釣りを車中泊でin北海道 1-6 アメマス

今朝は行くぞ、のつもりでいたので、目覚めた4時過ぎは早すぎることはなかったのです。そそくさと起き出して、昨日と同じ釣り場に向かいました。釣り場の駐車スペースには既に1台1人が準備中でした。

挨拶して、少しだけ教えを請うて情報収集。あれ?、この人昨日の人ね。お相手は気付いたのかどうか。でも「サクラマスはもう遅い」とのこと。昨日と微妙に言うこと違いませんか。

ルアーマンはこの河口周辺でやっていますよ。という言葉をひねくれた解釈をすると、アンタは邪魔だからそこから動かないでね、となりますが、私はいたって素直な性格なので、そのとおり実践しました。結果として昨日とまったく同じ立ち位置になったわけです。

期待を込めた第一投が午前4時半。納竿が7時半だったので、3時間も頑張ったのでした。
さぞや釣れまくったのでしょうね。そんなに釣ってどうするの。ということはなく、ランディングは3尾。1尾はモデルを務めていただいた後に釈放したウグイ君。


後の2尾がこれ。23、24cmのアメマスちゃん。パチャパチャの小学生でしょうか。ずっしり重いアメマスを1尾、波打ち際でバラシましたが、惜しかったーっ、です。


6時くらいからの後半は、ついぞ顔を拝ませていただけなかったですが、頻繁なアタリに興奮しました。ゴツン、ブルブルが何度あってもフッキングしないというのでは、やめるにやめられないですね。

ルアー釣り2年目で、過去はサーフのフラットフィッシュしか経験のない私は、着水と同時、そしてフォール中のバイトなんて初体験でしたからアツかったです。あっ、そういえば1度だけ経験があります。イナダのナブラ打ちで、ゴンッ、というのを。

7時頃に上がった先行者さんと話したところ、フライのその人は7.8つアメマスを釣ったけど、サクラマスは出なかったとのこと。やはりもう遅いようです。それにしても遠めで見ていても、フライという釣り方はかなりハードですね。技術を要求されるので面白いのかも。

向かい風で12℃位の環境で頑張れるのはここまで、ということで終わりましたが、初心者同然のレベルでありながら、楽しませてもらえたのは、やはり場所、でしょうか。

まだアメマスを口にしていませんが、出自はイワナだというのですから多くは期待しません。けれども、養殖のニジマス程度の味はありそうに見えるんですがね。電気に余裕が出来次第、調理してみましょう。


この日の釣り第2ラウンドは予定外でしたが、翌日が雨の予報だったので、頑張りました。


こんな場所が独り占め、ですよ。さすがに北海道でも、札幌近郊ではこうはいかないでしょう。

車を置いてから実際に竿を振った場所までは400m位でしたが、先人の足跡がなければ、ちょっとばかり不安で緊張してしまいそうな、人跡未踏感がありました。

沖目に根があって浅く、手前がプールのような感じでごく細かな砂利浜でした。根掛かりはないものと思い、第一投を底スレスレを意識して巻いてくると、ガッ。直ぐ目の前の海草の根付近に引っ掛けてしまいました。28gのスプーンが見えていますが、結果はカット。リーダーの先から逝ってしまったので、早めに復旧。

表層~中層狙いということで、8gのスプーンに変えて投げ始めると、いきなりバイト。次は目の前まで追ってくる魚の姿が見えました。そのうちあっちでもこっちでもライズが見え、お魚イッパイ、興奮度MAX.。

魚が居ることが分かっていながらダマセナイ、己の未熟さを大いに感じつつ、引き方、アクションをいろいろ変えながらアタックを続けることは大きな学びでした。タダ巻きにはほとんど反応がなかったですね。

努力が報われて、やっとフックオンした魚を慎重に取り込みました。アメマス君。34cm。


釣ったスプーンは、稚内のダイソーで買った108円のシルバーの表を赤、裏を黄色の油性マジックで塗った物。見掛けは赤金ですね。

しばらくしてもう1尾フックオンしましたが、急傾斜がけ状の取り込みに失敗してサヨウナラ。いやが上にも集中力は持続しましたが。

ん? 沖の方に何か丸い物が浮いているな。見ているとボコッと沈みました。しばらくすると、少し離れたところにポコッと浮き上がりました。目を望遠レンズに変えて見えたものは、なんとゴマフアザラシ。数日前に稚内の水族館で間近に、しかもジッと見つめあった中ですから、間違うはずはありません。

でも、魚にとってはこんな恐ろしい動物はないはずですから、途端に魚が散ってしまったようで、海は静かになってしまいました。頃合を感じて納竿することにしました。

魚はヘッドレスにして車載の冷蔵庫へ格納。

釣りをしたのは実際には16~17時位でしたが、とても密度の濃い時間で、たった1尾の釣果でしたが、満足の結果です。


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