タチウオ釣りエサ対決 キビナゴvsサバ


2019年10月8日(火曜日)


タチウオ釣りの餌はキビナゴがベストか?


たちうお釣りの餌のベストは、本当は活き餌のはずです。太刀魚がフィッシュイーターである以上、(特に大型の太刀魚を狙うなら)これに勝る餌が無いのは明らかです。

ただし泳がせる小魚にもよりますが、活き餌の魚体が大きいと針掛りに時間が掛かるうえに、針掛りしないまま一部を喰われて終るケースも増えます。

ですから、身エサ(切身)で釣れるのであれば、なにも泳がせの手間を掛けることはありません。小さい身餌をパックンと喰ってくれるのが、針掛かりは良いのですから。

巷間言われているのは、キビナゴかサンマで決まり。本当か?、と疑ってかかる習性の私は、試して見ました。スーパーで見かけた、脂ののったゴマサバ。

サンマの フィレ と違って身が厚いので、そのまま短冊に切ることはできませんから、皮+身で厚さ6、7mmになるように身をそぎ取ります。それは人間様用です。

皮付きの方を1×5cm前後の短冊に切って、塩で締めて使います。見るからに旨そうな身エサの完成です。乾燥と脂焼けを防ぐために、シール容器に塩水とともに満たして凍結しておきました。


さて、これで釣れるか。

前回の 御前崎.お座敷 ではシロサケ使用で完敗しましたが、このサバならそんなことはないでしょう。ただしサバを使うのは初めてなので、多少の不安を胸に・・。

焼津・ふぃっしゅーな

明るい内に釣り場に入り、仕度が終ったらチビチビやりながら日暮れを待ちます。やって来たカマス狙いの地元マンに聞くと、想定アベレージ20cmの魚が今秋はまだ来ない、とのことでした。

暗くなってサバの身エサの投入をはじめましたが、一向にアタリがなく時が過ぎていきました。その内に左に2人組が入釣、右にも1人が入釣。

右の人が、第一投でいきなりタチウオを釣り揚げました。見に行くと、うっ、小さい。しばし言葉を探した後、失礼の無いように「ちょっと小さめですね」。F1.8だったでしょうか。

なんでも持ち帰りが原則の、さすがの私でもリリースするかな。

右隣サンの浮きは、それから怒涛の勢いで続けざまに沈みます。投げ込む、落ち着く、すぅーっと沈んで、ふーっと浮くを繰り返します。

取り込みは毎回ではないものの、アタリは毎回のように出ました。2本竿に同時にアタリが出ることもあり、忙しそうでした。

その間に私のサバの短冊は、私のイライラをよそに、星空の下で静かな夜を満喫していました。それでも18~22時の間に、浮きは3、4回沈みました。

浮きが沈んだ時には、かなーり耐えて耐えて耐え抜いて待ちましたが、空振りが1回あっただけで、呑んで針掛りすることも無いままに完敗となりました。

右隣サンにエサと仕掛けの教えを請うと、エサはキビナゴ(釣エサ用)で、仕掛けは市販のキビナゴ用の段差2本針(だったような)。タナは2mとのこと。

終了間際には、お願いしてアタリ出まくりの位置に仕掛けを並べて入れさせてもらいましたが、こちらのサバには反応は無く、キビナゴにアタリが出ました。ここまで確認すれば、議論の余地なし。

アタリ(喰い)がまるで違うキビナゴとサバ、という事実を知ったことだけが、この夜の収穫でした。キビナゴには2桁釣果で、こちらはボウズ。あんまりです。

うっうっうっ、徒歩1分の車中ベッドで今夜も枕が濡れる。


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