ルアーに装着するフックの蓄光塗装の効果
富山新港の朝焼け/立山連峰 |
ルアーはとても種類が多く、その選択やチューニングにアングラーは知恵を絞り手間もお金も掛けているようです。ただ、私のようなプアな釣り人に限らず、補修や改造を自作で行う人も少なくないようです。
ダイソーの108円のジグなどが典型ですが、買ったまま普通に使ったら、1回の釣行で塗装は剥げてしまっても不思議はありません。それをポイポイ捨てていると、チリも積もって結構な出費になってしまいますから、再塗装したり、予防のための強化をするわけです。
というのはまたの機会にして、今回はフックのグロー塗料による塗装です。フックの装飾は誰しも考えるところですが、釣針への塗装はあまりやられていないようです。市販のグロー系のルアーでも、針まで蓄光というのは見かけないように思います。
先日の 北陸釣行 (11/9)で、こんな経験をしました。
シロサバフグが、ジグのテールのトリプルフックを丸ごと食べてしまったんです。くわえ込んだ、と言ってもいいのですが。これを見て、蓄光塗装の効果が現れたのか、と思ったわけです。
状況は、雨が降り出す直前の薄暗い日の出頃に、濁った港内の水深10m以上はある底付近でのヒットでした。おそらく底付近は未だかなり暗かったと推察します。上げる度にジグとフックに 紫外線照射 していたので、魚はその蓄光による発光を視認していたはずです。
左のフックが同型の物 |
暗闇のような海底で、わずかな反射光が頼りのバイトで、こんなに見事にフック全体を口に入れられるでしょうか。ジグ本体へのバイトでなく、フックそのものへの捕食行動だったのですから、フックの中心である軸部分の発光を目指して喰いつき、3本錨のトリプルフックがきれいに口中に納まった、そう考えるのが妥当でしょう。
このジグには同じ時間帯にサゴシのバイトも有りましたが、こちらはジグ本体の中心を挟んでくわえる形のバイトだったので、歯型が付いただけでヒットしませんでした。寄せる意味では、蓄光塗装の効果はあったのかもしれませんが・・。
メタルジグ・エイトロックスナップ・ナイロンハリス・トリプルフック |
魚によってバイト位置が違うのでしょうが、今回のシロサバフグのようなバイトをする魚が他にもあれば、このテールフックへの蓄光塗装の効果が現れる可能性はあります。ヒラメも小魚の尾部(下半身)にアタックするので、暗い時間帯には効果有りかもしれません。
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