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立形水飲み水栓の補助具を自作

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立形水飲み水栓に補助具をセット 公園の給水施設で最近よく見かけるのが、給水栓を外されている事例です。設備を設けた時点では必要と判断したはずの設備がなぜ撤去されたのでしょうか。 新設事例ではハンドルから手を離すと給水が停止する自閉タイプの物が多いことを考えると、おそらくは利用者がキチンと閉めない、あるいは出しっ放しで去るなどの非常識な行為が重なった結果なのかと推察されます。 かろうじて、立形水飲み水栓だけ残されていることが少なくないので、利用者としてはこの水栓のみを利用することになります。 ただしこれは水圧調整し難くて、ちょっと開けすぎると、吹きあがった水が降ってきます。手足や顔を洗うのは至難です。 私は旅先で不自由する場面が多いので、そんな時のために、立形水飲み水栓補助具 を自作しました。 参考写真 (小径のチューブを使用したので、VP13管で調整しています。) 水栓の先端の吐出口は小さいために、そのままでは細く鋭い水が出てしまいますが、この補助具のホース先端は太いので水圧を緩和するとともに、給水方向を自由にして使いやすくできます。 < 材 料 > TS 異径ソケット 塩ビパイプ用継手 20×13 PVCチューブ  内径14 mm 外径18.0 mm ゴムシート   ロール巻 1mm厚 PVC(塩ビ)用 接着剤 < 作り方 > 立形水飲み水栓 ( 三栄水栓製作所 SANEI Y56A-13 ) の吐出口の球形の直径は約24mmです。これに被せる異径ソケットの内径は26.45mmです。その差は約2.45mmなので、1mm厚のゴムシートと接着剤で隙間を埋めます。 1. ゴムシートを、幅40mm、長さ81mm(26mm×3.1415) に切り、異径ソケット20mm側内側に接着剤を塗り、ゴムを差し入れて接着します。 2. PVC(塩ビ)チューブを必要長さに切り、異径ソケット13mm側内側に接着剤を塗り、チューブを差し込んで接着します。 接着後は半日程度養生する必要があります。また、塩ビ用の接着剤はゴムシートに対しては接着力が弱くて剥がれやすいですから、要注意です。 < 使い方 > 水栓の球形部分に被せて差し込みます。はじめに少しずつ水を出してホース内が満たされたら、増量しても使えます。  今回作った物は、水栓のメーカー違いにより使用

北海道の鮭を内地人が釣るには-後編

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利尻島の夜明け in 鬼脇港 プロローグ   ( 前編 と重複あり ) 2022年7月20日に北海道は苫小牧FTに上陸し、1ヶ月あまり道東~道北の海岸を探し回りました。どこかに、私に釣られてくれる奇特なカラフトマスが居ないかと。 港内は浮きフカセで、河口サーフでは浮きルアーやルアー単体で何度かトライしましたが、結果は無残にもゼロ。ハネはおろか、ライズもモジリも見ることはほぼ皆無でした。 渡船や遊漁船を利用するのを好まない陸っぱり専門では、気力、体力、経験が優れていなければ、釣果には容易にありつけないことを学んだ40日余でした。 この間には、海上保安署に 廃掃法違反で検挙 されたり、取り調べ中?にコロナをうつされる不幸にも見舞われた散々な日々でした。 旅の後半、稚内に滞在して、心身が癒え、落ち着いて考えた時、当初の想定にあった"礼文島"ではなく"利尻島"に渡る計画がムクムクと湧いてきました。 体力、知力、資金力の弱い自分にとって、チャンスは多くありませんから、やはり安易な放棄、撤退はできないと思ったのです。 なんとなく観光ではなく、釣りという目的を持って来た以上は、少なくとも自己満足はできなければなりません。 特に魚種や数の目標があるわけではなく、離島に渡ってする釣りの価値が感じられれば良しと考えました。滞在期間は最長1ヶ月。 釣行先に利尻島を選んだ理由 沼浦キャンプ場 in 利尻富士町 9/30まで使える無料の キャンプ場 があり、そこから 浴場 も釣り場も近いこと。ほぼこれに尽きます。泊りと移動は、旅釣り用に改造した  自作のキャンピングカー です。 離島を選んだのは、島への往来が時間と経済面で負担が大きいからです。その意図は、簡単に行けないでしょう現役さんには、ということです。ご迷惑ユーチューバーが動画で情報を上げて煽ってみても、それに乗(れ)る人は多くないはずですから。 利尻島へ渡るフェリー 言わずもがなの、船賃の高さです。車を乗せると新潟~小樽と似たような金額の稚内~利尻島ですから、車を積む人は多くありません。割引も島外者には雀の涙ほどの、片道当り5%のネット割引しかありません。 その割高感は、島内の生活者にとっては暮らしにくさであり、離島=人口減の原因でもあるのでしょう。遊びで行ける幸せを噛締めながら、運んで

