タチウオのシーズンはいつ? in 焼津ふぃっしゅーな
2021年03月18日(木)
この日から数えて3日前の3/15、清水・三保でワームを投げて遊んだ帰りに、そこに居たルアーマンから聞きました。「ここで今釣れるのは、シーバスかタチウオ。」
と、手前勝手な都合の良い解釈を元にタチウオを釣ろうと向かったのは、焼津・ふぃっしゅーな。貧果に泣いた経験は何度かあるので、数釣りなんて夢のまた夢。ボウズ覚悟のウォーミングアップです。
場所取りのために早めに着くと、好天でしたからそこそこの数の釣り人が居ました。ここに車で入れるとは知らなかったので、地元の人に様子を聞いて、入口ゲート閉鎖時の逃げ方も覚えました。
夕刻にはチヌ師たちが引き上げて、余裕で角地をキープしました。いつもは、別の位置を取るのですが、この日の風向きで、初めての場所です。車横付けは本当はダメなのでしょうが、この日は結果的には誰の迷惑にもならずに、OK。
車内のベッドを起こして、スノコの上で直火を使う |
日没の18時頃から竿を出していましたが、完全沈黙。微風でしたが寒さが忍び寄ってきたので、まずは体内にウィスキーのお湯割り+チョコレート。その後、煮込みラーメンで暖を取りながら、浮きを眺めますが・・、イベントは無し。コロナで自粛ですか。
この日の仕掛けは2種類。冷凍保存のラウンドのネンブツダイを つらぬき仕掛け チヌ針4号で、コノシロの短冊をワイヤーにチヌ5号の1本針で、それぞれに集魚灯として 点滅水中ライト をセットして、タナは3~4m。
どちらの餌も、自分としてはタチウオに実績はありますが、ベストかどうかは??。釣具屋さんの餌を買わずに、ローコストの釣りを目指すスタイルです。が、ちょっと古い昨年秋の餌でした。
ネンブツダイは変質防止のために掛けたグレーズの氷が失せて白っぽく乾いている部分がありましたし、コノシロは脂が焼けて黄色くなっていました。ちょっとタチウオ君には失礼かと思いましたが、来るか来ないか分からん君が相手ですから、まぁこんなもんでしょう。ネンブツダイは自分で釣ったのでほぼタダ、コノシロは1尾分で約25円、かな。
21時半頃でしたか、何の気なしに右遠方に唯一見えるルアーマンが、何やら光るものと戯れていました。ムッ、やったか。光るものと言えば、太刀魚以外に考えられません。
そこは私の定位置なのですが、今日に限って反対端に釣り座を構えていたのが裏目に出たようです。to ho ho 。
しばらくすると、その人がこちらに歩いてきて、「すいません、コレもらってくれませんか?」。某♀高級官僚と違って、飲み会は財布の軽重により断っても、いただける魚は断らない私は、ありがたく頂戴し、さっさと処理しました。
アッ、写真を忘れた。ということで、切断後に撮ったのが冒頭の写真です。F2.5とF2.0各1尾でした。
聞いたけれども失念してしまったルアーで釣れるのに、餌でダメは無いでしょう。ムラムラと湧いてきた闘志をモチベーションに転嫁し、気合を入れました。
22時半頃に初めてのアタリが、コノシロ餌に出ました。この時点では2本バリにコノシロの短冊2ケ掛けでしたから、ボリウムは十分。
そのせいか、沈んだ電気ウキがシモッたまま動きません。水中で小刻みな動きが続くのに我慢ができなくなって訊き合わせを入れたら、あっさり離されてしまい、待っても追うことはなく、しーっばい。
一度でもアタリが出ると、そりゃー簡単には終われません。徹夜の二文字が頭をよぎり、いろいろの計算をしながら、投入と回収を繰り返します。
私が焼津の釣り場を好きな理由は、年中無休で1日22時間風呂に入れるからです。何時に終わってもOK。これは清潔好きの釣り人にとっては、最重要事項です。
とにかく、やれるところまでやる。そう決めてただ一人の釣り場で黙々と作業を続けていたら、23:59に浮きが沈みました。今度こそは、ということで、ほったらかし作戦です。ここは根がかりの心配が無いので、どうぞご自由に。
初めは見えていた電気ウキが、いつの間にか、沈んで見えなくなりました。それでも放置。日付が変わった00:01に糸ふけを巻き取って訊いてみると、グイッと反応がありました。どうやらかかっているようだと、合わせを入れて巻き始めました。
んっ、外れたか? 否付いてる。おゃっ、外れたか? 否付いてる。こりゃ小さそう、と巻いてきて抜きあげると、小さっ。
F2程度のがっかりサイズでした。6時間かかって、F2が1本ですかー。これで帰るは無いでしょう。ということで、続行しました。
午前2時を回り、その間の雰囲気から、・・・ ヤメッ 。夜明けまでやって追加無しだったら、壊れます。アブナイ橋は渡らずに、明日の晩に再挑戦するのが賢明。
片付け終わって風呂に向かい、受付に行って、はぁっ? 午前1時~5時の受付は深夜料金で1500円だそうな。
風呂に入るだけで1500円は、、、ちょっと高くないですか?? タチウオはF2が1本だし。それとこれとは無関係でも、私の内心では混同していました。
幸いにも釣り道具はしっかり片付けてあったので、直ちに帰路につき、昼間なら2時間はかかる国道1号線を爆走して、1時間20分で家まで完走しました。
家の残り湯を追い炊きして暖まり、眠りについたのは午前4時過ぎでした。オシマイ。
それはそうと、駿河湾のタチウオは、何月まで釣れるのだろうか。
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