クマノミ・スズメダイ・ソラスズメダイ・ナガサキスズメダイ・ホンベラの味/西伊豆・戸田湾での釣果
上の写真の左下のカサゴを除くと、どれも先日の 伊豆への釣行でフィッシュイーター(魚食魚)を釣るための活き餌釣りで釣れた小魚達です。
今回は釣りの最中は活かしバケツに入れて海に浮かべておき、帰る間際に野〆で冷蔵庫に入れて持ち帰りました。10時間後位にヘッドレスにして再び冷蔵したものです。
カサゴのように活け締めして現場でヘッドレス、という私の魚の扱いの基本から外れた、持ち帰り後の処理だったので理想的な状態ではありません。ただし、見た限りでは、すべて死後硬直中で合格鮮度でした。
調理方法は、クロホシイシモチ以外をすべて酒蒸としました。味の特徴が出易く、比較対照するのに向いているからです。
酒蒸 (釣獲36時間後)
スズメダイ
白身の柔らかな身質がジューシーで、骨離れも良く、旨みも出ていて美味でした。焼いても美味い魚ですが、あっさりと薄味で煮るのも良さそうです。
ナガサキスズメダイ
調理時点ではスズメダイと全く見分けが付かないので、尾を切っておきました。味は、ほぼ同じに美味でしたが、一点だけ微妙に違いました。こちらはわずかに磯臭さがあります。言われなければ分からない程度ですから、醤油を使って煮たら、おそらく分からないでしょう。(全9尾すべてが抱卵している♀でしたが、♂はどこに居るのでしょうか。)
ホンベラ(?)
モチモチ感の感じられる白身は、ベラ特有のものです。旨みもあり、淡白ながらも美味です。
クマノミ
調理の前に、先人の食体験経験を探しましたが、見当たりませんでした。派手な衣装を無視して箸をつけると、やはりスズメダイに似たような味です。細かく言うなら、ベラとのミックスの優しい味と言うのが当たっているでしょう。味としては十分に食用になります。
ソラスズメダイ
こちらもスズメダイ科ですから、食べられなくはないはず、と念じながら口に運びました。魚と箸の食文化とはいうものの、それにしても小さくて、骨を取るのに難儀します。海中での鮮やかなコバルトブルーの体色が失われてしまうので、口に入れるのに違和感はありません。味はスズメダイの味を少し薄めたような感じで、美味しいですよ。
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