ウマヅラハギの味/越前漁港での釣果
ウマヅラハギは既知の魚ですが、釣ったのは意外にも初めてでしたので、大小に関係なく一応はキープしておきました。
でも、いくらなんでもこのサイズを食べますか。ラウンドで唐揚げにでもできる魚ならともかく、このウマヅラを含むカワハギの仲間は、鱗と一体になった皮をはがないと食べられません。
皮をはぐのは簡単ですが、頭と尻尾を落として皮をはぐと、半分になってしまうので、10センチの物なら5cmになってしまいます。
そんなことが頭をかすめて、持ち帰りをためらったのですが、釣ったら食べるを信条としているので、釣り場で〆てヘッドレスにし、クーラーの水氷の中にビニール袋入りの魚を入れ、基本の優遇スタイルで持ち帰りました。
小さい魚ほど鮮度低下が早いので、いいかげんにはできません。テキトウな扱いをするなら、持ち帰らないほうがいいと、私は思っていますので。
朝〆て、夕方には自宅でむき身にして冷蔵し、翌日の夕食に食べました。
煮付け (釣獲1日後)
きれいなむき身をサッと煮て、煮汁を絡めながら食します。うん、ハギの味です。脂が無く、クセも無い白身の、特有のモチモチ感から滲み出る旨さは、・・・それなりにいただけます。
そもそも、カワハギのような特上の旨さを、ウマヅラハギに期待しても無理です。会社にたとえるなら、そもそも役員と係長くらいの違いがあるのですから。
それにしても、淡いを通り越して希薄な旨みは、おそらく小型ゆえのものでしょう。過去に食べた成魚は、もう少し旨かったような記憶があります。
キモ? 時期が早いうえに魚体が小さすぎて、NG。
次の機会には、もう少し大きな物を食べたいものです。
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