直江津港の釣り場

新潟県上越市にある直江津港の釣り場の紹介です。
はじめに直江津港の全容を示す空中写真を見てみましょう。

   直江津港の概要

この中で2018年5月現在、釣りの可能な場所は3箇所(4岸壁+1防波堤)です。

① 直江津港佐渡汽船ターミナル東隣接岸壁




直江津港では最もお手軽な釣り場です。水深3mほどの浅場に小魚が回り、溜まるので、ファミリーに向く釣り場ですが、時にはこれらを捕食するヒラメやイナダ等も姿を見せるようです。キャパシティーが大きくないので、好天の休日は満員確定でしょう。


② 直江津港東埠頭危険物3号岸壁東隣接地




東埠頭では一番人気の釣り場ですが、陸上作業で締め出されることもあるので、竿を出せたらラッキーくらいに思って出かけた方が良いでしょう。マアジ狙いの投げサビキ釣りの人に、青物狙いのルアー釣りの人が混じる、という感じでしょうか。回遊次第ですが、イナダやサゴシの実績のある釣り場です。水深は7mくらい。


③ 直江津港東埠頭漁港区岸壁東向面




東埠頭では最もキャパシティーの大きな釣り場ですが、作業船の出入りが多く、同時に3隻も係留されてしまうと、釣りは不可能になります。マアジ狙いの投げサビキと足元を狙う垂らし釣り、そしてクロダイの団子釣り、他には投げ釣りでキス、カレイ狙いでしょう。ここも②と同様に回遊次第ですが、イナダやサゴシの実績のある釣り場です。水深は6mくらい。岸壁上に泥が堆積しているので、雨上がりなどは悲惨です。


④ 直江津港東埠頭漁港区岸壁北向面東寄




他に場所が無い時の逃げ場的な釣り場ですが、足元が綺麗で広々しているので雰囲気は悪くないです。ただし、水深が3mほどと浅いので、小アジなどの小魚専用と割り切る方が良いでしょう。

ここまでは公認の釣り用岸壁ではありませんから、作業などで釣りができないこともあります。トイレもありませんので、近くの公園まで車で行くことになります。また港湾管理者が立入禁止の表示をしていますので、立ち入る際には自己責任です。(本記事作成公開者は一切の責を負いません。)


⑤ 直江津港第3東防波堤管理釣り場




直江津港で唯一、公認有料(一日800円)の釣り場です。
マダイ、クロダイ、ブリ、サワラ、尺アジ等の大物が連れるという評価の高い釣り場で、遠く関東方面からの釣り客も多く訪れます。混雑度も高く、朝の開放時に満員(定員150名)となり、終日入場制限となることもあります。誰でも入場できますが、一定の技術と体力がある人に向くように思われます。

直江津港釣り場の総評


車を横付けで釣りができる場所(⑤を除き)は少なくなっているので、好条件の釣り場と言えます。ただし水質はあまり良くなく、港内が砂泥底なので居付きの魚は少なく、回遊魚狙いが主体になります。ゆえに、回遊をひたすら待つ気持ちが維持できないと、釣りにならないでしょう。長野ナンバーを筆頭に、高崎、群馬等々、県外からの釣り人が多く、地元長岡が少なく感じられるせいか、地元占有的な閉鎖性が感じられないのは良いと思います。公共空間なのですから、譲り合って誰もが等しく楽しく、そうありたいものです。


楽しい釣りに行って交通違反に問われないために。→ 直江津港の釣りで交通違反


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