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9月, 2020の投稿を表示しています

カレー/車中泊に持参する調理済み食品

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旅に行ってまでカレーをたべますか? そう問われそうです。そもそも好きということもありますが、私の旅は生活の一部で趣味の実現のためなので、行った先々の土地のごちそうが目的ではないのです。 カレーなら、レトルトの種類が豊富ですから、わざわざ作って持って行かなくてもいいのですが、どうも今一つ感心しません。満足できるようなものは高価のようですし、安い物はソースだけで具材は無きに等しくてダメです。 普段はイオンPB辛口ルー+牛筋肉で作るのですが、今回は何十年ぶりかで、 オリエンタルの即席カレー  +豚肉で作りました。昔懐かしい給食の味を再現しようと思ったのですが、ちょっと違いました。普通に美味しいんですから、味が改良されているのでしょう。意外に高くて、ちょっとびっくりしました。 とにかく、自作で肉も野菜も入ったカレーなら、普通に食事を摂った気がして満足できます。カレーは日本の国民食、海でも山でも家庭でも・・カレー万歳 ! ! 他のメニュー →  車中泊に持参する調理済み食品 参考 →  車中泊に持参する調理済み食品の基本

金崎湯 in 富山県射水市

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評価  ☆☆☆/☆☆☆☆☆ 表通りから路地を入った左側に駐車場があり、車を停めた前が入口です。建物は表通りにも面していますが、入口は路地側だけです。 料金が440円也は、銭湯料金としてはほぼ並でしょうか。土曜休業。 脱衣室に浴槽一つというごくシンプルな造りで、可もなく不可も無し。 コロナ下なので、短縮営業の20時終了です。富山県浴場組合のサイトには21時までと表示されていますから、注意が必要です。 建前としては、マスク着用での入場が決まりのようですが・・。 いつもながら、車中泊の身には有難い銭湯です。 私は、帰る時に「お世話様でした。」を必ず言って去ります。 個人的感想に基づく評価の基準  ☆     二度と行かない  ☆☆    困れば行くのかな  ☆☆☆   普通に行きます  ☆☆☆☆  行く機会があると良いな  ☆☆☆☆☆ 是非とも再訪したい

人参のあっさり煮/車中泊に持参する調理済み食品

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あっさり味で軟らかく煮たニンジンは、他のおかず達と仲良しです。家での食事と違い、限られた食品の組み合わせになるので、相手を選ぶ物は避けた方が良いでしょう。 外食やお弁当では野菜不足になるのが普通のことで、とりわけ緑黄色野菜は不足しがちです。その緑黄色野菜の横綱級のニンジンは、健康維持の強い味方です。 たわしでゴシゴシ洗って、皮はむかずに使います。親指の半分位にカットしたら、鍋の底から1cm位までの水に「白だし」を少し加えて、蓋をしてやや強めの加熱で、煮汁の泡が上まで回るようにして煮ます。 人参が柔らかくなって、煮汁が無くなる瞬間に加熱を止め、蓋を取らずに冷まします。蓋を取って冷ますと、その間に空気中の浮遊細菌が落ちてきて付着します。これが初発菌となり、以後は保存温度次第で繁殖します。 家ですぐ食べてしまうのなら神経質になることはありませんが、旅に持って出る物は、作る時の気遣いで日保ちが変わります。 他のメニュー →  車中泊に持参する調理済み食品 参考 →  車中泊に持参する調理済み食品の基本

チキンナゲット/車中泊に持参する調理済み食品

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冷めた揚げ物を旅に持って行っても、揚げたてのような味は楽しめません。そのままでも食べられますが、ラーメンに入れても美味しいですよ。鶏胸肉は栄養的にも優れ物ですから、旅の元気を支えてくれます。 鶏胸肉を一口大に切り、肉の重量比で [ 1%の食塩+1%の砂糖+10%の水 ]を混ぜた調味液に、冷蔵庫内で半日以上浸けます。 水気を取ってからコショーをふりかけ、片栗粉(orコーンスターチ)をまぶしつけ、中温の油で揚げます。 浸漬の効果で、固くならない鶏胸肉が美味しく食べられます。鶏もも肉とは違うさっぱり感が美味です。 他のメニュー →  車中泊に持参する調理済み食品 参考 →  車中泊に持参する調理済み食品の基本

