釣り用ドライペレット乾燥コマセ製作-3

ドライペレット(乾燥コマセ)に混和するパーライトの浮力試験


パーライトは水に浮くのか。やってみなければ分かりませんから、市販品そのままの物とミキサーで粉砕した物とを水に浮かべてみました。

粉砕 ← 市販品

市販品

手元にあった市販の物の粒度は平均3mm程度のように見えます。それをミキサーで粉砕した物は1mm以下くらいです。

沈降状態を時間経過で比較してみたところ、結論は明確です。

市販品 <1分経過> 粉砕品


市販品 <3分経過> 粉砕品

市販品 <5分経過> 粉砕品

左のグラスの中では少しは底にも沈んでいますが、ほとんどが水面上に浮いています。これに対して右のグラスでは一部が水面上に残っている物の大半は沈むか、水中に懸濁した状態です。

粉末状態になって元来の石になってしまうと、比重約2.4(黒曜石だと)になってしまって浮力は無い。粉砕して微粉末になって気密性の小気泡が壊されては浮いていられない、ということです。意外にダメなんですね。やはり実験は必要。30分経過まで観察してみても、変化はほとんどありませんでした。

この結果から言えることは、パーライトを使うなら今回のテスト品程度の粒度(2~4mm)で使用する必要がある、ということです。このことは押出成形のミンサープレートの穴径やコマセカゴの穴径に影響するので重要な知見です。


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