釣りに必要な視力と白内障

若いアングラーには無縁な話だと思っていたら、最近はスマホが原因の急激に進む白内障もあるのだとか。怖いですね。

そうは言っても、白内障は主に幸齢者御用達の目の病気です。経年劣化で、80歳過ぎればほぼ全員が罹患すると言われているので、病気ではなく生理(老化現象)と思えなくもありません。

目の水晶体の弾力が失われて厚みの調整が上手くできなくなるのが老眼なら、その水晶体が濁って視力の落ちるのが白内障のようですが、違いますか?

2年前に片方の手術をして、クリアーな見え方に感動しましたが、今回もう一方も手術したら、あっ、あっ、あかるくてビックリ。いかに濁って暗かったのか、よーーーっく分かりました。

釣りは、目を酷使します。スマホよりはマシかもしれませんが、陽の当たる戸外で、水面からの照り返しも受けつつ、水面を凝視する時間が長いのですから、これも白内障の原因になっているのかも。

私の場合は、ルアーではなく餌(浮き)釣り主体なので、目は大事なのです。昼間は見にくく、夜釣りの電子浮きもぼやけてスッキリ見えないことに苛立ちながらも、今まで我慢していました。

でも、もう大丈夫。浮きだけでなく見上げる月も星も、乱視はあるもののくっきり見えます。医師に聞くと、特別のことがなければ、棺桶に入るまでメンテナンスフリーで使えるのだそうです。

短時間とはいえ手術なので、恐怖心はあります。何しろ瞼を閉じられないように固定して上を見ていると、針やメスが近づいてくるのです。かなりの恐怖ですから、3度目は願い下げです。

顕微鏡下の手術なので、初回は眼球を動かすなと何度も言われたので、2度目は筋肉を弛緩させるように麻酔の注射をしてもらいました。動きが鈍くなって、手術はやり易かったようです。

多焦点レンズを勧めて自費診療に誘う広告が目立ちますが、基本は短焦点の標準治療で十分です。遠くが良く見えるレンズを入れてもらったら、左右どちらも1.5の視力を獲得して60年前に戻りました。

近くを見る際には変わらず老眼鏡が必要ですが、その度も少し戻りました。2.5が2.0程度ですが。

頭も顔も洗えない術後の1週間は辛いので、冬の手術がおすすめです。

出典:湖西市ホームページ
費用は、70歳になってから高額療養費制度を使うと負担が軽くて済みます。


零落する国で暗くなりがちな世の中だけど、せめて視力と明るさを取り戻して楽しく生きたいものだよねっ、石破君。

さて、もうすぐ春。白内障予防のサングラスをかけて、釣りに行きましょうか。おっと、もう生体レンズではないので大丈夫なのかな。

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