表浜/愛知県 では何が釣れるか
行って見なければ分からないのが釣りです。そして、釣りには昨日と明日はあるけれども今日は無い、とも言われます。だから行ってみるしかありません。
およそ1年ぶりにこの表浜でジグを投げようと思ったきっかけは、この1年で少しは技術が上がったかどうかの確認です。私にしては珍しい2日連続の地元での釣りでした。
15時半頃に現場に入り投げ始めてみると、やはりここは難しい。
西の微風で東にふけるラインに対して、東から西に向かって流れる強烈な潮流。それに加えてラインを叩く波。しかもとても浅い水深の中でのレンジキープは至難です、私には。
着底が確認できるのは、10回に1回程度です。それも、だったかな、です。ジグのコントロールなんて、ほとんどできません。おまけに飛距離の乏しい(70m位)私の着水位置は、かけ上がりの向こうには向こうでも、いくらも余裕が無く、すぐに浅場に来てしまいます。
投入が真正面の0度とすると、リトリーブの最後に回収するのは右斜め60度からになってしまうのですから、まるで今切口(浜名湖の出入口)の激流です。これでは釣りになっていないでしょう。
もし仮に釣れたとしても、まぐれ当たり、という気がしてしまいます。小学生がリール付きのルアーロッドもどきを振り回して、どこに飛んでいくか分からないルアーを投げて遊んでいるのと大差ありません。
私は過去にこのすぐ傍で、2時間位の間にヒラメ1枚+マゴチ2本を揚げた経験もありますが、あれはいったい何だったのか、ですね。まぁ、この日もし仮に私のジグがフィッシュイーターの目の前を横切っていれば、バイトはあったかもしれません。
そういう意味では、今日は条件が悪くて釣れなかった、と単純に考えても間違いではないでしょう。でもねぇー、コントロール不能というのはイタダケません。ここでは、この日の3m程度の微風で波高1.5mは好条件と言っても過言ではないのですから。
まっ、いつまでたっても、ルアーフィッシングでは初心者から抜け出せない未熟者ということです。
日没頃に、海岸から120m程のところで小さなナブラが立ち、15分間ほど興奮させてくれました。ジグに付けていたタコベイトを外して身軽にし、28gのジグを必死で振り切って投げるも届かず。
あと30m飛距離があればなぁー。私の体力、資力、努力を全て注入すれば不可能とは思いませんが、そこまでする気は無いので、素直にギブアップ。欲に釣られて良い運動ができたので、釣りの目的の一部は達成できました。
再びDAISOのジグ+タコベイトを投げ続け、17時過ぎにはラストの1投ーっに入魂したにもかかわらず何も起きず、巻き上げて終了と思ったら、ん?なんか付いてるな。
生体反応が無かったのでゴミかと思っていたら、魚でした。スレ掛かりですが、手元に来た時点で、既に事切れていてピクリともしません。トリプルフックの1本が急所を直撃したようです。苦しまずに逝けて良かったね。
ニベ 鱗を落としてしまってから撮影 |
身元照会をするために持ち帰り、写真を撮ってから調べてみたら、ニベのようです。ニベはチビの時から砂地に居るのですね。これも、前日の アイゴ と一緒に食べました。
私の地元の浜名湖岸でも最低気温が10℃を下回るようになってきて、秋深しなのか冬近しなのか微妙ですが、いずれにしても寒さを意識して釣りをする季節になりました。
今シーズンは、少しでも遅くまで釣りをしたいとの想いがあるので、知恵も使って頑張ります。
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