タケノコメバルの味/浜名湖での釣果
釣り上げた魚は即締めして、常温下で血抜きし、1時間後位に持ち帰ってからヘッドレスにして冷蔵保存した物です。11月末の気候ですからクーラー無しの扱いでも問題ありません。調理は釣獲3日後に行って食べました。2日間の釣果(600g級を1尾と200g級2尾)を使いました。
味噌汁(釣獲2日後)
一口吸って、、、旨いっ。淡白でいてしっかりとした旨みは、さすがにカサゴヤメバル系のロックフィッシュの出汁です。贅沢に引いた濃い出汁とはいえ、昆布はおろか酒も味醂も何も使わないタケノコメバルのアラだけですから、我ながら驚きました。これぞB級グルメです。これがメバルだったらA級かな。
刺身(釣獲3日後)
皮霜造りも魅力的だったのですが、身の白さを生かすべく、皮を引いての薄作りです。
口に含む前に鼻を利かせます。異常なし。素のままで口に含んでみると、白身特有のコリコリ感はあるものの、良くも悪くも味が弱いです。
次に醤油のみを付けてみると、ほう、魚の味が出て来ました。淡白な中にも旨味があります。
少しワサビ(モドキ)を加えてみると、うーむ、旨いじゃないですか。
そして、もう1片、もう1枚と食べ続けていくと、口中の旨味が増していきます。累積するのでしょうか、面白い現象です。
やぁ、旨いですよ、これは。でも、このほのかな旨みは、日本人でないと、そしてある程度魚の味を知っていないと感じられないかもしれないですね。
塩焼(釣獲3日後)
しっかりと厚い皮は、やはり反り返ってしまいました。
当然のように臭いは無く、きれいな白身と黒い皮のコントラストがシックに綺麗です。
冷めないうちにまず一口。箸を入れると、意外にもホロッと崩れ、締まることなくジュースが溢れてきます。口に広がるジュースの旨みは、優しく舌をくすぐります。いゃー、旨い。
絶品とまで言うと言い過ぎになりますが、かなり良いですね。臨月を迎えても旨い魚はありますが、もしもっと良い時期があるのなら、それは絶品級かもしれません。タケノコの時期が旨いからタケノコメバルという説もあるので、その時期にぜひ食べてみたいものです。
タケノコメバルは市場に出回ることは稀だと言われていますし、浜名湖の角立網に入った物を見た事もありませんから、おそらくは自分で釣るしかないので、あまり期待はできないですが。
ヘッドレス処理をした際に大きな卵を取り出して、煮付けにしました。それなりにいただきましたが、残念ながら褒めるほどの味では無かったです。
追記 2018.12.24
さて、どうでしょう、一口。
凍結の影響がはっきりとは分かりません。
焼けばドリップ流出のために締まることは考えられますが、この蒸し物では、硬さの違和感はありません。
味も上等です。鮮魚で食べたときの印象と変わらずに美味です。
私の以前の業務経験では-18℃程度での凍結と冷凍保存は、魚種や大きさにもよりますが、長くても1ヶ月以内が目安になります。
今回も凍結保蔵1ヶ月以内、蒸し物(煮物)であれば、十分に美味しく食べられることを再確認しました。たくさん釣れたら冷凍で保存して、、、って、そんなに釣れないですね、この魚は。
追記 2019.06.02
季節が変わって、タケノコの時期に釣って食べてみたかったのですが、チャンスが無く、筍が立派な竹になってしまいましたが、また釣ったので 今回は煮付けで食べてみます。
大きいほうから、さて一口。
時期にかかわらずしっかりした身質です。モチモチした食感でありながら、硬いとは思いませんから、上等でしょう。噛みしめると、ジワリと旨味が出てきます。やっぱり旨いものは旨いのですね。
ただ、強いて言うなら、前回の前年11月末の物の方がより旨かったような気がしなくもありません。でも、誤差程度の違いですか。
小さいほうを口に入れると、身が柔らかいです。大きいのに比べると、ですが。そして旨みは遜色ないのです。そう、知らずに食べたらメバルそのものです。小さくても旨いんですね。
リリースした3尾はこれよりも小さい唐揚げサイズだったので、そうなると味も違うのかもしれませんが、何より資源保護のために味見も遠慮します。
こういう旨い魚がいつでも釣れるなら魚に困らないのですが、こんな味を知ってしまうと、スーパーの魚が買いにくくて、不幸なのかもしれません。
酒蒸
(釣獲2日後に酒塩で下味を付けてから冷凍保存して、約3週間後に蒸して食べました。)さて、どうでしょう、一口。
凍結の影響がはっきりとは分かりません。
焼けばドリップ流出のために締まることは考えられますが、この蒸し物では、硬さの違和感はありません。
味も上等です。鮮魚で食べたときの印象と変わらずに美味です。
私の以前の業務経験では-18℃程度での凍結と冷凍保存は、魚種や大きさにもよりますが、長くても1ヶ月以内が目安になります。
今回も凍結保蔵1ヶ月以内、蒸し物(煮物)であれば、十分に美味しく食べられることを再確認しました。たくさん釣れたら冷凍で保存して、、、って、そんなに釣れないですね、この魚は。
追記 2019.06.02
煮付け(釣獲3&4日後)
季節が変わって、タケノコの時期に釣って食べてみたかったのですが、チャンスが無く、筍が立派な竹になってしまいましたが、また釣ったので 今回は煮付けで食べてみます。
元のサイズは24cm |
大きいほうから、さて一口。
時期にかかわらずしっかりした身質です。モチモチした食感でありながら、硬いとは思いませんから、上等でしょう。噛みしめると、ジワリと旨味が出てきます。やっぱり旨いものは旨いのですね。
ただ、強いて言うなら、前回の前年11月末の物の方がより旨かったような気がしなくもありません。でも、誤差程度の違いですか。
元のサイズは15・17cm |
小さいほうを口に入れると、身が柔らかいです。大きいのに比べると、ですが。そして旨みは遜色ないのです。そう、知らずに食べたらメバルそのものです。小さくても旨いんですね。
リリースした3尾はこれよりも小さい唐揚げサイズだったので、そうなると味も違うのかもしれませんが、何より資源保護のために味見も遠慮します。
こういう旨い魚がいつでも釣れるなら魚に困らないのですが、こんな味を知ってしまうと、スーパーの魚が買いにくくて、不幸なのかもしれません。
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