北海道の鮭鱒を内地人が釣るには-前編

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まえがき ♀サケ in 利尻島 内地でも、東北や北陸あたりではサケ釣りができます。でも、言うまでもなく本場は北海道です。なので、本気で鮭を釣る気なら、北海道に向かうのが近道です。 その北海道でも、地球温暖化を原因とする海水温度の上昇により、鮭鱒の漁獲量は大きく減っているので、遊漁者が釣(れ)るサケ・マスも減っています。 おまけに、釣り場(漁港や海岸)から釣り人が締め出される傾向が強まっていて、盛期には釣り座を確保すること自体が難しくなっています。 そんな背景があるので、初めての内地人が安易に挑んでも、鮭鱒は簡単には釣れません。手っ取り早いのは、つてを頼って実力のある人に全てお膳立てしてもらうことです。 ただ、そのような他力本願の人はこの記事を読む事もないと思うので、この記事では情報収集からすべてを自力で行うことを前提とします。 ここでは、私が2022年夏に実際に経験したことを基にして、鮭へのアプローチの方法とプロセスを紹介します。失敗体験でもあり、成功体験でもあります。 なお、この記事でいう釣りは、"ゲーム"ではなく"食べる"釣りです。キャッチ&リリースを否定するものではありません。食べないなら、リリースするのは当然ですね。 内地人が北海道で鮭鱒を釣るための要件 鮭 (シロサケ)と 鱒 (カラフトマス)は釣りとしての共通点が多い反面、時期がズレたり釣り場や釣り方が異なるなどの相違点も多いですが、ここでは大くくりで鮭鱒として扱います。 目次 1. 内地人独力鮭鱒釣りの要件 2. 釣りと釣魚のための要件 3. 渡道鮭鱒釣りのAtoZ 4.   1尾のアキアジを釣り上げるまでの軌跡 1. 内地人独力鮭鱒釣りの要件 <人的要件> 内地から渡道の鮭鱒釣りをするには、時間の余裕が必要です。現役で忙しく働いている人には、残念ながら向きません。時間のあるリタイア人でなければ実現は困難でしょう。 体力、知力は一人旅ができれば大丈夫、釣りの技術は、PEラインを使ったルアー釣りと浮き(餌)釣りの経験があればOKです。 <設備要件> 釣り(具)以前に、釣り場での滞在と移動手段が必要ですから、衣食住は、事実上、車中泊が一択でしょう。同じ釣り場に立つ現地在住の人とは構えからして異なり、かなり大きなハンデを負うことになります

