川北温泉 in 標津郡標津町


評価 ☆☆☆☆☆/☆☆☆☆☆

この温泉は、道内遠方の人も高く評価しているようです。その温泉に今シーズンのオープン間もない時に入れたのは幸運でした。


はじめに、この温泉へは国道から分かれてからの5kmの林道が少々難ありですから、ダートに自信の無い人&車を汚したくない人には向かない場所です。

温泉施設は無人、無料ですが、男女別の脱衣室と露天風呂があります。熊の生息域とは言うものの、超危険というほどではないようです。ただし、女性の一人は如何でしょうか。お奨めはできません。

お湯は、好みを別にすれば、ここで文句があるならどこへ行けばいいのでしょうか、というハイレベルかと思います。

成分表示を現地表示のまま記すと「硫化水素泉 硫黄泉含ホウ酸食塩」とのこと。口に含むと2%程度の食塩濃度と硫黄臭が感じられました。空気に触れる前は、少しの湯の花を含んだ透明ですが、


時間が経過すると、乳白のにごり湯に変わるのだそうです。


60度位の源泉が近くから引き込まれているようで、そのままではかなり熱いです。浴槽の体感温度で、男湯は45度くらい、女湯で43度くらいでしょうか。泉質も微妙に異なり、男湯の方が濃い感じでした。

周囲の自然の森の緑と野鳥のさえずりだけに囲まれた環境は、野湯同等の好もしさであり、人が作れるものではないだけに、その貴重さは名状しがたいものがあります。

独断的評価は言わずもがなの☆5つでした。

個人的感想に基づく評価の基準
 ☆     二度と行かない
 ☆☆    困れば行くのかな
 ☆☆☆   普通に行きます
 ☆☆☆☆  行く機会があると良いな
 ☆☆☆☆☆ 是非とも再訪したい

旅日記

午前3時半頃に烏が起こしてくれました。随分と早起きで勤勉なので、「ウルサイ!!」と褒めておきました。言葉は理解できなくても、雰囲気で分かったかな。

もともと、相泊温泉の朝一番の湯に浸かるために温泉の脇に車中泊したので、文句どころか感謝のお言葉を献上しなければいけなかったのですが、真っ黒というだけで、損をしていますね。可愛そうに。


朝もやが漂う、ちょこっと幻想的な風景の中で、午前4時頃から一番風呂をいただきました。昨日は薄濁りだったお湯は今朝はクリアでしたし、湧出したお湯が流出口から外に溢れていました。やっぱり一番風呂の価値はありました。

喜んで桃源郷に浸っていたら、入って30分も経った頃、1台の車が止まりました。誰でしょね、と気楽に構えていたら・・。

女性も年を重ね、かつ数を頼むと、随分とやってくれますね。私は当然のごとくスッポンポンでしたが、5名の女性たちは、一人が水着着用で湯船に浸かった他は足湯で写真の撮りっこを始めました。

腹が立ちましたが、大人気ないと思い、耐えに耐えて、衆人環視の中、体を拭いて上がりました。こんなの許されるんでしょうか。セクハラで訴えてやる。(ここはこの後、小屋掛けで男女別に分けられるようです)

怒りは海に流して、朝食後に出発。海を見ながら車を進めましたが、昨日と同様に、羅臼の街を過ぎて標津に向かってからも、相変わらず、とても手の出せない、釣りには向かない場所が続きました。

やっと見つけた場所で少々の釣りをした後に、降り出した雨の中を標津町に入って博物館様の「標津サーモン科学館」にIN。


駐車場で昼食と昼寝をしている内に雨も上がり、じっくりと見学を果たしました。箱が立派な割りに中身はマァマァでしょうか。610円相当かどうか。でも、わたし的には参考になりました。

お風呂は朝入ったので、今日はもう止す予定だったのですが、短時間の釣りの途中で汗をかいてしまったので、温泉探しをせざるを得ず、結果として川北温泉に向かいました。

Googleの案内は頼りなくて、途中からは道無しで困っていたようでしたので、私が案内してたどり着きました。熊の生息域内ということで、車中泊をどうしようか悩んでいたのですが、別にも車中泊ご夫婦がいらしたので、決定。

素晴らしいお風呂に入り、チープな夕食が済めば、携帯電波も届かない静かな山中では、寝るしかありませんね。じゃ。


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