アオリイカ/ヤエン釣り 越前漁港での経験
アオリイカ釣りは、どこでも人気沸騰中です。昔々その昔、伊豆半島最南端の南伊豆町で、たった1杯の春のアオリイカをいとも簡単に釣りあげた時代には、シーズンになっても岸壁には私一人でした。約40年前のことです。
陽が昇ってすっかり明るくなった頃、堤防から死んだ子サバを投げ込むと、親イカが浮いてきて触腕で挟む姿を間近に見て、何度も給餌して遊びました。
というのは半世紀近く前の話で、今やどこもここも釣り人だらけ。数年前に再開した釣りで、アオリイカにはずっと手付かずでしたが、2023春に再参入しました。
越前漁港 2023.05.14 |
その後6日間は現地で釣った10~15㎝のアジを餌に、やはり浮き流しからヤエンまでいろいろチャレンジしました。結局のところ、10日間ほどの滞在中にアオリイカのアタリは1回のみでした。
この時は、およそ3分待ったことは正しかったようで、アオリが離した時点でアジはかなり喰われていました。獲れなかった原因は、巻き寄せてくる際に、藻の中を抜け切らない内にヤエンを投入してしまい、イカまで届いていなかったようです。
1. 藻だらけの海でアジを自由に泳がせ、
2. いくつもの藻塊を通り抜けた先のアジをアオリに抱かせ、
3. 喰わせながら離されないように引き寄せて、
4. ヤエンを落として掛ける、
というのは至難のようです。
今回はアタリの多い近場の釣り人でも、バラシの話が多かったです。
秋は藻が少ないので、上手な人は連発で2桁の数釣りをする人もいますが、どうやら春の親イカは難しいようです。聞いた範囲で言うと、ここでは一人一日で0~2杯、でしょうか。
ただし、私自身の反省としては、人間の都合でアオリイカの回遊が多いとは言えない一ヶ所に居続けたことと、体力を温存した結果、実釣時間が短かったことが、驚異的なアタリの少なさに現れたようです。
長期滞在でボウズはかなり辛いですが、この積み重ねが進歩を生み、いずれ 結果 が付いてくるでしょう。
今回のアオリイカ釣り試行で得た教訓
釣りは、一に場所、二に時、三に餌、四に技術(仕掛け)、五に粘り。
一 ターゲットの居る(回る)場所で釣る。
二 時合に釣る。
三 好餌を使う。
四 実績高い仕掛けを使う。
五 有効な釣り時間を長くする。
ほぼ、古来より言われ尽くしたことですが、そのまま鵜呑みにできない自分の性格は、死ぬまで治りそうにないので、繰り返しの戒めですね。
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