車中泊釣り/2021年の総括と2022年の課題

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下北半島・大畑漁港にて 2021年を振り返ってカウントすると、車中泊の釣りに2回出かけて、のべ18泊しました。例年より極端に少なくなりました。 福井・越前漁港にて 言うまでもないコロナで受難の1年でした。もう、旅釣りなんてできない、と思えるほどの惨憺たる状況でしたが、遊び人の私の困難なんて言うだけ無駄で、言えば言うほどひんしゅくを買うのかもしれません。 それでも、一応は前年の検証を試みます 2021年の課題の検証 1. アオリイカを含むフィッシュイーターを釣るための、泳がせ釣りの仕掛けを改良して、釣果を得る。   不実行につき、進展なし。 2. 締め出された釣り場からの転進先を開拓し、その場所でできる釣りを考案する。   不実行につき、進展なし。 3. カラフトマスは、ウラ年なので ?? 。それでも避暑に行くか、それともシロサケの時期に行くか?? 。   礼文島のキャンプ場をベースキャンプにすべく、早期に予約(8月下旬~)してありましたが、直前になって先方からキャンセルされて、実現不能に終わりました。 番外. 旅釣り5年目を迎える2021年は、そろそろ真剣に体力維持向上のトレーニングに取り組むことにします。   2021.04から、毎日3kmのウォーキングを始め、サボらずに継続できました。 2021年の主な課題 1. キャンピングカーの大型化を自作で実現する。 2. 旅程の長期化を実現させて、腰を落ち着けた釣りをする。 3. 夏~秋に北海道で鮭鱒を必要十分に釣る。 関連記事 2023年の総括と2024年の目標 2022年の総括と2023年の目標 2020年の総括と2021年の課題 2019年の総括と2020年の課題 2018年の総括と2019年の課題 2017年の総括と2018年の目標

旅釣りをコロナ禍の中でより安全に敢行するために

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コロナウィルスとともに生きる生活も2年目に入り、行動自粛ストレスが限界に達している人は多いでしょう。 神奈川県と愛知県に挟まれた静岡県に住む私は、「県をまたいでの移動は控えてください」という呼びかけに、今年は初夏の今に至るまで県外へは一切出ずに従ってきました。 しかし、7月にオリ・パラが世界中から人を集めて開催されるとなると、考えを変えざるを得ません。 科学者が危険を指摘するイベントが許されて、比較的安全な自家用車での国内一人旅が許されないというのは、どうにも承服できません。 県をまたぐ~、は法的根拠のない自粛なので、これから先は、感染拡大状況を見たうえの自己判断と責任において、行動することにします。 人口の少ない田舎に暮らしているせいか、幸いにも昨日、高齢者の接種枠で早々と新型コロナワクチンの2回の接種が完了し、2週間後には効果が最大になるようです。 旅が自他に100%危険を及ぼさないと言い切ることはできませんが、閉塞感の中で心身を病む危険との衡量で、遠方への旅の解禁を決めました。 しかし、世の中には自粛が大好きで、エビデンスの無い自粛を他人に強要する輩が居るので、それも危険因子です。その危険を避ける方策を考えました。 A4半分の掲示物 旅先で車のナンバーにより排除、攻撃されることを防ぐために、"私は安全です" という趣旨の標識を車に掲示してアピールします。使い方を忘れかけてMSワードで作った物を、ラミネートしました。 これを車の左右と後ろの3か所に貼付けます。もちろんナンバーが変わらない地域内では使いません。かなーり恥ずかしい姿ですが、黙っていて身を守れないのは困るので、仕方ないですね。 これをいつまで使うのか、先の見えないコロナとの戦い、あるいは共存の道を示してくれそうにない為政者に頼れない以上は、自分で考えるしかありません。 それにしても、危機対処能力の無さを露呈してズブズブと沈んでいく日本は、どうなってしまうんですかね。こんな時にもし巨大地震や富士山噴火でも起きたら、そう思うと・・・。 やはり、本来はオリ・パラなんかやっている余裕は無いでしょう、無理矢理決行しそうですが。で、やっぱり秋には変異株感染 爆発 の地獄を見るのかな~。 まぁ、それはそれとして、今年も自分には釣れそうにない カラフトマス を求めて渡道できるのかも。掲示物一つで

