マイクロスプーン用のトレーラー
39mm径 ミズキの木球 |
マイクロスプーンといえば、主にエリアトラウトや管理釣り場のニジマス等を釣るためのルアーですから、トレーラーを使うことはあまり無いのでしょう。
私は北海道のショアで、海の鱒を釣るためにスプーンを使います。地元の遠州浜では、ヒラメやマゴチをスプーンで釣ったこともありますが。
ショアでは、そもそも自重で飛距離の出るようなサイズのズーンを使うのが普通ですが、近々遠征 で狙う北海道のカラフトマスではちょっと違うようです。
樺太鱒にはいろいろな釣り方がありますが、3~4㎝の小さなルアーをスローリトリーブで操るというのが、時と場合によっては効果的なんだそうです。
ただし、ショアで3g程度のスプーンをキャストしても、風があれば、まともには飛びません。ラインはPEでも、それなりの太さ(1.2号~)ですから、かなり不利な状況になりそうです。
そんなことを考えて、トレーラーを準備しました。スプーンを底まで沈めて使うのではなく、スローリトリーブで表層を引くので、浮くトレーラーが必要になります。分かりやすく言えば、飛ばしウキです。
木球 を入手して自作しました。穴あきとの商品説明でしたが、貫通していなかったので、貫通させて広げ、蓄光パイプを埋め込んで、色を塗りました。
徒歩1分の浜名湖でテストしてみたところ、40m前後飛びました。遊動にすると、浮きから下の部分が軽いために、リトリーブでスプーンが浮いてきてしまうようなので、遊動では無理と判断しました。
固定するために爪楊枝で留めると滑るかと思いましたが、木球浮きの自重が20g程度なので、滑りません。遊動と違って重心が上がって2つに分かれるための投げにくさは仕方ないようですが、まずは完成といって良いでしょう。
テストを終えて帰ろうとしたら、プルプルッと微妙なアタリ。へっ、魚ですか? 夕マズメとはいえ、水深1mもないような場所で 2.5gのスプーン に何が、と不審でしたが、小サバでした。
と、そこで終わらないのが、私の特性です。セオリー通りに活き締めして、血抜きをして、30分後に刺身で食べました。まるで冗談。
まるで白身魚のようにアッサリした佳味でした。
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