イオン依存症
およそ10年前に現住所地に引っ越して来たら、直近のスーパーがイオン系列の中でもディスカウント指向の"ザ・ビッグ"だったのです。
以来そのビッグに通い詰めてきた私の心情を吐露します。
この記事を書く気持ちになったのは、長期の釣り旅の中で、頻繁に訪れるスーパーに感じた違和感からです。
今居るのが北海道なので、物価が高いのは既知のことでした。特に地方の町のスーパーでは、店が存在することに意味があるという側面もあるので、価格はどうしても高止まりになりがちのようです。
その実態を見て思うのは、「よくこれらを買って生活が成り立つなぁー」という思いです。揶揄でも蔑みでも無く、感心するのです。
なので、全国的には、物価高騰とコメ不足による値上がりにより、庶民の暮らしを窮屈にした政治責任まで問われる事態になっているのでしょう。
農政の失敗だけでなく、国力の衰退を招いた不作為責任は明らかに、戦後ほぼ一貫して政権の座に就いていた政党の政治屋にあることは疑う余地がありません。
民間では、イオン、セブンをはじめとする流通大手がしのぎを削って財布の中身の乏しい庶民に応えようと努めている間に、政治は何をしてきたのか、です。
腹を満たすだけなら炭水化物でも可能ですが、健康維持のためには必要な栄養素を必要十分に摂らなければなりません。
分かり易い例では、たんぱく質です。これを摂るには、肉、魚、卵、や大豆食品を食べる必要がありますが、米、小麦等の炭水化物系の物より高価です。
つまり、貧しくなると炭水化物の比率が自然に上がります。もうすでに貧しい国になってしまったともいわれる日本で、何を食べて健康を維持すれば良いのか。
私事でお恥ずかしい話ですが、安い牛肉を買って作る牛丼が好物でしたが、今や豚コマで作る豚丼に変わりました。カレーを作るのも、ビーフがポーク塊肉に変わり、今やブラジル産の鶏もも肉です。日常の常備肉は鶏むね肉と豚コマに固定されています。
貧しくとも栄養重視の食生活を考えるとこれが終着駅で、その食生活に応えようとしてくれるのが、イオン・ビッグなのです。
ビッグの店舗にはブラジル産冷凍2kgパックの鶏もも肉がありますし、国産豚コマ肉も大容量パックを廉価販売しています。
それらと同等に大事なことは、PB(プライベートブランド)商品の品種が多く、品質・価格の魅力が大きいことです。
基本的にPB商品は大手メーカーの工場で生産される良品(理想的ではない)で、広告宣伝費をカットして安価(-20%程度)で販売しています。
今時テレビコマーシャルしている物を買うのは情報弱者の高齢者に限られるようにも思いますが、店舗の棚では、相変わらずそれらが主流です。??
流通大手(CGC、業務スーパーのようなFCを含む)以外ではPB商品を作れないのは事実ですから、つまるところスケールメリットを実現できない店では、購買客にも先が無いということになってしまいます。
現実がその通りで、収入に見合う買い物ができない人は、そこを離れざるを得ず、人口減少から地域崩壊に向かいます。
市町村合併してみても、中期の弥縫策にすぎないのであって、国のあり方から変えない限り、この国の未来は暗いのでしょう。
と、話が広がってしまいましたが、庶民が健康に暮らすには、収入見合った暮らしを支える、イオンのような流通大手店舗が必須なのではないでしょうか。医療機関より優先して。
おまけの情報
イオンの株主になると、配当に加えて、イオン系列の店での買い物にキャッシュバック(1~5%)があります。節約して貯めたお金で株主になるのも良いと思います。株式投資はリスクがあるので、あくまで自己責任ですが。
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