ハイボール(格安)はコスパ最強
"一番搾り"の瓶を好んで飲んでいた30歳代から40年を経て、貧しくなった日本の中で、それにふさわしく水準を切り下げて飲み続けてきたら、当初の"ビール"は→"発泡酒"→"第三のビール"→"発泡酒"と変遷しました。その訳は税制の嫌がらせ、への対応に尽きます。
私の居住地近くにイオンの最安ショップブランド "ザ・ビッグ" のお店があるので、日常は酒類以外の一般食品も含めて、専らそこに依拠して生きながらえています。品揃えの実態は、失礼ながら「安かろう悪かろう」なのですが、低価格訴求ブランドなので仕方ありません。
ライフワークの釣り旅に出かける際には、旅先の車中泊の家(車)飲みで、量はわずかながらも、時には朝・昼・晩と律義に3回も呑むことがあるので、備蓄も欠かしません。
釣り場傍の駐車場所への安着祝いで"発泡酒"付きランチを楽しみ
夕暮れの釣り場で"ウィスキーの水(お湯)割り"を楽しみ
風呂から帰った晩の一杯に、気温次第の好みのアルコールを楽しみ
時を楽しむとうそぶきながら、その実は海を前にして一人でアルコールの海ににたゆたう世界を愉しみに行っているのかもしれません。もちろん朝夕は、真面目に釣りもしますが。
絵に描いたお気楽余生のようですが、前期高齢者の私には未だ先がありそうなので、残高をたっぷり残したまま三途の川を渡ることはできそうになく、日頃からつましく、つつましく生きることにしています。
ゆえに贅沢には無縁ですが、緊張を解かすホッと一息のアルコールは、精神の妙薬だと思っています。最近は、そのエタノールも毒だと言われるようになりましたが、理論的正しさは認めつつも気にしません。製造責任を果たした子供達にも煩わされないのですから、後は好きに生きます。
その中で、以前からカイゼンの必要を感じていた、暑さを感じる時期のレギュラー缶の発泡酒の量を減らしたい、一件です。すぐに顔が赤くなるエチルアルコール分解能の低い自分には、350ml缶は多すぎるのです。と言いながら、残さずに飲んでしまっていましたが。
現在イオンのPB発泡酒には3種あって、価格は同じ(税別108円/350ml)でアルコール度数が異なります。
赤 5% バーリアルグラン
緑 4% バーリアルグラン糖質50%オフ
緑の4%なら自分には手頃かなと思うのですが、価格が同じなので、なんだか損した気分になります。250ml缶で安いとありがたいのですが。
イオンPBのウィスキーも以前から、水(湯)割りで愛飲していました。少し前から"スナズ ウイスキー"に代わっても、続けて飲んでいます。蘊蓄を語るほどの舌じゃないので、ウィスキーもどきでOKなのです。
アルコールの害が言われるようになっているだけでなく、アルコールはそれ自体にカロリーがあるので、たびたび口にすると、その都度予想外のカロリーを取り込んでしまうので要注意です。
そんなわけで、比較をしてみます。基準はビール系標準アルコール度数5%の"バーリアルグラン"です。この純アルコール量は、350ml×5%×0.8=14g です。
それに匹敵するアルコールをスナズウィスキー(アルコール度数37%)から摂るなら、350ml×5/37≒47ml これは 2880円×47/4000≒27円ですが、ハイボールにするために炭酸水を加えます。
イオンPBの"天然水使用SparklingWater炭酸水500ml"が68円なので、350-47=303mlのコストは68円×303/500≒41円になります。
足すと、ハイボール一杯(350ml)分は68円となり、バーリアル缶の63%となります。
純アルコール摂取量ではどちらも同じく14gなので、1日3回飲んでも42gで、男子基準量の40gとほぼ同じです。
ちなみに、炭酸水の保存が難しいので使い切るのなら、68円×500/303≒112円となります。バーリアルグラン1缶と4円しか違いません。
摂取カロリーで見ると、バーリアルグラン1缶は151kcalで、スナズウィスキーの方は、210kcal/100mlなので 、47mlあたりでは99kcalとなり、約2/3です。
結論的には、発泡酒のバーリアルグランをスナズのハイボールに替えると、コストは63%になり、摂取カロリーも66%となり、財布にも体にも良いことになります。味は別物ですが。
なお、そのまま飲めるバーリアル缶並の安価なハイボール缶も市販されていますが、添加物の雑味が気になるので、私は避けます。
と、ここまで書いてきて、もしかしたら!? 業務スーパーの炭酸水はと調べてビックリ。輸入物ですが、500mlのペットボトル入り炭酸水が37円だそうな !? 。。
私のようなコスパ優先人間が日本経済浮揚の邪魔をする、というような論調があることも知っていますが、年金切り下げ等で将来不安を増やしているのですから、断じてその指摘は当たらない !!。
でも、とことんローコストに拘ると、なんだか人生がみじめになるので、コスパを離れて、昔の栄華の記憶を掘り出しました。
南アルプス北麓にあるサントリー白州ディスティラリーで試飲(無料だった時代)したシングルモルトウィスキー"白州"8年物の旨かったこと、、。円熟でなく、若やいで華があり元気が貰える味とでも言うのか。水割りとハイボールの味が忘れられません、鱗が目からポロポロとめどもなく落ちました。やはり本物の美味は私ごときの舌でも分かったのでした。
そして今回偶然に発見したのが、ハイボール 白州 。なんと350ml一缶 1,380円!。こんな高価な缶飲料って他にもあるのでしょうか。24缶1ケース で買っても、21,400円!!。この世の別れに、末期の水として飲むか。嫌ですね、貧乏人は。
まぁ、それはそれとして、ハレとケをわきまえるということで。春からは、ケのスナズウィスキーのハイボールに親しむことにしてみます。
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