遠州浜で1週間ぶりのショアジギング


釣り場で散歩の人から、何を狙ってるんですか、とか聞かれると返答に窮します。そんな大それた野望は無いのですから。


ただ、この時期ここ遠州浜で釣れる可能性のある魚、ということなら答えられます。ソゲ(ヒラメ)かイナダ(ワラサ)でしょうね。

前回のキャストが1週間前の日曜日だったのですが、それから凪ぎを待っていたら、また日曜日になってしまいました。

冬の入口で、北西からの季節風が吹くようになると、サーフに立てる日が、ぐっと少なくなります。こんな穏やかな日は希少になります。

冬でなくても遠州浜はモロに外洋ですから、浅い海に波が立ちます。私ごときには歯がたたない日が多いのです。

朝なら陸風の日も多いので、条件的には良いのですが、お勤め前の若者に混じっては、どうも、なんだか、いまひとつ、しっくりこないのです。

気後れなのか遠慮なのか、自分でもよく分からないのですが、一番は込み合う所が嫌い、ということなんでしょう。

で、1週間ぶりのサーフは、やはり気持ちが良いです。何しろ南太平洋の島々の向こうに、夏を迎える南極を望むんですから。地球が平面なら。


いつもスタート時点で時刻記録の意味もあってするパチリを忘れて、暮れかかってからの1枚になりました。

右を見ても左を見ても、もちろん自分も、竿が曲がりません。私なんぞ、バイトすらついに1度も無く、戦うこと無く平和裏に終了しました。やはり海浜一人運動会ですが、有意義でした。


それにしても、心洗われる夕景を前にするとに、言葉無く人生のいろいろが去来します。

サンライズは、今日も一日頑張りなさい、と鼓舞される。
サンセットは、今日も一日お疲れさま、と慰撫される。

爺が好きなのは、言うまでもなく後者なんですから、夕暮れの穏やかに暮れていく海が好きなんです。たまには、前々回 のような日暮れのバタバタがあっても良いのですが。


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