礼文島温泉うすゆきの湯 in 北海道礼文町


評価 ☆☆☆/☆☆☆☆☆

礼文島には公衆浴場がここ一か所だけなので、貴重です。立派な外観に気圧される、というほどではないものの、感心します。町営ですから、町の財政が裕福なのか、起債なのか。余計な詮索はさておき、エントランスから2階に上がります。


銭湯のような狭さはみじんもなく、ゆったりの贅沢な空間が好ましいです。その贅沢料を含む入湯料金は600円なり。島(町)民高齢者は半額ですが、町外者に適用されないところが、町の姿勢を表します。

廊下を進んで脱衣室に入ると、こちらはさほど広くはないものの、清潔感があり、夏の観光シーズンでも間に合うキャパシティーでしょう。


浴室の扉を開けても特別のにおいは感じないので、感覚的にも個性的なお湯でないことが分かります。分析書によれば、無色透明、無味、無臭で、PH=8.6 です。かけ流しは露天風呂だけ?のようです。

驚くような広さはないものの、熱めとぬるめ、ジャグジー三つの浴槽にサウナもあり、寒冷地には珍しい露天風呂まであります。このほかに、追加料金で家族風呂も利用できますから、設備的には文句ないでしょう。

でも、こういう近代的な設備で人の出入りの頻繁な施設ては、どうしても"お湯"を感じる感性が働きにくくなるように思います。アルカリ泉特有のツルスベ感すら感じないまま出てしまいました。

ただ、ここで特筆すべきは、浴槽で立ち上がり眼前に望む利尻富士です。これが見られたときは、、ラッキーの一言。

おまけの情報
 この温泉のすぐ近くに"礼文町郷土資料館"があります。できれば島内に歩みだす前に、知識を得ておくと良いでしょう。ただし、310円の料金がかかります。

個人的感想に基づく評価の基準
 ☆     二度と行かない
 ☆☆    困れば行くのかな
 ☆☆☆   普通に行きます
 ☆☆☆☆  行く機会があると良いな
 ☆☆☆☆☆ 是非とも再訪したい

コメント