ゆで卵の保存漬け/車中泊に持参する調理済み食品

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  玉子は栄養価に優れた食品ですから、旅先でも食べたいのですが、生玉子を持ち歩いて壊すと厄介です。そこでゆで卵にして旅に持参します。 その際に、殻付きで冷蔵すると殻がはがれにくくなり面倒です。かと言って殻をむいておくと日保ちがしません。かなり腐敗しやすい食品なので、意外に難しい物です。 腐敗細菌にはいろいろなタイプがありますが、繁殖するためには水と空気が必要なものが多いのです。食品自体に水が多いので、水を断つことはほぼ不可能です。 もう一つの空気を断つことで腐敗から守るのも一法です。ただし、嫌気性細菌には無効ですから、万能とは言えませんので過信は禁物です。 腐敗細菌の繁殖を抑制する物に、アルコールや食酢がありますから、これらを使った調味液に浸けて保存すると、日保ちが良くなります。 濃い味付けにした方が長く保ちますが、私は味があるかないか位の薄味にしています。それでも、むいた卵をそのまま保存するより長く冷蔵保存できます。 酒、(みりん)、醤油、食酢、を適当にビニール袋に入れた中に、冷水で冷やして殻をむいたゆで卵を入れ、空気を抜いて輪ゴムで留めて冷蔵保存します。 酒や味醂は煮切ってアルコールを飛ばして利用するのが普通ですが、この場合は生で使って、そのアルコールの制菌作用を利用します。あまりたくさん入れると、アルコール臭くなりますからほどほどに。 0~+3℃位の冷蔵保存で1週間は日保ちしますが、作った際の衛生状態や、保存中の温度により腐敗までの期間は変わりますから、五感で判断しましょう。 他のメニュー →  車中泊に持参する調理済み食品 参考 →  車中泊に持参する調理済み食品の基本

大根のべっこう煮/車中泊に持参する調理済み食品

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  べっこう煮とは言うものの、薄味にしておきましょう。濃い味付けは食べにくい場面もありますから。味不足なら醤油を垂らすという、日本人のお家芸があります。 夏には向かないし、煮物に向く美味しい大根が無いので、秋以降の料理です。若い人は何でもサラダという傾向がありますが、野菜をしっかり食べるには、加熱調理、特に煮るという調理が欠かせません。 大根は、ピーラーで皮をむいたら、一口大に切ります。水、醤油、味醂、だしの素、で大根が軟らかくなるまで蓋をして煮て、煮切ります。 蓋をしたまま冷ますのは、空中から降り注ぐ細菌を避けるためです。室温まで冷めたら、手早く容器に移して冷蔵します。 旅先でこんな食べ物が欲しくなるのは、ジジババだけですかね。 他のメニュー →  車中泊に持参する調理済み食品 参考 →  車中泊に持参する調理済み食品の基本

とり塩にんにく/車中泊に持参する調理済み食品

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  鶏肉の脂は融点が低いので、冷蔵庫から出してそのまま食べても、あまり違和感はありません。ですから、車中泊に持参する調理済み冷蔵食品には向いています。 そして非日常のストレスのかかる旅先で、栄養面から頼もしいサポートをしてくれるのがニンニクです。そのうえ、調理はとても簡単です。 ニンニクをむいて粗く刻み、オリーブオイルで炒めます。香りが出てきたら、一口大に切った鶏もも肉を一緒に強めの火加減で炒めます。味付けは食塩のみです。ニンニクだけで調味したとは思えない旨さ、です。お試しあれ。 0~+3℃位の冷蔵保存で1週間以上は日保ちします。加熱したうえに、オイルでコーティングされて空気を遮断されているからです。ただし、作った際の衛生状態や、保存中の温度により腐敗までの期間は変わりますから、五感で判断しましょう。 他のメニュー → 車中泊に持参する調理済み食品 参考 → 車中泊に持参する調理済み食品の基本

