、お見事、ハイセイコーではなくダイセイコウ。 知らないことは恥ずかしいことではないのですが、大いに無駄なエネルギーを消費します。でも、また一つ学んで進歩したことにしておきます。いゃー、遊びも大事です、進歩の糧。お金を撒くような遊びではあまり学びは無いんでしょうね、かわいそうに、と負け惜しみを心に秘めつつ。 後部ドア窓枠にはめでたくM3の雌ネジが出来上がり、ベニヤ板が取り付くことになりました。塗装を考え中です。