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トリプルフック(釣針)を刺して外科手術・・実録

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ページの最後に少々ショッキングな画像がありますので、お嫌いな方は直ちにページを離れてください。 トレブルフックとも呼ばれるこのトリプルフックは、シングルフックと比べて格段に掛かりが良いのですが、魚にだけ掛かるわけではなく、人にも掛かりやすい"凶器"という怖いお話です。 主にルアーに装着して使うトリプルフックを自分の体に刺して医者にかかり、痛い思いをした人は多くはないように思うので、いざというときのシミュレーション用に、事実経過をシェアします。 事件現場の福田港耐震岸壁 事件発生  2019年4月22日 17時過ぎ 他の釣り人のサッパ釣りを眺めながらウダウダと過ごしながら、翌日からの車中泊釣りの行動計画を考えていました。陽が傾いてきて、なんとなくルアーを投げてみる気が起きたのが、事故の始まりでした。 センターフックはカット後  テールはナイロンライン接続 ダイソー108円ミノーに、蓄光の点々を貼り付け、ウレタンを重ね塗りし、トリプルフックとアイの間をナイロンラインで繋ぐ、というチープなチューニングを施した物です。 振り出しのロッドを伸ばし、スイベルにルアーを取り付け、テールのトリプルフックをベールに引っ掛けて、、、その時に事故が起きました。 竿の弾力でわずかに引かれた状態で引っ掛けようとしたフックが、ベールに掛からずに外れた瞬間、竿の弾力で跳ねた所で手を引いてしまったのでしょう。 あー、失敗。と気楽に考えて、ルアーを持ち直そうとしたら、ん?。トリプルフックの内の1本の針が、私の右手の中指先端付近に刺さっていました。 一瞬のことで、えっ、なに、どういうこと。痛くも痒くも無いのですが、茫然自失。まさかの、指にフックオンでした。 最初に きっと釣具全体から逃げたかったんでしょうね。フィッシングプライヤーで針軸を切ろうとしました。でも、私の使っている小型の 釣りプライヤー では非力で切れませんでした。 ルアーが付いたままだと、手が動くたびにフックに力が掛かって痛いのと、もう一つのテールフックによる二次災害の危険があります。 次に ハタと気づいて、トリプルフックとアイをつないでいるナイロンラインを切りました。これは簡単。もしこれがスプリットリングだったら、片手では外せないでしょ

静かな車泊地/静岡県焼津市

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親水広場ふぃっしゅーな 駐車場 静岡県の公共事業で整備された、親水広場ふぃしゅーな の駐車場です。直ぐ南側がフィッシングゾーンになっているので、ここで釣りをする人にはとても便利な駐車場です。すぐ傍にトイレと水場もあり、設備的には文句なしでしょう。 2019.04.18(木) 13:15 撮影 平日の昼間は釣り人だけでなく、トイレや休憩に来る商用車も出入りしますが、夜釣りの人が帰れば、朝までは出入りが途絶えて静かになります。 未明からは朝マヅメ狙いの釣り人が来ますので、睡眠中に起こされたくない人は、駐車場所を選んだほうが良いでしょう。 大きな漁港ですから、風向き次第では遠くから一晩中エンジン音が聞こえることもあるので、念のために耳栓の準備をお勧めします。 お風呂は焼津駅近くの エキチカ温泉くろしお が23時間営業で便利です。 この記事で紹介しているP泊地は、私的な判断で載せていますので、ここで公開するについての責任は一切負いません。閲覧者の自己責任で、情報としてご利用ください。 私の好みは、人が居ないか少ない場所で、集団で騒ぐ無神経な人間が泊まる可能性が少なそうな、マイナーで静かなな場所です。 主に公園や公共施設の駐車場や公有地で好適な場所を選ぶように心がけています。そのような場所は国費が投入されて設置されている場合がほとんどですから、国民の財産でもあります。したがって、明確に車中泊が禁止されておらず、迷惑を掛けずに使用する限りにおいては、使用を妨げられるいわれは無いものと考えます。ただし、一般の駐車スペースはキャンプ場ではないので、1台分の駐車スペースを越えて車外でキャンプ行為をするのは目的外使用にあたるため、使用は控えるべきだと思います。