車中泊旅の給水場所

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道の駅はくしゅう 水汲み場 車中泊では、短期の旅なら持参の水で間に合うはずですが、長期になると給水場所に苦労することがあります。特に自炊する者にとっては、水(汲み場)は生命線です。 車中泊といっても、どこにでもキャンプ場があるわけではないので、旅の目的次第では不自由な泊地に泊まらざるを得ないこともあります。 500ml~2L程度の少量の水でも、必ずいただけるのはトイレの手洗い水道水くらいで、楽に給水できる駐車可能な公園の水場は多くはありません。 そのため、私は20L、2L、2L、1.5Lの 飲用水を装備 しています。減ったら補充を心掛けていますが、その理由は被災時の自立生活のためです。 旅先で巨大地震に遭った時、宿泊施設に泊まっているなら守ってもらえるはずですが、ホームレスに近い立場のシャネラーは、守られるとは限りません。 地震でなくても、例えば山奥の秘湯に行って道の障害で閉じ込められたら、 事故や故障で動けなくなったら 等々、何が起きるか分からないのがこの世の常です。 最低2L/日の水が必要な人間が7日間生きるには、1人でも14Lは常備していないと危険ということになります。逆に水さえあれば1週間は生きられます。 慎重派であるとともに、同じ場所を再訪することも少なくない私は、旅先で見つけた水場は必ずのように写真を撮って記録しています。 車中泊の皆さんがよく利用する道の駅でも、給水が普通に受けられる蛇口のあるところはあまりありません。たいていは洗面所でいただくのではないでしょうか。 そんな不自由の多い道の駅の中にも、上の写真にあるような親切な所もあります。良質な水が豊富で、近くにはウィスキーのディスティラリーがある、山梨県北斗市の "道の駅 はくしゅう"  です。 わずかに塩素滅菌しているとのことですが、私の官能では捉えられません。美味かどうかは別として、異味、雑味のないだけでも上等の水です。 どこででもというわけにはいかないサービスですが、せめて道の駅なら、どこでも水汲み場くらい設けても良いように思いますが、それも立場変わればなんでしょうか。 ゴミは持ち帰れ、金だけ落としていけ、という所が多くて、道の駅はあまり好きにはなれません。周囲や道路に散らかされたゴミを拾う現実を見るなら、道の駅で分別受け入れする方が得策だと思います。少なくともトータル

自動車保険のロードサービスはお得・・利用実録

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自動車は機械物ですから、トラブルは避けられません。いざ故障という時のためにJAFに入っている人も多いようですが、実は自動車保険に付帯するロードサービスがお得です。 今回の私の事故は、野生のエゾシカに飛び込まれた衝突事故で、前部を壊されました。夜だったので、とりあえず近くの公園の駐車場に留めて確認すると、ラジエーターから冷却水が漏れだして、エンジン温度警告ランプが点灯して、動けなくなってしまいました。 もともとが車中泊用の 自作軽キャンパー なので、そこに泊まることにしました。さてどうしよう、明日は。頭の中が高速回転している内に、そうだ、修理工場までは自動車保険のロードサービスが使えるかもしれないと気付き、さっそく当夜20時半頃に保険会社に電話しました。 第1報  (事故受付担当)で知ったことは、 ・損保会社が、ロードサービス(無償)で修理工場までレッカー移動してくれること。 ・その段取りは翌日朝から始まること。(こちらが明朝で良いと言ったせいか?) ・それらのために、警察への通報(事故証明)は不要なこと この情報をもとに考えたことは、修理が終わるまでの5日間前後をどこに泊まって、車無しでどう過ごすのか。修理工場は多分稚内市内で、私の家は浜名湖のそば。 第2報 (ロードサービス担当)は翌日の10時過ぎでした。そこで知ったことは、 ・修理の終わった車は、自宅まで無料で回送可能なこと。 「エッ、トト遠いですよ。」一体いくら掛かるのか。道内を運び、フェリーで輸送し、降ろした港から我が家までまた運びと。後から調べてみたら、ドアtoドアのその費用は、エンドユーザーなら9.1万円くらいのようです。 第3報 (修理業者) ・現地を確認し、今から引き取りに出発する旨。 第4報 (ロードサービス担当、前と同一人) ・もし、車引き取り現場から自宅へ直行されるのなら、帰宅費用がロードサービスで出ます。 またもや「エッ、トト遠いですよ。」その日のうちに帰れなければ宿泊費用も出ます、とのこと。 引取りの車が到着するまでの間に、車内外を片付け、航空便とタクシー依頼先を調べておき、引取りに来た業者と修理の打ち合わせをして、車を預けてしまいました。超忙しくて、十分な対策ができないままに引き渡しました。 漏れた冷却水溜まり

