晩成温泉 in 北海道大樹町


評価 ☆☆☆☆/☆☆☆☆☆

久しぶりに好感度の高い温泉に入れました。

私は温泉巡り中心の旅をしているわけではないので、こういう偶然は幸せの極みです。たまたま遭遇した嵐のために予定変更した結果入ったので、まさしく偶然です。

前置きは脇に置き。

んー-。ここに来る人は、目指してくる人がほとんどのように思います。何しろ温泉以外には何もないのですから。一体経営と思われる飲食やキャンプに宿泊施設といろいろあるにはあるのですが、何といっても、温泉あっての関連事業なんでしょう。

温泉施設は、2025年春にリニューアルされたそうで、まだピカピカでした。それが好印象の原因と言えなくもありません。たしかに海を望むロケーションを生かした浴室の全面ガラス窓は秀逸です。

北国での露天風呂の困難は知る人ぞ知るで、かなり無理があります。ここではそのかわりに、裸で出られるデッキを設けて対処しています。これが最適解のように思います。

サウナもありますが、私は御身大事で関わりませんのでパス。

話が前後しますが、浴室のドアを開けて入った瞬間、えもいわれぬ異臭に「ウッ」と立ち止まりました。事前に知識を入れてあった脳でも、「ちょっと待て」のサインを発しました。

ヨード臭とのことですから、そう思えなくもありません。イソ〇ンをお湯に溶いて臭いを嗅いだことはありませんが、もしかしたらそんな匂いなのでしょうか。

ただ、若干の違和感はすぐに慣れて感じなくなる程度のものですから、問題なしです。

次いで浴槽のお湯に初対面で向かうと、「エッ」という声を飲み込むことになります。まさに加熱前の茶色い生昆布の色を透明にしたようなものです。クリアではあるのですが底が見えにくいほどの色です。


なかなかにインパクトのあるお湯ですが、効能的には刺激の強い"硫黄泉"などより、体には良いのかもしれません。

源泉温度が18℃程度と低いので、正しくは温泉でなく鉱泉の沸かし湯なのでしょうし、かけ流しでなく循環だろうと推測するのは、熱エネルギーを捨てていたのでは、この料金では成り立たないように思うからです。

そんなこんなを全て加味しても、この特徴的なお湯と設備は◎です。

個人的感想に基づく評価の基準
 ☆     二度と行かない
 ☆☆    困れば行くのかな
 ☆☆☆   普通に行きます
 ☆☆☆☆  行く機会があると良いな
 ☆☆☆☆☆ 是非とも再訪したい

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