釣り用アタリセンサーをワイヤレスマイクで

ショアの餌釣りでは、アタリを待つ時間が長いです。なので、離れていてもアタリを楽に確実に知る方法が求められます。ここではその一つとして、ワイヤレスマイクを使ったバイトアラームのシステムをシェアします。

要約すれば、「置き竿に を付けて置き、竿先の振れで鳴った鈴の音を ワイヤレスマイク で受信機に送ってアタリを知らせる」、というものです。ヤエン釣り のように、引きに応じて糸を出す場合では、リールのスプールが逆転するクリック音を送信することも可能です。

市販の釣り用 アタリセンサー (フィッシングヒットセンサー)は、原始的(鈴や灯火)なタイプを除くと、たいていはラインの動きを信号化するので、竿1本ごとの設置になり、竿の数だけ装置(送信機)が必要になります。

付属品のパッチケーブルは不良品で使用不可

このマイクシステムでは、同じ釣り座から放射状に投入するような場合には、置き竿を近接させておけば、無指向性のこのマイク一つで複数の音を拾えますから、マイク1本で足リる(2個を交互に充電)のも利点です。

この送受信機の音質はクリアで雑音がほぼありません。他の類似品との差異から見た仕様の特徴は、送受信距離が120mと長いこと、バッテリーが7時間もつこと、3種のコネクターを持つので、送信先デバイスが幅広いこと、等です。日本語取説も付いています。1年保証アリのようですが、そちらは??。


使用方法

 1. イヤホン
 

釣り座や車から離れる際には、受信機に イヤホン を挿して、受信します。

 2. スピーカー
 

車内等で滞留する際には、受信機を スピーカー や PC に接続して聴けます。


PC接続には、USBへの 変換アダプター とPC側の設定が必要になることがあります。

送受信距離のテスト

この ワイヤレスマイクセット の実際の送受信距離の限界はどうなのか、試してみました。

 A マイク ←0.3m→ 鈴
 B 受信機・イヤホン

  直線距離AB間 
  1. 海上越しの見通し 約 100 m
  2. 車内 ~ 街中路上   約 60 m

残念ながら、販売ページで説明の120mは、少々誇大のようです。ただ、私が好んで行く釣り場では、車(泊地)と釣り場の距離が約40mなので、大丈夫そうです。
参考・・距離が通信限界を超えて離れるとペアリングが一旦切れ、近づくことで再度つながります。ただし切れてから10分経過すると、マイクの電源が落ちるので、再度接近しても自動では接続できません。再度、マイクの電源をONにしてペアリング検索状態にする必要があります。

送受信時間のテスト

バッテリーが本当に7時間もつのか、テストしました。送受信機ともに満充電状態からで、マイクが先に通信オフになるまでの時間は 6時間46分 でした。これも仕様より少し短かったです。なお、先に低電圧でダウンしたマイクには低バッテリーサインがありますが、受信機にはありません。

テスト結果によれば、まぁ使えそうです。ただ、耐久性は、バッテリー交換ができそうにないので、多くを期待するのは無理でしょう。どれぐらいでダメになるのか、結果が出たら、ここに追記してシェアします。

このワイヤレスマイクセットは釣り 専用のアタリセンサー (ワイヤレス) ほど高価ではなく、かつ設置のための設備や工作が不要ですから、誰でもすぐに使えます。クリップ付きのピンマイクなので、竿に直接でも留められますが、電気物ですから防水(塩害)対策して使うのが常識でしょう。

チャック袋を折り返して防水防塵性をもたせています
マイクは樹脂ボトルにでも入れたくなりますが、音を拾いにくくなるので、ビニール袋に入れて吊るす程度が妥当でしょう。これだけでも寿命は延びるはずです。

このワイヤレスマイクを使ったアタリセンサーを使用して車やテントの中で休息しながらアタリを待つと、かなり疲労軽減になるはずで、その結果として粘れるようになるでしょう。私のようなヘボ釣り師は、とにかく竿を出しててナンボですから。

ルアーマンからは「横着の極致」と非難されそうですが、まぁ釣りのスタイルや年齢はそれぞれ、ということで、、。

余談 でも重要・・違法か適法か??
ここで紹介した ワイヤレスマイク には、商品説明の冒頭に「TELEC認証取得済」とありますが、画像で見る限り同一品と思われる より安価な物 には、その記載がありません。物は同じようですが、法的安全性を考えて選ぶべきかと思います。知らなかったではすまない 不愉快な経験 を一度すると、慎重になります。

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