suaoki電源とエンゲル冷凍冷蔵庫の相性-その後

 ポータブル電源装置   suaoki ポータブル電源 PS5B 
 車載用冷凍・冷蔵庫     エンゲル冷凍冷蔵庫 車載用 MT45F

この2点を車中泊で使用するようになってから、1年余りが経過しましたので、その後をまとめておきます。のべ使用日数は累計79日になっています。

車中泊生活電源として120000mAhの容量で不足が無いというとウソになります。なぜなら人間の欲には限りが無いから。でも私の場合には軽バン=エブリイの空間の限界もあるので、電気はほぼ足りているという言葉が適当かと思います。

冷蔵庫の方は、1週間くらいの旅で出発時に満タンだと、旅先で食料や飲料の追加が不要(冷蔵品)なくらいの容量、というのが実感です。未だ釣った魚を大量に冷蔵庫に保存するという経験がないのですが、それにも対応できるはずです。

2点合わせれば10万円を超える車両装備品ですから、私のようなチープな車中泊には高価と言えるものですが、それぞれには満足できる機能を果たしていますから納得しています。

問題は両者の相性です。

以前の記事 でシガーソケットの接触不良に触れましたが、それに修正、付加すべき点をここに記します。

症状的には、冷蔵庫のDCプラグをポータブル電源に差し込んで運転している時に電源をOFFにすると、再度ONにした時にはポータブル電源にエラー(E-19)が発生する、ということです。その発生頻度はほぼ毎回と言えます。

このエラー(E-19)が発生する原因は接触不良にもあるようですが、主な原因は電源側ではなく冷蔵庫側にあるようです。なぜなら、冷蔵庫以外の他の機器を同様に接続している際には、このエラーは発生しないからです。

あくまで推定ですが、エンゲル冷蔵庫の回路上の問題ではないか、ということです。ただし、他の機器で発生しないとはいえ、エンゲル冷蔵庫だけの問題ということではなく、suaoki電源回路との相性、そう言う方が適当なのかもしれません。

私はあえて原因追求をしません。なぜなら、プラグの抜き差しでリセットできること、そして異文化の中国メーカー相手のやり取りを避けたいからです。もちろん動作不能に陥れば動かざるを得ませんが。

いずれかが回路の修正をして問題解消できるとしても、基盤交換を無償で行われない場合には結構な出費を強いられることになりそうですから、元の機器価格を考えると現実的とは言い難いです。

実用上は、suaoki電源をOFFにしなければ発生しないエラーなので、車中泊ではOFFにしないという解決策もあります。冷蔵庫の中身にもよりますが、温度設定を最高にしておけば運転は頻繁ではないので、音が気にならなければ就寝中もONのままにするのが良いでしょう。


関連するアイデアですが・・

冷蔵庫の運転頻度を少なくすること、そして冷蔵庫内の温度変化を緩やかにするために、私は旅の出発に際して、事前に凍結させた2Lのペットボトルを冷蔵庫内に他の飲食料品とともに入れていきます。蓄冷材になるとともに、解凍後は冷たい飲用水としても使えて一石二鳥です。

太陽光発電のみでサブバッテリーに充電している私は、冷蔵庫の設定温度をポータブル電源の残量と天気を見ながら、電気が余りそうなら温度設定を下げ(凍らない程度に)、不足気味なら上げるという操作をしています。

これらの結果ですが、前回の 能登・北陸への釣り旅 では、6泊7日が終わってもなお、ペットボトルの氷は完全には解けていませんでした。


相性問題についての 以前の記事 はかなりたくさんのアクセス(PV)がありますので、この不具合はどうやら普遍的なことのようです。


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