車中泊に持参する調理済み食品の基本

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車中泊の料理といっても、年齢、人数、好み、・・・考えるべき要素が多すぎますが、やはり何事も基本は大事です。 私は 軽バン で一人旅、 冷蔵庫 はあっても電子レンジはありません。中途半端な外食は、気分を悪くしたうえに財布にも悪いことが多いので、好みません。ですから、ほぼ完全自炊です。 と言っても、毎食作ることまではせず、家で作って持参した調理済み食品を、車載冷蔵庫から出して食べるというケースが多いです。家のキッチンでは自分で普通にできる調理が、旅先では困難なことが多いからです。 キャンプが目的の車中泊の人は旅先で楽しく調理されるのだと思いますが、私のように別に目的(釣り)を持って旅していると、どちらかというと作るのは避けたいのです。車中泊では、衣食住のすべてをリアルタイムで考えなければならないのですから。 食事は生きる基本の健康にかかわりますが、1泊2泊の旅なら栄養バランスを気にする必要もあまり無いのでしょう。それが少し長くなってくると栄養の片寄りが気になるだけでなく、口が治まりませんから、自分の味を持参します。 車中泊に持参する調理済み食品の日保ち 私が家で作って車載冷蔵庫で持参する調理済み食品の日保ちの目安はおよそ1週間で、その判断は自分の五感に依ります。飲食と製造で食品に関係する仕事を長くしてきたので、ある程度の知識はあります。 食品管理の常識(腐敗細菌を付けない、増やさない)として、初発菌数の多寡も日保ちに影響しますから、作った後の料理は粗熱が取れたらすぐに冷蔵庫で冷やしてから、保蔵することが大事です。 それとともに温度管理は重要で、0℃前後の氷温帯なら加熱調理済みの食品は1週間以上大丈夫な物もありますが、温度設定を上げた+10℃(開閉の頻繁な夏の家庭の冷蔵庫)に近くなると、かなり短くなります。 ただ、家庭の冷蔵庫なら低い温度設定のまま維持することが、電気容量的には可能ですが、車中泊の独立電源(太陽光発電やエンジン発電機)の場合には制約があるので、冷蔵庫内温度が上がることもあります。 キャンピングカーに積まれる 車載冷蔵庫 は、実例を見ると40L位が大きい方のようです。小さい冷蔵庫はたくさんありますが、実用的な下限は20L位でしょうか。 そうなると、収容される食品も自ずと限られます。どうしても冷やしたい飲み物、水分が多くて腐敗しやすいタンパク質系食品等が

ハマフエフキの味/越前漁港での釣果

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釣り場で終了までは活かしておき、活〆して血抜きをした後に、腹ワタを出して真水で洗い、ビニール袋に入れて冷蔵庫(+3℃)に、といつもの処理をして持ち帰り、その後も冷蔵庫で保存しました。 →  釣った魚の鮮度保持方法・・ヘッドレスを低温下に 姿造り-刺身   (釣獲4.5日後) ちょっと遊んで姿づくりにしてみました。片身はそぎ造りに、もう片身は湯引きにして霜降りに造りました。どうせならと、大根のけんまで作りましたが、自己満足。 4.5日後まで寝かせたのは、日を置かずに味わうコリコリを楽しむのではなく、旨味が欲しかったからです。さて、お味は如何に。という前に目で愛でるのが和食の食し方です。 ちょっと口先の出たユーモラスな顔に金縁の眼鏡が、デフォルメした田舎紳士のようです。でも中身は洗練された真正紳士なのかもしれません。何事も外見だけで判断すると誤りますから。それにしても綺麗な白身です。熟成の結果で透明感は落ちていますが、旨味は上がっているはずです。 口元まで運んだ薄造りの身は、臭いも匂いもありません。クセは無さそうです。なにしろ生まれて初めて食べる魚ですから、期待と不安が・・。 醤油を付けずに口に含むと、おやっ、ほのかな甘味を感じます。旨味との区別が微妙なのですが、これは甘味と言って良いでしょう。咀嚼すると、、出てきました旨味が。脂も少しあるので、そのマスキングが無ければ、もっと感じられるのかもしれません。 でも逆に脂が旨味を引き立てているようにも感じます。んー、旨いですね。さすがに南の方では人気の高級魚というだけあって。 湯引きの方は、皮目の味もプラスされて、、、こちらの方が味は上だと思います。そう、皮の下の脂が一緒に食べられるのも利いているのでしょう。 この稚魚に近いクラスでこれだけの味ですから、30cm以上、50cm位になると、さぞ美味でしょう。沖縄は無理としても、九州、四国辺りで狙ってみたいものです。 それにしても、熱帯、亜熱帯に主に生息する魚が、 北陸で釣れた のはやはり海水温の上昇(地球温暖化)が影響しているのでしょうね。怖いことです。

