富山新港で泳がせ(のませ)釣りの再現性を確認

エサ釣りは今や爺の釣りと化しつつあるのかもしれませんが、若人のルアーフィッシングよりも数倍、バラエティーに富んでいるように思います。対象魚種と釣法の掛けあわせで、かなりの専門性が存在します。クロダイなどは典型的ですが、釣法がはたしてどれくらいあるのか、私は知りません。

私が今日もここで展開した泳がせ釣り、のませ釣り、というのは、釣法ありきであって、対象魚の限定は、餌と針の大きさによる制約だけです。何でも来い、ただし口の大きなフィッシュイーター(魚食魚)だけよ。つまり美味なる大物ならOKという、どちらかというとルアー釣りと方向性の重なる釣り方です。

消防隊員が目の前で潜水訓練

能書きはさておき、3日前の再現ができるか否か。これは大事なことで、若干の潮回りの違いはあるものの、同時期同条件といっても差し支えない程度の日に、また同等以上の釣果が上がれば、この場所でこの時期にこの釣り方で狙えば、同等の結果が得られる可能性が有るということになります。もちろん統計学的には、あまりに少ないデータですから、有意とは認められないでしょうが、自分が再チャレンジする動機に作用する蓋然性としては私にとっては重要なことです。

以上のとおり能書きの上塗りをして、本日はおしまい。
あっ、一応記しておくと、釣果無し、それ以前にアタリ無し。つまり再現性は全く無かったと。

再現性の確認なので、朝の8時半から日没後の18時半まで12時間、12時間ですよ。
フグにも時合があるのか周期的な攻撃を受けましたが、狙いの青物の到来はありませんでした。

夕方になって地元の釣り人が隣に来て、私と同様の狙いで釣りを始めました。サビキで小あじを釣り、その小あじをサビキ針に外れないように掛け直して投入。置き竿の周囲にアミコマセを大量に投入して、なおも小あじを寄せるのです。まるで養殖魚に餌をやっているような状態で、まさにナブラです。

フーン。たしかにこれにも一理あるなー、と感心しました。大きな小あじの群れは発見されやすく、フィッシュイーターが寄って来る可能性が高くなる。来れば群れの小あじはどこかに避難し、残された活き餌の小あじに食らいつく、という算段でしょう。なーるほど。

ただし、私が見ていた2時間(夕まづめ)ほどの間にはナニゴトモ起きませんでした。短時間勝負ならこんなやり方もアリか、と頭の引き出しにしまっておきましたが、回遊してこないタイミングでこれをやる意味は無い、と私は思います。

私の1尾単独の活き餌法でも、フィッシュイーターが回ってくれば、活き餌だけが取り残されるので喰われる、と考えます。それより何より、コマセを12時間バンバン撒き続けるなんて、労働以外の何物でもなく、到底できませーん。

それにしても、釣りの世界は各人各様で面白いものです。なにしろ欲と二人三脚ですから真剣ですね、皆さん。顔に出さなくとも、です。ハハハ、人のことを言えないですね。12時間ぶっ通しの私を見たら、カラスが アホー、アホー と鳴くでしょう。


コメント