別府・鉄輪(かんなわ)温泉の地獄蒸しは美味

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火山列島の日本には沢山の温泉がありますが、利用客が温泉熱で調理できるという場所は多くありません。それも蒸気で蒸すとなると珍しい程度の数になるようです。 今回わざわざこれを主目的に訪れた場所は、大分県別府市井田3組にある陽光荘という貸間旅館です。入浴の温泉はもちろんのこと、調理も温泉熱。そのうえ暖房も温泉熱ということで、熱エネルギーはすべて温泉で賄うという羨ましい環境にあります。 昭和レトロの建物は雰囲気は悪くないものの、廊下と階段が迷路のようで、トイレや洗面が共同とくれば、使い勝手が良いはずはありません。視覚的にはプライバシーは守られているものの、隣室の音は廊下越しに筒抜けです。けれども結構な人気で、宿泊客が絶える事が無いようです。 入浴するための温泉は、この鉄輪地区のみならず別府のあちこちにあり、0円から利用可能ですので、陽光荘のセールスポイントは入浴ではないはずです。つまり「地獄蒸し」と呼ばれる温泉蒸気を使った自炊が、ここの最大の魅力なのです。 陽光荘の地獄蒸しの実際は、 ズラリと並んだ地獄釜 地獄釜は24時間365日、水蒸気が上がり続けています。屋根があって雨はあたりませんが、自然空調の外気にさらされる調理場には常にもうもうと湯気が立ち込めています。 地獄釜は高温の水蒸気で熱いので素手で触ると火傷の危険があるために、手袋をはめて物の出し入れをします。野菜などは数分から、肉や魚でも10分位で蒸しあがります。米飯は1時間くらい掛かりますが、総じて長くはない時間で簡便に調理ができます。 直径30cm程のザルに入れて蒸す その特徴は、何より美味。蒸すと茹でるの違いがとても大きいことを知りました。汁物であれば汁に出た味や栄養を食べるので物の味を失うことはありませんが、茹で汁を捨てる調理では、物の味や栄養を捨てることになるために味が落ちる。という理屈は知ってはいても、実際に高温蒸気で蒸した物を食べてみて、その旨さに驚きました。 今回4泊5日の間に蒸した物は、切身の魚(マダイ、サワラ)、薄切り豚肉、卵、米、野菜(白菜、キャベツ、人参、しめじ、もやし、長ねぎ、さつまいも)、シウマイ、肉まん。 普通の調理との味の差の大きかった物は野菜でした。その中でも、スダチの絞り汁と醤油を同割りで作った自作のポン酢をかけて食べたキャベツ

