クロホシイシモチの味/西伊豆・戸田湾での釣果


クロホシイシモチ

そもそもこの魚達は、調理した18尾の内3尾を除く全てが、西伊豆・戸田湾でのアオリイカ釣り の活き餌として一度は海中で仕事をした魚達です。普通の人はあがれば(死ねば)ポイする物ですが、自分で手間をかけて釣った釣果でもあるので、車内冷蔵庫に入れて持ち帰りました。

平均的には、あがってからラウンドで12時間+ヘッドレスで24時間経過後の調理です。鱗を落として1尾ごとの調理は根気の要る仕事ですが、それも慣れればさほど苦労でもありません。

ごく普通に、ヘッドレスにして、塩コショウで調味し、片栗粉(馬鈴薯澱粉)をまぶし付けて、植物油で揚げました。


唐揚げ (釣獲1日後)


赤い魚だけに、見た目が良いですね。揚げたてを一口いただきます。

んー、香ばしくて、ホクッという食感に綺麗な白身が良いですね。お味はというと、うん、上品であっさりとした旨さが好ましいです。

2度揚げしたので、中骨もなんとか食べられる程度の硬さです。子供さんにはちょっと無理でしょうから、骨を取ってあげましょう。

赤い色の色素成分は多分アスタキサンチンで、ビタミンEの1000倍の抗酸化作用を持つと言われています。

クロホシイシモチは市販されることのない魚ですが、釣り人は捨てずに持ち帰って食べましょう。旨いですよ、これは。アジだけが魚じゃないですよー。

ただし、小魚ほど鮮度落ちが早いので、鮮度維持には気を遣いましょう。下処理を釣り場で済ませて持ち帰るのがベストです。

釣った魚の調理の基本 や 釣った魚の鮮度保持方法 をご参考に。


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