ハマフエフキの味/越前漁港での釣果
釣り場で終了までは活かしておき、活〆して血抜きをした後に、腹ワタを出して真水で洗い、ビニール袋に入れて冷蔵庫(+3℃)に、といつもの処理をして持ち帰り、その後も冷蔵庫で保存しました。→ 釣った魚の鮮度保持方法・・ヘッドレスを低温下に
姿造り-刺身 (釣獲4.5日後)
ちょっと遊んで姿づくりにしてみました。片身はそぎ造りに、もう片身は湯引きにして霜降りに造りました。どうせならと、大根のけんまで作りましたが、自己満足。
4.5日後まで寝かせたのは、日を置かずに味わうコリコリを楽しむのではなく、旨味が欲しかったからです。さて、お味は如何に。という前に目で愛でるのが和食の食し方です。
ちょっと口先の出たユーモラスな顔に金縁の眼鏡が、デフォルメした田舎紳士のようです。でも中身は洗練された真正紳士なのかもしれません。何事も外見だけで判断すると誤りますから。それにしても綺麗な白身です。熟成の結果で透明感は落ちていますが、旨味は上がっているはずです。
口元まで運んだ薄造りの身は、臭いも匂いもありません。クセは無さそうです。なにしろ生まれて初めて食べる魚ですから、期待と不安が・・。
醤油を付けずに口に含むと、おやっ、ほのかな甘味を感じます。旨味との区別が微妙なのですが、これは甘味と言って良いでしょう。咀嚼すると、、出てきました旨味が。脂も少しあるので、そのマスキングが無ければ、もっと感じられるのかもしれません。
でも逆に脂が旨味を引き立てているようにも感じます。んー、旨いですね。さすがに南の方では人気の高級魚というだけあって。
湯引きの方は、皮目の味もプラスされて、、、こちらの方が味は上だと思います。そう、皮の下の脂が一緒に食べられるのも利いているのでしょう。
この稚魚に近いクラスでこれだけの味ですから、30cm以上、50cm位になると、さぞ美味でしょう。沖縄は無理としても、九州、四国辺りで狙ってみたいものです。
それにしても、熱帯、亜熱帯に主に生息する魚が、北陸で釣れた のはやはり海水温の上昇(地球温暖化)が影響しているのでしょうね。怖いことです。
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