スピナー(ルアー)極小を自作
スピナーは主に内水面で使うルアーですが、海でも使えます。私が過去にショアで釣った魚は、アメマス、タケノコメバル、カサゴ、マルタウグイ、ですが、スピナーの実力からすると、もっと多くの魚が釣れるはずです。
今回、突然思い立って自作することにしたのは、近々の釣行で使うために、手持ちの既製品より小さな物が欲しかったからです。市販品にもありますが、以前に購入しておいた ブレード単体 があったので、自作することにしました。
< 材料 >
ステンレス硬線 0.55mm径
ステンレス軟線 0.55mm径
ブレード コロラドタイプ 15mm×10mm
ビーズ
オモリ ガン玉BB
フック カン付きチヌ5号×2 or トリプルフック6号
< 道具 >
ペンチ、ラジオペンチ、ループプライヤー
< 作り方 >
1目盛りは1cm |
1. ブレードを主軸に取り付けるクレビスを、軟質線をループプライヤーで曲げて作ります。片端を巻いたところでブレードを入れてから、反対側も巻き、主軸に通せるように曲げます。
2. 適当な針金に通した状態で、ブレードがスムースに回転するように調整します。
3. 硬質線を主軸にするために曲げていきます。はじめに下部(↓左側)のフック掛けを作り、その上にガン玉固定用のループを2つ作り、その上に二つのビーズで挟むようにしてブレードを入れ、上端のループを作って閉じます。
4. フック込で、ガン玉BB無しで約1gですが、付けると約2gになります。
製作工程は、針金細工ですから、慣れれば難しくはありません。今回は手元に0.8mm径のステンレス硬線しか無かったので、それで作りましたが、硬くてちょっと作りにくかったです。市販のスピナーの主軸径が0.5mm程度なので、それで大丈夫でしょうし、作りやすいはずです。
色盲が多いといわれる魚相手ですから、色ははなから無視していますが、ガン玉付近のボディー形状には改良の余地アリです。
フックの取り付け部分はワンタッチ式で形状が微妙ですが、ランディングで外れることは、伸される以外にはほぼ無いと思います。
原材料費は、ブレードの18円以外はわずかですから、合計で30円以内に納まるでしょう。
< 市販品との比較 >
右端が今回の製作品 |
左から 9g、5g、3g、1g(ガン玉を付けると2g)です。
今回作ったスピナーの重さ1gは、ゆっくり引ける点では効果があると思います。
またブレードが小さいことから、魚から見たルアーの大きさが、他のものに比べてかなりコンパクトなので、小型魚の反応も期待します。
< テスト >
ブレードがスムースに回転しますから、おそらく動作的には問題ないでしょう。
以前から、夜釣りの集魚灯に集まった魚たち、特にフィッシュイーター(セイゴ?)が生餌(切身)に反応せずに困っていたので、製作を思いつきました。
近いうちにこのスピナーを試してみます。形が鈍臭いからと見切られて、あっさり無視されるかも、ですが、スピナーのキモはブレードの波動だと思うので・・。結果は帰ってから。
コメント
コメントを投稿