活き餌(ネンブツダイ)酸素無補給移送実験

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活き餌を運ぶというと、一番ポピュラーなのは、流行のアオリイカ狙いのマアジの運搬でしょう。 聞くところによると、1尾250円もする所があるんだそうですね。10尾買うと2500円ですか。安い所では80円なんて場所もあるようですが。とにかく買って運んで、なかなか大変な釣りです。 私はお金をいただくのは大好きですが、その反対はあまり好きではなく、自給自足を旨としています。ですので、自分で釣った小魚を活き餌に使います。釣り場で調達困難のようであれば、運びます。 自作の活かしバケツ に収用して、ブク無しで運びます。多様な環境下での運搬になるので、常にテストを兼ねての運搬をしています。 今回は伊豆半島の戸田湾から焼津港のフィッシューナまで、2時間45分の旅でした。さすがに直行便では無理そうという経験にもとづく判断で、途中でリフレッシュタイムを設けます。さて、実験結果はいかに。 実験条件 ・健全ネンブツダイ13尾 ・推定車中気温=20℃(始期の推定水温=16℃) ・海水量=10L 西伊豆・戸田漁港を出発して1時間45分走行後の由比漁港での酸素補給(水換え)前  2尾が酸素欠乏で弱り 海面に降ろして10分間の酸素補給(水換え)後 2尾が酸素欠乏から復活 1時間00分走行後に焼津フィッシューナ到着時 2尾が死亡(危篤) データと考察 静止海水10L/20℃の環境では、13尾のネンブツダイは1時間45分の時間経過で2尾が弱った。10分間の新鮮海水中でのリフレッシュで、11尾は健全性を維持することとなり、一旦弱った2尾も回復傾向が見られた。その後の1時間の静止海水中での運搬で、健全だった11尾は健全状態を維持できたが、一旦弱った2尾は再び弱った(死亡した)。 ・酸欠で一旦弱った魚の回復は困難のようだ。 ・ 20℃ の環境では、ネンブツダイの移送は、 1尾 当たり新鮮海水 1L で 1.5時間 までが目安となる。 ネンブツダイも大きいほうが餌としてはより良いとも聞きますが、大型になれば酸素要求度が上がるので、収容尾数は減ることになりますから、考えどころです。

竿掛け&竿受け・・岸壁(車止め)用 試用結果

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竿掛けや竿受け・・岸壁(車止め)用 セパレート型   という物を自作したものの利用機会が無かったのですが、 先日の釣行 で行った西伊豆・戸田漁港の岸壁で試用してきました。 マダイかヒラメを活き餌のエレベーター仕掛けで狙う、という壮大希有なる野心の結果は、型物が一瞬にして竿を海中に引きずりこむ、という危険が待ち構えているのです。 それを防ぐのが、10Lのバケツに組み入れた海水の重量です。竿とバケツはカラビナでワンタッチの接続ですから、使用は簡便です。 リールのスプールからラインが出る際には、竿とY字の底部分の隙間から出て行きます。 重しのバケツは活き餌の活かしや針掛けの際に使います。 実際に34.5時間使ってみて、特に問題点は見つかりませんでした。バケツの海水も10L入れれば、地面との摩擦も働くので、まず動くことは無さそうです。実用的には5Lでも間に合いそうに感じました。 私の場合には、角バケツを既に常備していたので、とても楽に安心を手に入れることができました。誰にでもベストな方法などそもそもありませんが、私としては、今回のこのスタイルが完成形になるように思います。 私は過去、いいかげんなスタイルで竿を置いていましたが、幸いにも竿を失うことが無かったのが不思議なくらいです。なぜでしょう。そうか、そんな大物を掛けたことが無かったんでした。でも、いつかきっと掛ける日が来るでしょうから、備えるのです。 今回の釣行では、買ってから一度も使用機会の無かったタモ網を初使いしました。初めてすくった物は、、、延べ竿でした。餌を付けて置き竿にしておいたら、タカベが喰って竿を海に引き入れてしまったのです。タモ網が無かったら、その後は小物釣りができなくなったのですから、やはり備え有れば憂いなし、です。 さぁ、竿掛けは準備完了なので、大物の到来を待つのみです。ご遠慮なくいらっしゃいませ、真鯛様さま、平目さま。