旅先からのAmazon・宅急便は便利

amazonで買い物をすることが普通のことになってしまった今、困ったときのamazon様とまで言うと、回し者かと疑われそうですが、実際に地方に行くと、冗談でなく救世主扱いされそうです。 事の起こりは、昨日旅先の留萌で釣具を購入しようとしたことです。留萌市といえば数の子の加工では日本一という水産の街のようで、大きな港もありますから釣り人も少なくないようです。実際に何度も見かけましたし、話もしました。こんな街ですから釣具店など当たり前に充実していて大手のチェーン店もあるのかと思いましたが、残念ながら無し。 個人の店が3店、グーグルの地図に出たので回ってみました。1軒目は高齢のご婦人が店番で、耳に手を当てて聞いてくれましたが、無いとのこと。次の店では耳の遠くないベテラン店主が応対してくれましたが、この辺りでは使わない、とのことでやはり無し。 内地では珍しくも無い「ジェットてんびん」が欲しかったのです。もちろんのこと釣具には地域性が大きいことくらい知っていますから、無いことに驚きはしないのですが、そもそも品揃えのきわめて乏しい個人店しかない事にびっくりしました。ルアー関係の商品などあるわけも無いようなお店ですから、地元の人はどこで購入しているのでしょうか。 滝川にはナショナルチェーンのお店があると店主から教えられましたが。これから北に行くというと、店主のたまわく「釣具屋はずーっと無いなぁ」。稚内まで無いのかも知れません。200kmくらい離れていそうな感じです。でも稚内まで行っても望む物にありつける可能性は低そうです。 さぁー困った。慣れた道具があれば慣れない釣り場でも、竿は出せます。釣果は別にしても。準備不足を悔やんでも始まりません。そうだ、あの手だ。という訳で受け取り先指定のアマゾン利用となりました。 手続きに難しいことは何もありません。送り先で指定するだけです。ただし遠方の場合はいつ着くのかがポイントになります。自分がそこに行かなければ受け取れないのですから。

旅の安眠対策の絶対的必須グッズ

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旅に出るとただでさえ環境が変わって、睡眠の質も量も低下することが多いものです。光対策にはアイマスクが定番ですが、音対策には耳栓が効果的です。 電車やの中では周りの聞きたくも無いお喋りであったり、夜間のバスや船ではイビキが迷惑の常連です。自衛策としては安価で効果的な耳栓。これがあるとないでは大違いです。 昨夜の船の乗船時に持ち込み忘れて、周りの複数かつ反復のイビキの激しさに耐えかねて部屋を移りました(等級変更)。 これに加えて、乗った船が新潟から秋田寄港の苫小牧行きだったので、朝の4時頃からアナウンスで起こされ睡眠不足の2日目でした。日がな1日、考えるような呆けるような日中を過ごし、それでも2万トンの揺れない船旅にそれなりに満足。 苫小牧に上陸後辺りをうろついてから市内のイオンでお買い物。 いよいよの車中泊場所を探して市内の公園を探し回りましたが、結局たどり着いたのはウトナイ湖畔の道の駅。なんだかなー。あまり走る気がしなかったので、食事後さっさとオヤスミナサイ。

車中泊2017年夏旅の計画

車中泊の旅初年度の今年はまず、お盆休み前の夏旅を考えています。その前に架装が出来次第、テストの旅に出るつもりですが、それはまぁ軽く済ませて、夏旅は北海道です。フェリー運賃が高くなる前には帰ってこようとおもっていますが、ある程度の長期になるでしょう。 そこで今から考えるのは、どこまで自走でどこからフェリーがお得か、ということです。国内航路はおよそ頭に入っていますが、運賃設定までは調べるしかありません。上陸地は、昔は釧路や十勝、室蘭もあったのですが、今は苫小牧(2港)と小樽に限られます。寂しいですね。 2017年夏前の運賃の安い期間で比較。 5m未満の車1台にお1人様でベッド利用の最安値を比較すると・・ 私の居住地の直近大都市は名古屋になるので、ここを基点に考えます。 名古屋→苫小牧         32.700 円 ~7/26(インターネット割引適用) 敦賀→苫小牧          29,730   ~7/14 新潟→苫小牧              19,030   ~7/14 新潟→小樽                 19,030   ~7/14 名古屋~敦賀 115km     1,150 円(10円/km) 名古屋~新潟 449km   4,490 円(10円/km) 高速道路料金や運転の労力を別とする総合コスパでは ① 新潟→苫小牧or小樽 23,520 円 ② 敦賀→苫小牧          30,880 ③ 名古屋→苫小牧       32,700  となります。 企画切符の割引料金やキャンセル料金など他の要素も勘案するとなかなか微妙な比較になります。万一海が荒れた時のことを考えると、太平洋の荒さに比べて日本海の方が安心感があります。 んー、簡単に決められない選択になりますが、私の場合には新潟からの航路を選択することになりそうです。 目的地を北海道とする場合には、他に青森県内の八戸、青森、大間からの航路もありますが、青森までの走行距離とフェリー料金を考えると、個人的には選択肢に入れるのに無理があるように思います。 いずれにしても繁忙期ではないので、海況をにらみながらの直前予約が妥当でしょう。 太平洋航路が荒れて、1泊2日の間、船酔で雑魚寝のカーペットから背中が離れなかった若かりし頃の経験が忘