車中泊用冷蔵庫の選び方-自作経験を元に

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エンゲル ポータブル冷蔵庫 MT45FP 車中泊をするための車には冷蔵庫が欲しくなります。というか冷蔵庫が無いと、外食するか、コンビニ弁当に頼ることが多くなり、旅暮らしの質は低くなります。 私は、旅でも家でもほぼ完全自炊しているので、車載冷蔵庫には自作の 車中泊用の調理済み食品  を収容して行きます。自作の仕切り板を入れた右側(2/5?)だけで、400mlのヨーグルト容器が9個入ります。 今時は専用のキャンピングカーを買えば初めから設置されている冷蔵庫ですが、自作車両などでは、自分で調達して設置しなければなりません。 さて、どんな 車載冷蔵庫 を買うのか。それなりに使用期間が長い物ですから、買い替えは簡単ではありませんので、よく考えましょう。 簡潔に言えば、冷蔵庫の選択は、 予算 と 電気供給量 と 設置スペース の許す範囲内で、 目的  に合わせて選べばいいのです。言葉では簡単ですが・・。 予算 誰にでもその人なりの限界があるので、悩むことではありません。コンビニ依存症を改めれば、立派な冷蔵庫が買えます。 電気供給量 冷蔵庫は、日帰りキャンプで着くまで動いてくれればOKというのを別にすれば、ON・OFFを繰り返しながら継続して一定温度を維持するのが役目です。電気が終わったら、冷蔵庫も終わり、では困るのです。 車のシガーソケット(バッテリー)から給電する場合に、走行中以外に冷蔵庫を運転すると、容量不足になることが多いはずです。基本的には、冷蔵庫はサブバッテリーで動かす物、と考えるのが無難です。 サブバッテリーへの充電は、走行充電以外には以前ならエンジン発電機が普通でしたが、今はソーラーパネルからの方が多いでしょう。それらの給電システムの1日当たりの、給電可能量に見合う電力消費量の冷蔵庫が導入の限界となります。 これに大きな影響を及ぼすのが、車内温度です。夏の閉め切った車内は容易に40℃を超えますから、そんな環境下で冷蔵庫を運転すると、断熱材の薄い冷蔵庫のコンプレッサーは動きっぱなしになって、電力消費は極大になります。どんな環境下で冷蔵庫を使うのかが重要です。 設置スペース 置く場所が決まらないと冷蔵庫の限界サイズが決まりません。冷蔵庫の重量も考えながら、排熱を逃がしやすいスペースを選びましょう。 使用目的 この使用目的が、予算に次ぐ決定要素です。飲料だけ冷や

コマセカゴ超ミニ(小魚釣り用)を自作

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自作のコマセカゴ-ウルトラミニ3種 コマセを使う釣りには、竿下の小アジ釣り、遠投カゴ釣り、メジナのフカセ釣り等々、多くの種類があります。柄杓で撒く場合を除くと、多くの場合にカゴを使用します。それらの完成された市販のカゴでは対応できない場面に当って、以前から困っていました。 先日行った    越前漁港 では、小アジがたくさん居て、コマセを入れると真っ先に浮いて競って喰うのですが、アッという間に終わって沈んでしまいます。同調できなかった付けエサで釣れるのは、カワハギとメジナでした。過去にもこんなケースが何度もありました。 私は、小アジを釣る時は、できる限り少ないコマセで満腹にさせないように注意しながら釣ります。そのためにサビキのセットを使わず、浮き無し のべ竿で1本針の見釣りをします。 この釣り方で朝夕のマズメ時なら、比較的容易に小アジを釣ることができます。しかし、肝心のマズメ時に活き餌用の小アジを釣っていたのでは、私の本命である泳がせ釣りができません。 活き餌は昼間のうちに調達しておきたいのです。ところが小鯵と言えども、昼間は警戒しますから、コマセから離れてしまった針付きの刺し餌はなかなか口にしません。要するに、豆アジと言えどもコマセと付けエサの同調が求められるのです。 竿下のサビキ釣りなら、縦一直線にコマセとサビキ針が並んでいるので、竿を上下するだけで同調させられますが、コマセを入れたところに餌付き針を後から投入するとなると、3次元の同調は難しくなります。風のある日などは、同調は至難です。 つまり、コマセと付けエサを別々に投入したのでは、同調は困難ということです。それならばというわけで、超ミニサイズのコマセカゴを用意することにしました。もちろん市販品にそんな物はありませんから、自作することになります。 さてさて、どんな物を作れば良いのか。求められる要素は、使用簡便、小型軽量、同調容易、と四文字熟語が3つ並びました。と、こんなところで言葉遊びをしている場合ではないので、真面目に考えます。 使用簡便 を実現するには、投入の度にいちいち開閉するような手間をかけるのはダメです。そう、常時開放の口からコマセを入れられるタイプが良いでしょう。 反転カゴ なら水面だけでなく、沈めて深いタナを攻めることも可能です。 小型軽量 は、のべ竿に無理が掛からなければいいので、金属で