メジナの味/西伊豆・戸田湾での釣果

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釣り上げた物を直ぐに〆て血を抜き、引き続きGG(エラワタ抜き)にして、冷蔵庫で保存し、4日後に焼いたものです。元々日持ちのする魚ですから、鮮度低下はほとんど感じられない状態、というか丁度食べ頃の感じでした。 塩焼  (釣獲4日後) 焼く前で1尾94gでしたから、ラウンドでは110g位、と尾頭付きの塩焼きには手頃なサイズです。メジナとしては未だ子供ですが、味ができていないことはありません。 さて、一口。 焼き方が良かったのか、熟成具合が良かったのか、柔らかな身から旨味が浮き上がってきます。口中では感じなかったので、鼻を近づけてみると、ほのかな磯の香がしました。 馴染んでいるせいもあるでしょうが、旨いですね、メジナは。この時期、この型では脂は無いので、オイルで焼いたり、ムニエルなどの油を使う調理にすると、一段と食味が上がるでしょう。 尾頭付きの塩焼きは、日本の魚食の典型のような気がします。原始的な食べ方ではありますが、どこの国でもする食べ方なのでしょうか。 海の近くの産地では、このメジナは割に見かける魚ですが、大消費地の都会にまで送られるほどの産量はないので、やはり釣り人御用達の魚でしょう。 今やスーパーでは、マアジとサンマくらいしか尾頭付きの魚を見ることがなくなっていますが、もっといろいろな魚が楽しめると良いですね。

スズメダイの味/西伊豆・戸田湾での釣果

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釣り上げた魚を即締め、ヘッドレスにして冷蔵保存した物です。 塩焼  (釣獲3日後) 箸で身を取って口に入れると、何の癖もなく、ホロリとした身からはっきりとした旨味が脂とともに出てきます。へぇーっ、美味いという情報は嘘じゃなかったんですね。 成長しても10cmという形が災いしなければ、立派に惣菜魚以上の価値がある味です。ヘッドレス5尾で100gという小さな物を、夢中で食べました。 ただ、骨が硬いので、気をつけないと危険です。それを割り引いても、良いです、旨いです。でも、これを食用とする地方はごく限られるようなので、食べたければ釣るしかないですね。 昔から目には馴染みの魚でしたが、食べたのは今回が初めてです。何でも食べてみなくては、と感じ入りました。ただし、岸壁で処理する際には手も道具も脂まみれになって、往生しました。 そうそう、釣り場で刺身にしたものを車中の夕食に食べましたが、旨かったです。それで持ち帰る気になったのでした。ただし、片身で寿司種1カン分になるかなー、というサイズなので、造るのには技術と包丁が必要です。 追記  2019.05.16 2019年5月7日 火曜日から行った 西伊豆・戸田漁港で釣った スズメダイの味についての追加です。 釣り場で活かしておき、全部まとめて即〆・ヘッドレスにして冷蔵で持ち帰りました。処理の際のナイフにはあまり脂が付かなかった代わりに、赤い卵が熟しかけていました。 翌日に調理したものですが、死後硬直したままの身質には透明感があり、鮮度低下は感じられなかったので、おそらくベストタイムだったと思われます。 刺身  (釣獲1日後) 成魚でも全長で10cmという小さな魚で、なおかつ骨が堅いのですから、調理技術を試されます。身の固さに助けられ、小骨も1本残さずに抜いて出来上がりました。 見目麗しい綺麗な白身です。まずは匂いを嗅ぎますが、何も無し。ついで、醤油をほんのわずか付けて、口に運びます。 薄い脂が口中に広がり、噛みしめるとコリコリの触感を感じた直後に、旨味が溢れ出てきました。 上等ですねー、この味は。4尾で造った一皿ですが、あっという間に2人で食べ尽くしました。 手間をかける価値のある魚です。その前の鮮度維持が大事なのは言うまでも

ホウボウの味/西伊豆・戸田湾での釣果

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釣り上げた魚を即締め、ヘッドレスにして冷蔵保存した物です。4日後でも、身質の軟化は軽度で、骨抜きの際に少し身崩れしましたが、透明感もありましたから、生食に問題はありません。 刺身  (釣獲4日後) ちょびっと醤油を付けて、口に入れると。白身の優しさに包まれて、ほのかな甘味と、意外なほどの旨味が口中に広がります。オモテナシを感じる味との言葉が相応しいかもしれません。 小形ながら美味でした。もっと大きくなるとどんな味になるのか、食べてみたいものです。 このホウボウは刺身では歩留まりの悪い魚のせいか、ちり鍋や潮汁、煮付け等の煮る料理にすることが多いようです。 以前には高級魚扱いされていましたが、近年は海水温上昇のせいか、産量が増えて価格が下がっているようです。

