泳がせ(のませ)釣り用エサ(小アジ)の保存容器の自作

上が0.9L自作保存容器 下が9Lバケツ

のませ釣り、およがせ釣りなどと呼ばれる釣りは、手軽に大物の魚、フィッシュイーターを釣ることができます。この釣りに欠かせないエサの小魚は、基本的には現地調達がベストです。ポピュラーな生き餌である小アジといえども、そこに居ないのなら、持ち込んでまで小鯵を使うのは不自然なので最良とは言えません。活きエサ用の小魚は買った物を苦労して運ばなくとも、現地調達して生かしておけば良いのです。

活かしエサ保存用容器として、アジ活かしバケツやアジスカリなどを買えば簡単ですが、かさばる上にそれなりの費用が掛かります。DIYの初歩程度の道具は必要ですが、自作すれば市販品の1/10くらいの材料費でコンパクトな物ができてしまいます。

私は今まで大きな物は40L容量のバケツから、小さな物は0.9Lのプラスチック容器まで、いくつも作って使ってきました。今回は車中泊の釣り旅で使うために小型の物を自作しました。


材料

プラスチック(PP)容器(0.9L)    108円
ステンレス硬質針金(1.5mm径)  65円
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合計             173円

 ロープも必用ですが、この重量なら使い古しのナイロンラインでも事足りるでしょう。

作り方

1.容器のふた(スクリュー)を閉めた状態で、蓋と身を通すように両側に穴をあける。
2.その穴に挿し掛ける形で針金を曲げる。(バネが効いた状態に仕上げる)
3.蓋全体と身の上端にドリルで穴をあける。


使い方

・針金を取り外し、蓋を回して外す。
・海水と魚を入れて蓋を閉め、針金を掛けたらロープを結び付けて、海面に下ろす。
・容器が横転、反転して海水が出入りできるようにロープを操作する。

この容器はプラスチックの浮力で海面スレスレに浮いた状態で漂い、容器の穴から少しずつ海水が入れ替わるので、多量でなければ魚は弱ることがありません。仮に弱った魚を活きエサとして投入すると、新鮮海水でリフレッシュして元気を取り戻します。

参考収用量・・・8~10cmの小あじを入れると

   ~ 3尾  余裕で元気一杯
   ~ 7尾  窮屈そうでも生命に別状は無い
12尾~         酸素欠乏とスレで死ぬ固体が出始める


釣りは市販品の組み合わせで始めるのが普通ですが、より良い結果を求めてステップアップしていく途上では、いろいろな工夫が必要です。DIYも取り入れていくと楽しみも増します。


 参考 → 6L自作・活かしバケツ


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