タケノコメバルをスピナーで釣る in 浜名湖

昨日タケノコメバルを釣ったものの、未だ味を見ていません。ググッテみると、不味いとは言われず、絶品とも言われず、まぁソコソコの味なんでしょう。

ということは、もっと釣っても大丈夫ということで、食べるより先に、今日も前期高齢者のお爺さんは海(浜名湖)に釣りに行きましたとさ。


すぐにでも雨が降り出しそうな曇り空だったので、現地入りした16時頃には、既に海中の見通しが怪しくなっていました。既に夕マヅメ、なのかな。で、風は西から5m位で、潮はわずかに下げている程度でした。

さっそく昨日の30円のスピナーで、ではなく、アマゾンから本日メール便で届いた ルアー を試します。アマゾン発送の送料込みで660円なので、1個あたりは72円です。これは、釣りをしない人から見れば、子供の玩具かキーホルダーですよ。

暗くなってきていて、しかも風で水面が波立って、海中が見通しにくいので、いきなり根掛かりしそう。恐る恐る数回投げてはみたものの、コントロールするまでに至らずに中止しました。

選手交代で、実績あるスピナーの登場です。昨日のスピナー現物は針外しの際にトリプルフックを曲げてしまって入院中なので、一卵性双生児の兄弟を投入です。風と波で操り難くかったのですが、場所もタックルも初めてでないことは大いに有利で、なんとかコントロールできました。

何投目だったか。根掛かりを避けながら、捨石の上を引いてきて、はいっ回収、という瞬間、グッ。あーあ、地球を掛けちゃったわ。そう思った時、グゥーッ、と動きました。重いけれども動くのですから、魚です。

下は捨石ですから、潜られたらまず揚がらないでしょう。無理矢理寄せるしかありません。なんとか水面上に口を出して空気を吸わせて、さぁー起重機始動。ウイーン・・。水面上に持ち上げるのがやっとです。

サーフなら波に乗せてズリ揚げることができますが、ここはほぼ垂直な護岸の上です。護岸上までの高低差は4m。折れたら泣きます。ロッドの修理費が頭をかすめ、脳内で手回し計算機が音を立てます。

エイやボラならラインを切るという選択肢もありますが、タケノコメバルを捨てるというのは、ちょっと。そんな考えは瞬時に通り過ぎて、ゆっくり、そーっとバットに載せてランディング。ほっ。


それほどの重量だったのかどうか、帰ってから計ることにして、記念撮影後に締めて針はずし。前日に続いての釣果というだけでなく、明らかに前日より大きい魚をゲットですから、オメデトウの一言くらい頂戴しても良いでしょう。


どんどん暗さが増してくるので、すぐに釣りを続行です。何投目だったか、今度は魚信に合わせたらすぐに浮いて軽がるとランディング。お決まりの処置をして、続けます。

次ぎは、やっ、小さいのが掛かりました。場荒れした穴釣りで釣れるサイズのカサゴです。味噌汁の具材にはなるかもしれませんが、大きいタケノコメバルをキープしているので、鷹揚にリリースしました。

また数投目に、少し大きめのカサゴを揚げましたが、ちょっと悩んでからリリース。これだけは、駆け上がりの向こうの砂泥底でヒットしました。暗くなってきていたので、目印程度に後付けした蓄光ドットに、UVライトを照射してから投入した物でした。

やはりグローに反応したのでしょうか。

夜釣りまでは予定していなかったので、これにて終了。

16時から1時間ほどの間に、4バイト、4ヒット、4ゲット、2リリースのパーフェクトですから、私にすれば上々の出来です。

魚が居る所で釣りをすれば、私だって、チープな道具だって釣れる、と言ってもいいのかもしれませんね。そう胸を張ってみる爺でした。

通勤の車が行き交う道を、ヘルメット + LED安全ベスト というフル装備のサイクリングで、意気揚々と帰りました。


お持ち帰りの2尾の魚をキッチンで計ってみたら、大は33cm=647g、小は26cm=218gでした。図鑑によれば最大30cmとありましたから、33cmは最大級なのでしょう。


明日にも産卵という魚体でしたが、身質はどうなんでしょうか。

臨月の身重の体でスピナーを追うのは、縄張り維持の攻撃本能なのか、個体維持の捕食なのか、興味があります。攻撃本能なら餌釣りでは釣れませんから、この時期はルアー釣り限定ということになります。


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