マアジの味/越前漁港での釣果

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  あまりにポピュラーな魚ですから、食べる機会が多く、それゆえ味の違いを知っている魚です。どこでも手に入る魚ということで、今まで本気で釣ろうとしたことが無かったのですが、今回初めて中アジを狙って釣りました。 活かしバケツで海面に漂わせて生かしておき、釣り終了時にサバ折で絞めてバケツに入れて再び海面に。血が抜けた頃に引き上げて、海岸でヘッドレスにし、アラはカニさんに進呈しました。 真水で洗ってからビニール袋に入れて、冷蔵庫(+3℃)に収納しました。ブランド鯵でもない限り、こんな丁寧な処理をされることは無く、ほぼ完璧な処理をしたマアジが、どんな味になるのか興味深いところです。 →  釣った魚の鮮度保持方法・・ヘッドレスを低温下に 刺身   (釣獲2.5日後) 22㎝のマアジでしたが、脂は皆無なので、淡白は覚悟の上です。切り口を見れば、市販品との処理の違いが歴然です。2日以上経っているのに、身色に濁りがありません。もちろん細かな血管が見えることもありません。身の弾力も失われておらず、熟度から言うと、ちょっと早まったのかもしれません。これでも。 まず初めの一口目は、試しに醤油も付けずに口に運びます。ウーン、無臭です。舌に乗せると、かすかなマアジ信号が送られてきます。噛み進めていくと、少しずつ旨味が湧いてきました。おー、やはりマアジです。この旨さは、カツオやブリ等の強さはないものの、淡白でありながらも「ワタシは真鯵」とキチンと主張しています。 二口目は、ちょっぴり醤油を付けて。あーぁ、もう十分に旨いです、はい。コリコリ感を楽しむならこの日までで、旨味重視なら翌日の3.5日目がベストだったようです。 いずれにしても、雑味の皆無なマアジが食べられるのは、釣り人の特権です。 たたき   (釣獲2.5日後) 20㎝に満たない、少し小さな鯵をタタキにしました。タタキと言っても包丁で叩くのではなく、細切りにし、生姜、小葱、紫蘇を薬味にします。 上の刺身と、魚はほぼ同じなので、食味の違いは薬味に左右されます。針しょうが、小ねぎ、しその味が混然一体となってマアジの旨味を盛り上げてくれますから、これは旨くないわけはありません。 西洋料理では味わえない和食の、しかも飾らないお惣菜の極致、かもしれません。旨いっ、です。

