北海道の温泉・銭湯 1st 2017 まとめ&ランキング

野中温泉 in 足寄町

今回の旅では北海道内で31泊し、帰りの船も入れて33回入湯したのですから、1日に2回入湯した日があったことになります。さすがに印象薄い入湯もあり、いまさら事細かに記すのは無理がありますので、思いついたことを記します。

まず初めに、私が訪れたところは大雑把に言うと、留萌から北上して稚内を回り、オホーツクを南下して知床を横断して尾岱沼に至る。その後内陸に入って阿寒湖から北見に出て、丸瀬布から紋別に戻り、オホーツク海岸を北上して宗谷に到着。ここで事実上の旅を終了、という行程でした。

この間、入浴は毎日欠かさなかったわけですが、施設とお湯と料金の総合力では、良否にかなりのバラツキを感じました。

施設でいうと浴槽のみの所から立派なホテルの中まで、お湯も豪快なザブザフ掛け流しから水道水の沸かし湯まで、料金は0~1000円まで、本当に千差万別でした。なんとか毎日入湯を果たすためには、良い所だけとはいかない、というのが私が訪ねたコースでのリアルな現実でした。

たいていの市町村には何らかの入浴施設がありますから、入浴に不自由は無いことになりますが、何しろ町と町との間隔が遠くて、なおかつ今時は風呂の設備の無い家は珍しいでしょうから、いわゆる銭湯というものはほとんど無い、とも言えるのかもしれません。現に水道水の沸かし湯しかない入浴施設は、たった2ヶ所しか経験しませんでした。

要するに、北海道に限ったことではないかもしれませんが、町に1箇所くらいは福祉施設的な位置づけで入浴(温泉)施設が在る、ということなのかもしれません。たしかに純粋民営の施設は少なかったように思います。そんな所に旅人(車中泊族)は入らせていただくことになるのですね。

そんな入湯体験のなかから、特に記録にとどめておく価値の有るところをメモしておきます。

お湯の良さランク

 1位 足寄・野中温泉
 2位 標津・川北温泉 ・・ 入湯の可否に要注意
 3位 羅臼・熊の湯  ・・ 熱過ぎ注意(注水に条件あり)

雰囲気の良さランク

 1位 標津・川北温泉
 2位 足寄・野中温泉
 3位 遠別・旭温泉

設備の良さランク

 1位 雄武・オホーツク温泉
 2位 稚内・港の湯
 3位 遠別・旭温泉

料金の安さランク

 1位  0円 羅臼・熊の湯 // 羅臼・相泊温泉 // 標津・ からまつの湯 // 標津・川北温泉 
 2位 200円 足寄・野中温泉
 3位 300円 猿払・さるふつ憩いの湯 追記 2019年7月現在450円に値上げされています


以上は私の独断的評価ですので、世評とは異なることがありえますが、ご容赦願います。


総評

不特定多数が入浴するのですから、法的な制約の中で経済行為として入湯させようとすると、源泉100%掛け流しでない限りは、滅菌や循環濾過が行われるのは当然と言わざるを得ません。

つまり余程お湯が豊富でない限りは、遠く北海道まで行っても、どこの温泉もお湯が良いわけではありません。私が個人的に再訪したいと思う温泉は、上記の中の片手に納まります。

やはり良い温泉というのは、とても貴重ですね。
でも、だから良い温泉は極楽~ぅ、です。


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