釣り車の釣り竿収納 - 軽バン車中泊車両
釣りに行く車で釣り竿をどのように収納するかは、あまり悩むことが無い人も多いと思います。車が大きければ、あるいは日帰りなら、さほど困ることはないでしょうから。
けれども私のように車が軽自動車で、しかも長期も有りの車中泊となると、それなりに深刻な問題になります。特に多数のロッドを積み込む場合です。
1.2本ならどうにでもなるでしょうが、車中泊で遠出する場合には、いろいろな想定をする関係で、ついアレコレ持って行きたくなります。
ルアー釣り、餌釣り、どちらかだけならまだしも、私は両方するので、前回の 北海道への釣行 では釣り竿が8本にもなってしまいました。下手なのにではなく、下手だから。
屋根の上のルーフキャリアという方法も無くはないのですが、ルーフボックスに入れると空気抵抗が大きくなるし、高さが2.1mを超えるので、私は車内収納にこだわります。
ごく普通に釣り竿を車内に収納する方法は、天井近くに市販の ロッドホルダー を設置して縦方向に収納するようです。が、私の場合には、カーテンやベッドなどの 車内設備 との関係から、バックドアに接する上部のわずかなすき間に収納するようにしました。
車中泊車両の製作当時から、現行の方法で通して来ましたが、どうも不具合が見えてきたので、改修することにしました。自作のロッドラックを、あまりにギリギリ後ろに設置したので、釣り竿がバックドアに当たっていて、塗装に傷が目立ち始めたのです。
まぁ、小傷は今さら神経質になる必用もないのですが、トリカルネット で自作したラック本体が押されて変形し、後ろ向きアーチ形が、潰れてたわむようになってきました。
既存の方式は 支柱バンド でロッドの2ヶ所を留めていました。ゴムバンドゆえにホールド感は良いのですが、少々扱いづらくて脱着に手間取っていました。
補修にあたって大きな変更はしないまでも、せっかくなのでより良く変えます。
できればハンガーに掛けるだけにしたいのですが、釣り竿が滑ると左右に動いてバックドアを支えるダンパーステーに干渉すると厄介です。
まずは、トリカルネット製のロッドラック本体を2cmほど前方に移しました。バックドアにロッドが当たらなくなるだけでなく、アーチ形状のRが小さくなったので、変形に耐える力が増したはずです。
次にハンガーです。市販のSカンなどは納まりが悪くて使えないので、針金細工で作りました。1.6mm径の軟質ステンレス針金 を曲げて、ロッドを受ける部分には シリコンチューブ 内径2×外径3mm を被せてクッションと滑り止めにします。
これをラックにセットして、釣り竿を掛けるとこんな具合です。
ロッド1本あたり左右2ヶ所で掛けると、安定してあまり動きそうにありません。これだけでも大丈夫そう、ということで完成としました。
念のため、ドアを閉めて車内側から指を入れて確認したところ、バックドア内壁とロッドとの隙間は1cm前後確保できていましたので、今後は相互に傷つけあうことはないでしょう。
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