車中泊旅の給水場所
道の駅はくしゅう 水汲み場 |
車中泊では、短期の旅なら持参の水で間に合うはずですが、長期になると給水場所に苦労することがあります。特に自炊する者にとっては、水(汲み場)は生命線です。
車中泊といっても、どこにでもキャンプ場があるわけではないので、旅の目的次第では不自由な泊地に泊まらざるを得ないこともあります。
500ml~2L程度の少量の水でも、必ずいただけるのはトイレの手洗い水道水くらいで、楽に給水できる駐車可能な公園の水場は多くはありません。
そのため、私は20L、2L、2L、1.5Lの 飲用水を装備 しています。減ったら補充を心掛けていますが、その理由は被災時の自立生活のためです。
旅先で巨大地震に遭った時、宿泊施設に泊まっているなら守ってもらえるはずですが、ホームレスに近い立場のシャネラーは、守られるとは限りません。
地震でなくても、例えば山奥の秘湯に行って道の障害で閉じ込められたら、事故や故障で動けなくなったら 等々、何が起きるか分からないのがこの世の常です。
最低2L/日の水が必要な人間が7日間生きるには、1人でも14Lは常備していないと危険ということになります。逆に水さえあれば1週間は生きられます。
慎重派であるとともに、同じ場所を再訪することも少なくない私は、旅先で見つけた水場は必ずのように写真を撮って記録しています。
車中泊の皆さんがよく利用する道の駅でも、給水が普通に受けられる蛇口のあるところはあまりありません。たいていは洗面所でいただくのではないでしょうか。
そんな不自由の多い道の駅の中にも、上の写真にあるような親切な所もあります。良質な水が豊富で、近くにはウィスキーのディスティラリーがある、山梨県北斗市の "道の駅 はくしゅう" です。
わずかに塩素滅菌しているとのことですが、私の官能では捉えられません。美味かどうかは別として、異味、雑味のないだけでも上等の水です。
どこででもというわけにはいかないサービスですが、せめて道の駅なら、どこでも水汲み場くらい設けても良いように思いますが、それも立場変わればなんでしょうか。
ゴミは持ち帰れ、金だけ落としていけ、という所が多くて、道の駅はあまり好きにはなれません。周囲や道路に散らかされたゴミを拾う現実を見るなら、道の駅で分別受け入れする方が得策だと思います。少なくともトータルコスト的には。
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