泳がせ(のませ)釣りの小魚(小アジ)の調達方法


コマセ=塩アミ(塩辛)パン粉MIX

泳がせ(のませ)釣りをするには、フィッシュイーターが食べる小魚を入手しなければなりません。買った小アジをブク(エアーポンプ)で生かしておくという方法もありますが、理想は釣り場で現地調達することになります。言うまでも無く、そこに居る小魚ですから、大魚が違和感無く食べます。

この小魚を釣るためのエサは、通常は付けエサが必須で、コマセが必要な場合もあります。

私の場合は車中泊という制約からの必要性ですが、誰しも腐らない常温保存可能なエサがあれば便利なはずですので、ここに記してシェアします。

付け餌・・イカの3mm角切の塩アミ漬


これは実証済みですが、肉の薄いスルメイカを皮ごと3mm角に切ってアミの塩辛に浸けておきます。食塩濃度を飽和(約25%)状態にしておけば、イカが腐ることはありません。イカをそのまま使うより、喰いは塩アミ漬の方が上です。このエサの最大の長所は針持ちが良い事です。米粒ほどのイカが10個もあれば、10匹以上の小魚が釣れます。

このイカ角切だけでも、たいてい何かは釣れます。しかし小アジを狙って短時間で釣ろうとすると、コマセがあった方が簡単です。

コマセ・・塩アミ(アミの塩辛)+乾燥パン粉


塩アミ(塩辛)の作り方

アミにその重量の25%の食塩を混ぜ合わせ、乾燥防止のために蓋付き容器に入れて、物置の中などの陽のあたらないところで常温で醗酵させます。ひと夏経過でほぼ完成しますが、使用期限はありませんので、そのまま放置するだけです。醗酵臭はしますが腐敗臭はしません。

完成した塩アミは液体に殻が漂う状態で水分が多いので、コマセとして使用する際には、この水分を吸着させると共に増量もできるよう、乾燥パン粉を混ぜて使います。混ぜた後は腐敗の危険があるので、使う分だけ混ぜた方が無難です。

小魚釣りの方法


小さな玉浮きを付けた方がアタリが分かり易く、向こうアワセで針掛りしますので簡単です。しかしコマセを使うなら、フカセの見釣りで聞きアワセの方が効率が良いです。針はエサに見合う大きさの丸セイゴが使い易いでしょう。ハリスはコマセ無しなら0.3~0.5号、コマセ有りなら1.0号程度を。小魚の口周りに大傷をつけたくなければ、返しの無い針を使うか、返しを潰して使います。この場合には針掛りしてから取り込むまで、一定のテンションをかけ続けるる必要があります。


常温保存の常備エサがあれば、釣り場に着いたら小継のべ竿をサッと延ばして、あっという間に活きエサの準備完了です。超ローコストで大物を狙える泳がせ(のませ)釣りは夢のある釣りですが、かなり暇なので、足元の小魚と戯れていれば一石二鳥です。

活きエサの小魚を活かすための道具(活かしエサ保存用容器)は、別の記事で。


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