パン粉で投げサビキ釣り-5_実釣編

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越前漁港 ショアからのマアジの釣り方は、サイズによっていろいろあります。少しでも良型を狙いたいのが釣り人の常ですから、最近は"投げサビキ釣り"が主流になっています。 そのコマセ餌は普通はアカアミ(+集魚剤)ですが、そのコマセをパン粉のみにした「パン粉投げサビキ釣り」を完成させようというのが、私のアイデアです。 タナを自由に変えられる" 遊動浮き式 "と、底付近を狙い打ちする" 底立て式 "の2種類の仕掛けで、使用する コマセカゴ が変わります。 パン粉投げサビキ釣りで真鯵を狙い打ち in 越前漁港 2020年9月16日(水) この日の実釣では、水深不明で、おまけに海底に起伏があるそうなので、底から立てる仕掛けを選択しました。投入位置辺りのブイを避けるために、薄明5時からの釣り開始になりました。 フロート内蔵のコマセカゴの下に自作サビキ仕掛け( サバ皮サビキ + パン粉サビキ )を付け、先端に3号捨て糸付きのナス錘10号というシステムです。海面上に浮かんだPE糸を見える化するために、 中通し玉ウキ を通しておきました。 実はこのシステムのテストが済まないまま来てしまいましたので、ここでの実釣が" パン粉投げサビキ釣り "のテストを兼ねることになりました。というか、そもそも私のマアジ釣りの実績は、過去には小アジしか無かったのです。 まずは不慮の事故を避けるために、自作サビキは脇において、市販の ハゲ皮サビキ で開始しました。パン粉が市販の5mm目サイズのせいか、いまいち放出が悪いので、ロケットかごの外筒に貼ったフィルムを一部剥がしてみました。 日の出(5:30)頃、置き竿のトップを小刻みにゆする初めての魚信があり、小さ目ながら一荷で2尾揚がりました。市販仕掛けでしたが、ともかく、良し!! 魚が居ないことにはテストもできませんから。 何投目かで根がかりして1.5号の幹糸から切れたので、自作のサビキ仕掛けを投入しました。幹糸5号で枝素が1.75号ですから、切れても枝素だけのはずです。このサビキ仕掛けは、上から、サバ皮のみ、スポンジのみ、サバ皮+ティンセル、スポンジのみ、サバ皮+ティンセル、という5本針です。 この「パン粉コマセ投げサビキ釣り+自作サビキ」への記念すべき初ヒットは、日の出

越前温泉 なぎさの湯 in 福井県越前町

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 評価 ☆☆☆/☆☆☆☆☆ まさしく地元御用達の湯の雰囲気ですが、外来者もOKです。 RC2階建て複合施設の2階にあるのは、やはり漁師町特有の平地の少なさゆえでしょう。でも駐車場は余裕があるので、ご心配なく。 料金が410円ですから、原則、文句はご法度の湯。と言って難癖を付けているのではなく、旅先の安価な温泉は、それだけで大きな存在価値があるというものです。 汗をかく季節に風呂に入れずに車中泊なんて、地獄のようなものですから、素直にありがたく思うのです、まずは。その後いろいろと感想を言います。 熱くもぬるくもない42℃位の泉質は、水道水の沸かし湯に近い特徴レスなお湯です。これはこれで、好みに左右されずに良いのかもしれません。でも、ちょっと物足りないのが本音です。とりあえず塩素臭くないので〇。 脱衣室に浴槽一つという至ってシンプルな造りは、銭湯だと思えば当然のことです。大きな浴槽に一人で浸かったら身の置き所に困りました。 コロナ騒動下ゆえ、入湯時には連絡先などの記入を求められましたが、求める方もマスク無しのあっけらかんでした。そうです、風呂に入るのにマスクが必要って、意味不明です。 ここの南の 道の湯 でもマスク無しOK、その南の 道の駅越前内の 越前温泉漁火 はマスク無しは入館禁止とバラバラな対応も如何かと思います。町の対応力の限界なんでしょうね。 この越前漁港一帯は温泉入浴施設が多くてありがたいのですが、ここは地元民集中時間を外せば、外来者には使いやすい施設のように思います。 ★ 町のサイトには営業時間が正しく反映されていなかったことがあるので、電話確認が必要です。 個人的感想に基づく評価の基準  ☆     二度と行かない  ☆☆    困れば行くのかな  ☆☆☆   普通に行きます  ☆☆☆☆  行く機会があると良いな  ☆☆☆☆☆ 是非とも再訪したい

