車中泊車両のソーラーパネル取り付け-2
車中泊車両搭載用の太陽光発電パネルの取り付け作業2日目。
取付金具もその他の部品も前日に準備ができていたので、早速キャリアーに載せて固定しようとしましたが、、、ボルトが斜めにしか入らずに寸足らず状態になってしまいました。一体全体どうしたんだろう。
緊張を伴う程度の風が吹き抜ける条件下でしたが、非力な私でも何とか一人で脚立からの揚げ降ろしのできる軽量(8kg)の150wは助かりました。これが200wクラスになると14kgくらいになるので、一人ではキツイです。降ろしてパネルのアングルを再確認したら、なんと座金が正常に納まれなかったのです。
外見上は当然納まると思い込んでいた座金が入らなかった理由は、ソーラーパネルの枠であるアルミアングルの形に、外寸だけでなく水平面と垂直面で肉厚の違いもあったのです。こりゃ気が付かないわ。初めてとはこんなものですね。
座金を小さいものに変更するか、ボルトを長いものに変更して無理やり変形させて締め上げるか、はたまた座金を納まるようにカットするか。3択問題の答えは3番。座金を小さくすると固定面の薄いアルミの変形が心配だし、無理やり締め上げるとやはりアルミ側の変形が怖い、となればカットするしかありません。
めったに使わない双頭グラインダーを持ち出してきて、ワッシャーを削りました。余計な仕事をさせてくれました。って、誰が悪いわけでもなく、自分の無知、不注意のなせる技ですから仕方ありません。
でも、転んでもただでは起きない元自営業者としては、物事は自分に都合よく考えるのです。アルミアングルの強度が心配だったのは杞憂だったことに気付けてラッキー、と。
座金の加工を終わって、ようやく取り付けに復帰したところが、またぞろ問題発生。ルーフキャリアーの高さ選択を一番低く設定したために、きわめて作業が困難。見えないうえに手が入りにくい裏側から ボルト+スプリングワッシャ+削ったワッシャ のセットを落とし込み、その固定しにくいボルトに対してナットをスパナで60度ずつ手で締めるのですから、気が遠くなるような作業でした。でも荷重を極力低くすることは意味のあることですから、ギブアップにならない限りの執念で、何とか固定を終えました。
ちなみに金具とバーの寸法差10mmは硬質ウレタンフォーム10mmと発泡ポリエチレン8mmで埋めましたが、かなり強い弾性があるので当分は大丈夫でしょう。仮にヘタッて遊ぶようになっても、パネルの横移動だけなので、何らかの対策はそう難しくないでしょう。その時が来たらです、はい。
結果はしっかり固定されたと思いますから、まずは成功でしょう。脚立から降りたときにはドッと疲れが出ました。配線の固定が終わらないうちに、ゲームセット。
そうそう。今回の太陽光パネルの取り付けに使用した ROCKY(ロッキー) SGR-03 ルーフキャリア は、組み上げるのに少し時間が掛かりましたが、部品の塗装も良く、がっちりとした安心感がありました。実際にどれくらいの耐用年数があるかは未だ分かりませんが、良い製品だと思いました。
追記 2019.12.12
以前から気になっていたことを書き添えます。
1. 取り付けたルーフキャリアは、1年経たずに錆びが出てきました。強度不足になるほどではありませんが、塗装に問題無しと言えるのか、少々疑問です。
2. 苦労して可能な限り低く取り付けましたが、これは正解でした。地上高1.95m程に納まりましたが、駐車スペースの制限で、高さが2.0mや2.1mという所が多いのです。
3. ソーラーパネルの設置位置を、空気抵抗を考えて左右のセンターにしましたが、車内の荷重バランスを考えて、左端に寄せても良かったのかもしれません。そうすれば、ルーフキャリアとしての空きスペースが生じて、使えそうです。
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