中通しオモリの改良自作‥簡単脱着
中通し錘は仕掛け絡みを防げるのでとても優れた物ですから、餌釣りだけでなく、ルアー釣りでも使えます。
あえてその弱点を挙げると、本来は道糸に通して使う(写真右)ための物なので、そのままの形では錘の交換や着脱が煩雑なことです。
そのわずらわしさから逃れ、ワンタッチで中通し錘を交換するための改良です。ただし、中通しの遊動性能は失われ、中間固定接続のオモリに変身します。
写真中の物は針金を通して上下に固定アイを作ったものです。これでも脱着はかなり容易になります。その発展形が写真の左で、下側のアイが開閉式になっています。
写真中のように接続の両端が閉じていても、エイトロックスナップやスプリットリングを使う等、接続方法はいくらでもあります。しかし、釣りの仕掛けはシンプルで絡みの危険を最小にすることが重要です。
< 材 料 >
中通し錘 長型 4号ステンレス硬線 0.7mm径
半田付け材料 セット
< 作り方 >
1. ステンレス硬線の下端を開閉式のアイになるようにループプライヤーで曲げておきます。
2. 錘に通して、上端をループにしてアイとします。
3. 下端を閉じながら錘の下穴から入れて固定します。
4. 上端のアイの線材末端を半田付けします。(写真では未済)
開閉式の下部アイには、錘の下向きの重力が働くだけでなく、ステンレス硬線ゆえのバネが錘の中で開くので、不用意に開くことはありません。
この錘を使用するメリットは、交換が容易になることと、接続部品を一つ減らせることです。
些細な小技ですが、改良の積み重ねが釣りを快適にし、釣果に近づくことに役立つはずです。
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