西伊豆・戸田湾で泳がせ釣りに挑む

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マダイやヒラメも狙える西伊豆・戸田湾で泳がせ釣りにチャレンジ。 前月も行ったものの、ついつい小物釣りにうつつをぬかし、タカベがお土産にはなったものの、実は泳がせ釣りがメインだったんです。まったく反応無しの結果に終わり、口惜しい思いを胸に秘めての今年二度目の再訪は、見事にリベンジを飾れるのか。 2019年4月15日 タチウオorアオリイカ どちらでも カムオン 3月にも訪れて、早朝の車中温度=3.2℃を経験した戸田も、そろそろ暖かくなるだろうということで着いたのは15時半。おーっ温かいです。 湾を囲む山々は桜の白・ピンクが残り、新緑の兆候が見え始めていました。いつ見ても海の青と山の緑の美しい所です、戸田は。 海を覗くと、あーっタカベがまだ居るんだ。これを釣りに来ている前回もお会いした遠征シニアさんにあいさつして、さーて。 16時から泳がせ釣りの餌にする小魚を釣りました。足元の優先種は多い順に、スズメダイ、ネンブツダイ(クロホシイシモチ)、タカベ、メジナ。 スズメダイ 湾内に係留した船に灯火を点けて乗せる、夜釣りの係留船の情報ではF3~4の太刀魚がポツポツ上がっているとのことなので、ワイヤーを使って自作したアオリイカ仕掛け、という物で挑みます。 17時半から20時半までやって、結果はゼロ。タチウオは寄せられませんでした。自分は  LED8Wの水中集魚灯 を点けたのですが、お隣のアオリイカ狙いの常連風の爺からクレームがついて片付けたのです。 岸壁の北半分では、15時~20時半の間に6、7人で計6、7杯のアオリイカが揚がっていました。良形ぞろいのようで歓声が上がり、2.85kgという声も聞こえていました。 私は、道の駅"くるら戸田"併設の温泉の終了に間に合わせるべく、20時半に納竿。 2019年4月16日 エレベーター釣りでマダイ、ヒラメ狙い&アオリイカのご機嫌伺い 朝マヅメは起きられずに、7時に釣り開始でした。早朝が良いのは分かっちゃいるけど・・。この湾内では、ボート釣りが昼間だけの営業で、マダイやヒラメも釣れるので、昼間がダメとも言えません。 足元の小魚を釣りながら、沖目に投げ込んだ先錘ラインに、エレベーター仕掛けのネンブツダイを送り込みます。

竿掛け&竿受け・・岸壁(車止め)用 セパレート型

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釣り道具の中で「竿掛け」や「竿受け」はなかなか悩ましい道具の一つです。対象魚や釣り場が変われば、同じ竿受けや竿掛けが使えないケースも多いのです。それゆえか、名称もロッドキーパーなどと、具体的にどんな形状の物か想像できない呼び方もされます。 立てる系統の物は三脚やポールでほぼ決まりですからさほど悩まないのですが、岸壁で使うものには、車止めの有無による違いもあって、コレダっという万能の物が有るようで無いのです。 車止めが無ければ、三脚系の物になるはずです。中にはピトンを打つツワモノも居ますが、如何なものかと思います。磯場と違って、岸壁は明らかな公共建造物なんですから、傷つけて良い訳はないでしょう。 車止めに取り付ける竿受けは市販されていますが、評判の良いのは ベルモントの物 のようです、2740円也。 第一精工 の物 も良さそうですが、5319円也。高いと思うか安いと思うかは人次第です。 作る暇がない人は、以下を読まずにお買いになるのが宜しいかと。 以前に 北海道の紋別港 で、20Lのプラスチック缶(バケツ型)に穴を開けて、竿をセットしている人を見たことがありますが、あれは大きくて、持ち運びには少々不便ですし、穴をあけてしまうと専用品になってしまうので、コンパクトが必須条件の私には無理です。 それにしても、釣り場と釣り座が自由に選べるならいいのですが、昨今は行ってみなけりゃ分からないことも多くなっていますから、どんな場所で竿を出すことになるのか未定では、何を持っていけばいいのか分かりません。 いくら良い竿やリールを持っていても、傷つけて壊したり、海へ持っていかれたりしたら困りますから、実はこの竿受けや竿掛けは、とっても大事なタックルなんですね。 私もなかなか正解を見つけられないうちに、いつか竿を持っていかれるという災難に出会うのでは、という不安がありました。自分の記録更新の大物ーーっ、とともに竿が持っていかれるのは不幸なことです。 でも、対策を講じていなかったのが悪いのであり、周囲の誰も心の底からは同情してくれないでしょう。ぅぷっ、ドジ と笑われて恥ずかしい思いをするだけならともかく、めったに掛からない大魚を逃すのですから・・、そのショックも大きいことでしょうね。 前置きはこれくらいにして、さて今回の製作構想には、