越前漁港南部/福井県越前町の釣り場



梅浦、宿、新保、城ヶ谷、小樟、大樟、道口、厨と8漁港が合併してできた越前漁港は、福井県でただ一つの第4種漁港で、広大な施設です。地形的には、梅浦、宿、新保、城ヶ谷の北部と、小樟(ここのぎ)、大樟(おこのぎ)、道口(みちぐち)、厨(くりや)の南部に分かれています。

産地市場の現役仲買人さんに聞いたところによると、この港に所属する漁船は、越前蟹(ズワイガニ)底びき網を初めとしてホタルイカ底びき網漁、スルメイカ釣りなど多彩な漁をしているようです。

釣り場として、ここで紹介するのは南部です。

県漁連の支所もある漁業基地として重要な港湾ですが、広さが寛容さを生むようで、雰囲気的には釣り人締め出し感が薄く、釣りのし易い場所です。もちろん漁港であって、釣り公園ではありませんから、駐車や釣りをするにあたっては、遠慮と注意が必要です。

クロダイ、メジナ、マダイ、メバル、マアジ、アオリイカ等が季節に応じて釣れると言われていますが、ここでは釣り可能なポイントという意味での紹介をします。


小樟大波止




この一帯では一番の大場所ですが、先端にたどり着くまでの歩行距離は約400mです。

駐車場所

小樟大波止先端は外海に向かって開けているので、潮通しは抜群で、狙える魚種も多彩です。


大樟テトラ作業場





南北に流れる運河のような海に面した場所です。このページ製作時点の上のGoogleの航空写真では、フリースペースのように見えますが、実際はテトラポッド製造の工事現場として使われています。


北側基部

ただし、海に接する岸壁部分は作業区域外で、作業中でも北側基部から出入りできますし、釣りも可能です。ただし、日中は騒音だけでなく、モルタル粉が飛び交うので要注意です。

北西角

西面南方向

狭い水路状の場所で、漁船が行き来しますから、遠投の場合には注意が必要です。

南西角

西面北方向

ここで釣りをする際の駐車は、入口付近の道際に置くことになるでしょう。


道口地区漁港環境施設(はまひるがお公園)




漁港環境施設という名称からは、その設置目的は分かりませんが、漁業関係補助事業で施工されたものとの推測は可能です。日除け雨宿りもできる立派な東屋があって、そのそばの看板には、釣りやキャンプ禁止が掲示されています。でも、釣り以外の利用目的が浮かびません。

対岸から望む 中央の建物が"越前温泉道の湯"

北方向

南方向

南隣には、道口海水浴場があります。そのための施設かどうか分かりませんが、道の東側にはトイレ併設の駐車場と、その北西至近には"越前温泉道の湯"もあります。


厨大波止





厨大波止先端方向 (駐車スペースはこの手前)

厨漁港内 南方向

厨大波止先端から離岸堤南端を見る

越前漁港南部一帯のトイレは、小樟漁港大波止付根の道路沿いと、道口海水浴場北東側駐車場内にあります。コンビには車で数分の大樟と厨に1軒ずつあり、総じて利便性の高い釣り場です。温泉も近辺に3ヶ所あり、休業日は重複しませんが、要確認。

ファミリーフィッシングなら、竿を出せる場所はたくさんありますが、大物を狙うなら、自ずと各堤防先端付近になるでしょう。

追記 2024.03.15
2023春?から、厨大波止先端はフェンスが設置されて立ち入れなくなっています。


現地に掲示されている「立入禁止」等の表示の無視を推奨するものではありませんから、このページの情報の利用はすべて自己責任において行ってください。責任は一切負いません。

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