越前温泉漁火 in 福井県越前町

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  評価 ☆☆/☆☆☆☆☆ 道の駅越前 の中にある温泉施設です。 旧国道305号と思しき「漁火街道」を挟んだ大きな施設に包含されていますので、少々分かりにくいです。海側のメインの玄関を入った突き当りが受付で、そこを抜けた先から2階に上がると浴場です。 折悪しくコロナ騒動の最中ゆえに、マスク無しは入場禁止、仏頂面の職員に入口で検温されて、ようやく券売機で520円の入湯券を買い、入湯です。営業時間も短縮されていて使い勝手が悪かったのは私の事情ですが・・。 RC造りの2階が浴場になっていて、見晴らしは良好です。この日のオープン11時に少し遅れて入ったので、客数は少なかったものの、好天の露天風呂に居る人が目を細めて動きません。快適なんですね。 ようやく空いた所に入りましたが、丸い石造りの風呂に今一つ体がなじまずに落ち着きません。それでも、晴れ渡った海を眺めながらの入浴は格別でした。強い日差しを遮るものが無かったので、長時間は無理でしたが。 泉質は、アルカリ泉のツルツル感が心地よかったです。ちょっと熱めの43℃位だったように感じました。塩素臭も無く、まずまずのお湯ではあったのですが・・。 脱衣室にも浴室にも「撮影禁止」「撮影している人が居たら通報してください」の張り紙があちこちにあって目障りでした。個人を特定するような画像、映像がNGなことくらいは常識ですが、それだけではない雰囲気に違和感を感じました。 よそで「ケツを洗ってから入ってください」という張り紙を見たことがありますが、わたし的には通報を求める方がイヤですね。このような姿勢が自粛警察を助長するのでしょう。 流行のような時短営業の真意を図りかねることと合わせて、私には好印象を持てる施設ではなかったです。そもそも、人工的大型観光施設的な物を好きになれないのは私の個性なので、あくまで個人的評価です。 個人的感想に基づく評価の基準  ☆     二度と行かない  ☆☆    困れば行くのかな  ☆☆☆   普通に行きます  ☆☆☆☆  行く機会があると良いな  ☆☆☆☆☆ 是非とも再訪したい

サバ皮サビキ仕掛けを自作

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サバ皮だけからティンセル付きのフラッシャーまでいろいろ サビキ仕掛けは市販品にも種類が多いのですが、針とハリスと疑似餌の組み合わせが限られているうえに、喰いを重視した細ハリスの物が主流です。 たしかに魚の喰いが良いのは細いハリスですが、縮れる切れるで傷みやすいのも事実です。メーカーとしては、また売れて儲かるのですから、細ハリスにするのは当然です。 喰い渋りにはそれで良いのですが、喰いがたった時に細ハリスではトラブルのもととなります。それが不満なら、自作することになります。材料の疑似餌の サバ皮 や  ハゲ皮 も市販されているので、手軽に作れます。 私はコストダウンも考えて、皮から自作します。それには入手が難しいハゲ皮材料のウスバハギではなく、サバを使います。大型のマサバの皮なら良いのでしょうが、市販サイズのゴマサバで間に合わせます。 サバ皮 乾燥前 三枚おろしの鯖の薄皮を頭側からていねいに剥き、脂を抜くために洗剤を薄めた液でもみ洗いの後、浸け置き洗いしてからゆすぎ、クリアファイルの上に広げて、爪楊枝を転がして空気を追い出し、端を引っ張って伸ばします。 サバ皮 乾燥後 乾燥期なら、室内に一晩置いて自然乾燥すると、パリパリに乾きます。使うまではカビが出るといけないので、室内の通風の良い場所にぶら下げておきます。 ここからがサビキ針作りです。今回製作するサビキ針は、幹糸5号、ハリス1.75号、針7号小アジ針で、それに合わせた擬餌を調製します。 まずはじめに、サバ皮をカットしますが、これには主に2通りの方法があります。シラスカットと矢羽根カットです。小針ならどちらでも大差ないように思いますが、やはりシラスカットがより良いと思います。 シラスカットには無駄(半分)が出るかわりに楽な切り方もありますが、ここでは無駄の出ないカットをします。型紙を作りましたので、シェアします。元はA4でシラスカットサイズは長さ3cm×幅1㎝ですが、プリンターで印刷する際の拡大縮小機能で、大きさは変えられます。 今回は7号針なので長さ2.5㎝で使います。 カッターマット の上に魚皮を置き、その上に型紙を置いて、千枚通しで線の交点に印を付け(穴を開け)ます。ハサミかカッターで、魚皮の点と点を結んで切り離します。これを折りたたんで25