ピンネシリ温泉ホテル望岳荘 in 枝幸郡中頓別町
評価 ☆☆☆☆/☆☆☆☆☆
雰囲気からして、ここは純粋民営だと思います。ホテルのお風呂に入れていただくのですが、日帰りの入浴客も少なくはないようです。土曜日のお昼前でしたが、私を入れて4名。私以外は地元の方だったようです。
決してきらびやかではなく、使用感のある設備でしたが不潔感はなかったですから。まずまずでしょうか。洗い場が少ない割りに浴槽は広々としていました。
お湯はナトリウム・マグネシウム-炭酸水素塩・塩化物泉という、素人にはちんぷんかんぷんのお湯です。淡褐色か黄色か微妙なところですが、澄明、無臭でキリリ感のあるお湯でした。
私の体感的には好感の持てるお湯で、このお湯に入って380円はリーズナブルだと思います。いくら良いお湯でも内地の温泉ホテルのように、入浴だけで1500円なんて言われると萎えます、私は。
民営のなせる業でしょう。入る際には「ごゆっくりどうぞ」というお言葉を頂戴しました。
これも含めて、私の独断的評価で☆は4つとさせていただきます。
お昼時でしたので、帰りに食事もとも思ったのですが、野菜カレー・サラダ付きが700円だったかな。チラと見て退散しました。
個人的感想に基づく評価の基準
☆ 二度と行かない
☆☆ 困れば行くのかな
☆☆☆ 普通に行きます
☆☆☆☆ 行く機会があると良いな
☆☆☆☆☆ 是非とも再訪したい
旅日記
目覚めたのは何時か見ませんでしたが、大雨。寒いこともあって、シュラフの中で聞こえない振りをしていました。どうにも落ち着かずに起き出したのが6時半でした。
バナナとパンを朝食としましたが、雨が降り続いているので、身の振り方を考えました。もちろん釣りはお休みですが、キャンプ場で引き篭りするのも・・。
という訳で、山の中の温泉に向かったのでした。帰りには鍾乳洞(無料)を見たり、鉄道遺跡を見たりしてきました。
この天北線という路線が廃止されて、はや28年。線路跡を探してウロウロしましたが、やっと見つけたここは松音知(まつねしり)駅跡。全くどこにも案内看板はなく、それどころか「撮影禁止」とまで表示されていました。意味不明。
昔は札幌からここを経由して稚内行きの急行列車が走っていたこともありましたし、そもそも稚内へ通じたのは現行の宗谷本線より早かったのだそうです。この天北線には日本一駅間距離の長い場所があったことは、私の乗車時の記憶としても脳裏にあります。
ネットワークとしての鉄道のあり方はさておき、自然の中にポツリと見捨てられたように残された駅舎を見たことは、辛く悲しい、悪い夢だったことにしておきます。
今夜はクッチャロ湖畔の古びたパーキングに泊ることにしました。10m先は白鳥の飛来する静かな湖です。30台ほどのスペースにただ1台、独り占めです。朝のエンジン音に不快な思いをする心配もないでしょう。
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