ゆで卵の保存漬け/車中泊に持参する調理済み食品

 
玉子は栄養価に優れた食品ですから、旅先でも食べたいのですが、生玉子を持ち歩いて壊すと厄介です。そこでゆで卵にして旅に持参します。

その際に、殻付きで冷蔵すると殻がはがれにくくなり面倒です。かと言って殻をむいておくと日保ちがしません。かなり腐敗しやすい食品なので、意外に難しい物です。

腐敗細菌にはいろいろなタイプがありますが、繁殖するためには水と空気が必要なものが多いのです。食品自体に水が多いので、水を断つことはほぼ不可能です。

もう一つの空気を断つことで腐敗から守るのも一法です。ただし、嫌気性細菌には無効ですから、万能とは言えませんので過信は禁物です。

腐敗細菌の繁殖を抑制する物に、アルコールや食酢がありますから、これらを使った調味液に浸けて保存すると、日保ちが良くなります。

濃い味付けにした方が長く保ちますが、私は味があるかないか位の薄味にしています。それでも、むいた卵をそのまま保存するより長く冷蔵保存できます。

酒、(みりん)、醤油、食酢、を適当にビニール袋に入れた中に、冷水で冷やして殻をむいたゆで卵を入れ、空気を抜いて輪ゴムで留めて冷蔵保存します。

酒や味醂は煮切ってアルコールを飛ばして利用するのが普通ですが、この場合は生で使って、そのアルコールの制菌作用を利用します。あまりたくさん入れると、アルコール臭くなりますからほどほどに。

0~+3℃位の冷蔵保存で1週間は日保ちしますが、作った際の衛生状態や、保存中の温度により腐敗までの期間は変わりますから、五感で判断しましょう。


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