車中泊で目指すことは釣りと温泉

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西伊豆から見た富士山 人生の大半を年中無休の自営業で過ごしてきた私には、他者との軋轢から来るストレスはほとんどなかったものの、遊べないフラストレーションは高じていました。 64歳でリタイアしたのち、地元でつつましく海と戯れていることを目指しましたが、これが思いのほか困難なことを知りました。そうなると欲求不満を押さえるのも難しくなります。 時間がたっぷり有るのに日々我慢するだけで人生を終えていいのだろうか。「ボケない限りは常により良く」と「コストパフォーマンス」を金科玉条のごとく口にしてきた私としては、、。 混まない所で気ままに魚を釣りたいし、本物の温泉にも入りたい。 できれば頻繁に。 でも、普通に旅して日々ホテルに泊まっていたのでは、スズメの涙の年金では経済破綻してしまいます。乏しい財布事情を考えれば、創意と工夫無しには何事も実現しません。 いろいろと考えた結果が車中泊のチープな旅です。 かなり以前に息子のレガシイを借りて2泊3日の旅にでたことがあります。経験はそれだけ。 そして少しネットリサーチしてみて驚いたのは、車中泊の実践者が相当いらっしゃること。 もちろん専用のキャンピングカーの普及もすすんでいるようですから、普通の車での車中泊が増えているのも事実でしょう。自分もこれでいってみるか、と。 ただし、ルンペンと見間違われないよう、肝に銘じます。 そして、妻と話し合った結果、この旅計画は私ソロでということになりました。趣味の違いということで。

車中泊で浮遊の旅 その動機

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静岡県の西端は湖西市。リタイアと同時に、ささやかな低圧太陽光発電所を庭に設置して2015年から住みはじめました。 やたらと太陽光発電パネルだらけの地域で、産物はサツマイモと電気のようです。 というのは不正確で、正しくは自動車産業関係の工場が多く、これが地域の主たる産業です。 私はここに住む以前は伊豆で30年余り暮らしました。観光で訪れる自家用車には浜松ナンバーも多かったと記憶していますが、その訳が分かりました。遠州一帯の環境に在れば、伊豆に行きたくなる気持ちになるのもごく自然です。 遠州は平らで太陽に恵まれていますが、一年中どこからでも風が吹き、風光明媚という言葉を戴くのは無理のようです。 海はひたすら砂浜が続いて変化に乏しく、魚種も限られます。ここでも風が邪魔をして、竿を出せる日は多くありません。 浜名湖はと言えば、水深が1m前後のごく浅い水溜りで、水もお世辞にもキレイとは言えず、対象魚、釣り味、食味からみて、残念ながら食指が動く釣り場ではありません。 こんなことを言うと、日々浜名湖で釣りをされている方々にたいへん失礼かと思いますが、事実は事実です。自分もいずれ、体に不自由を感じるようになれば、浜名湖内で竿を出すようになるのだろうと思っていますが、元気なうちは少し夢を見たいと思うわけです。 室蘭駅付近 1974.11.13 そもそも私は旅好きで、ジャンルとしては国内限定の「撮り鉄」のちに「乗り鉄」で、60歳ころにJR完全乗車を果たしています。車窓風景を愛で、知らない街を一人うろつくのが基本。これに旅打ちを加えた時期もありました。 30歳前から手を染めた釣りは、鉄道旅行とは両立せず、専ら居住地地元で楽しんでいました。