釣りを車中泊でin北海道 1st 2017 まとめ
宗谷/北海道の自然 |
実釣17日20回で手にした魚種は、アメマス、コマイ、エゾメバル、アイナメ、カジカ、トウガレイ、ウグイの7種でした。憧れのサクラマスには会えずじまい。(カラフトマストは時期尚早だったことにしておきます。)
結局のところ誇れるような釣果らしい物もない結果に終わりましたが、どの魚も私にとっては初対面でしたし、十分に楽しめました。今回のように長期一人の、調理体制が不十分な車中泊の釣り旅では、釣ってみる以上の釣果があっても困ります。
今回はあと1種1尾、サクラマスが釣れていれば、思い残すことは何も無かったわけです。もちろん次回以降に望むことは多々ありますが。
私の今回の旅は日数だけは十分確保しましたが、車中泊車両の自作完成と同時に、内地の梅雨から逃げるようにあわてて出かけたので、事前の準備は本を1冊アマゾンから取り寄せただけ、それも往きの船中で読むというお粗末さが最後までたたりました。それでも3.1G契約の格安スマホだけで情報を補っての旅は、進化した時代を感じざるを得ませんでした。
そんな準備不足ではいけませんよという忠告に替えて、北海道に内地から行って海釣りをしたいという初心者向けに、今回気付いたことを記します。
オホーツク・枝幸の海岸 |
1.北海道の海釣りの釣り場について
留萌から北の日本海沿いとオホーツク海岸、そして羅臼から尾岱沼辺りを回りましたが、まず地形的には水深の浅い所が多く、かつ海藻に阻まれる時期にあたり、釣り場として成立する所がとても少なかったこと。一例を挙げれば、宗谷岬の西側一帯が典型的ですが、はるか沖まで浅くて、びっしり繁茂した海藻の頭が水面に見えていました。
どこも道路は広くて駐車禁止ではないところが多いのですが、他車のスピードを考えると路上駐車する雰囲気ではないために、海へのアプローチ場所が限られること。延々と海沿いの道路を走っていても、結局はエントリーできないことが多かったです。ただ横目に見て通り過ぎるばかり。
これに加えて、当然ながら時期と時間で対象魚の存在も限られるのですから、私の考える、いつでもどこでも釣り場化という考えは、机上の空論と言わざるを得ません。ただし、道内の釣り人の大多数がアキアジしかやらない、と言われることからすれば、その時期以外は内地より場所の選択肢が多いのは事実でしょう。
エントリーしにくい現実を克服し、夜釣りを厭わなければ、釣果を望むのが法外なことでは無いはずです。個人的には、この夜釣りが不得意なので・・。どうにも、はい。
2.北海道の海釣りの対象魚種について
メインとなるシロサケ(アキアジ)を除くと容易に釣れて食味、釣り味ともに満足な魚ってあるのでしょうか。サクラマスが食味では勝るはずですが、容易には釣れないようです。釣るにはより易しいカラフトマスは食味では落ちるようです。鮭鱒類を除くとソイ、アブラコ、ホッケ等の磯(根)魚やカレイ類がポピュラーです。コマイやキュウリウオなどは岸壁でわりと簡単に釣れます。いずれも時期や場所を調べたうえで準備が必用です。
3.北海道の海釣りの釣り方について
いまどきは何でも広義のルアー釣りでやる傾向がありますが、これはこれで可能だと思います。狙いの魚種次第ということもありますが、釣果でエサ釣りと勝負しようとしなければ、タックルが楽ですから、旅人向きだと思います。釣具を置いている店では、たいていプラグとスプーンとブラクリがありました。ただし北海道は町と町の間隔が遠く離れていますから、釣具店はどこにでもはありません。代わりにホームセンターに簡単な物は置いていることが多かったです。内地で普通に使う投げ釣り用の天秤はどこでも見かけませんでした。
以上、およそ1ヶ月の体験と見聞で記しました。十勝や道央道南等は未経験ですが、また行くことがあれば記します。
今回は6月13日から7月14日までの道内31泊32日の旅の期間中、竿を振ったのは17日で20回。雨にたたられたことも少なくないので、まぁまぁの回数でしょうか。私は欲も深くないし?、高齢ですので。
古い話ですが、その私の初めての北海道旅行は、40年以上前の学生時代のある日突然、樺太を見に行ってくるという衝動的動機で実行しました。北海道の魅力を知って以来、訪れた回数は2桁にのり、それ以後はカウントしていません。過去の経験では、1度ファミリー/車で行った時に、海でキュウリウオ1尾と川でオショロコマ1尾を釣っただけ。
今回の北海道も釣りが唯一の目的ではなかったものの、主目的ではあったので、その初めての経験と思いつきをまとめておきました。
参考に、今回持参したタックル等について
<<ロッド>>
ダイワ クロスビート 965TMFS
何よりコンパクトで軽くて楽です。ガイドに若干の不安を感じますが、これは価格相応ですから。私は25gのスプーンを振りぬいて60m位が限界です。(ジグの40gは折損が恐くてフルキャストはできませんから28gまでで使用します。) 結局のところ、今回使ったのはこの1本だけでした。
シマノ ソルティーアドバンス ショアジギング S1000m
仕舞寸法で1.57mが災いして、今回車載ベッド下に収納したこのロッドは出番がありませんでした。大物に挑むことが無かった、とも言えますが。
<<リール>>
ダイワ 16 EM MS 2510PE-H
とても使いやすくて軽いので初めに使いましたが、今回はライン全体がスプールの上を滑って回るという初めてのトラブルでリタイア。
シマノ 15 セドナ C3000HG
2番手で登場させましたが、地球と引っ張りっこして高切れしてリタイア。
ダイワ 12 ルビアス 3012H
真打登場で、今回の旅では最後まで活躍してくれました。私にとってのハイエンドなので、普段はソルティーアドバンスとのコンビで使っています。
ラインは安物の1.0号位のPEに0.5~1.0mのナイロン5号のリーダーを付けて、トップガイドの外に出しています。
ルアーはほとんどの場合に25gのスプーンで、同じくスプーンの18g、8gを風向きで使い分けます。ジグも使います。ホロやグローテープを貼ったり、シュリンクチューブで巻いたりのチューニングはしますが、元はほぼ全てダイソーの安物です。
今回はルアーの他にワーム(パワーイソメ)をジェット天秤にセットして試してみました。多少の釣果はありましたが、誘わなければダメかも、という感想を得たにとどまります。試行時間が短くて確証が得られていません。まぁ、相手次第、というのも感じましたね。生(塩)イソメに負けるパワーというネーミングでしょうか。そう、使いやすさはとても良いです。エサ持ちも良いので、相手を選んで上手に使えばコスパは抜群です。
以上でマトメはおしまい。今度はいつ行くのかな、北海道。
何を、いつ、どこで、どう釣るか。次回は考えてから行くことにしますので、、来年かな。
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