メイチダイの味/静岡県戸田漁港での釣果
今回の魚は16cm=104gという可愛いサイズでしたが、この大きさのメイチダイは食べたことが無かったので、これも試さなければなりません。 前日に釣れた物をすぐにクーラーのキンキンの水氷に浸けて33時間保存し、調理しました。 刺身のサイズではないし、白身なので味をつけてしまったら特徴が分からなくなりますから、これは姿のまま酒蒸で。 蒸しあがった姿は、着替えたのか変身したのか。随分変わるものですね。 箸を入れて身を取り出すと、こんな白い身質はちょっと覚えがない位、雪のような白さです。 口に含むと、なにやらわずかな芳香を感じましたが、クセや臭いというのとは違います。多分皮目から出ているのでしょう。少し繊維を感じましたが固いと言うほどではなく、小型ゆえの未熟さが原因かもしれません。脂は無く旨みはほのかに・・。淡白な白身の魚特有のお味でした。 格別、旨い!! という印象はありませんが、ふと思い出して食べたくなるかもしれません。次の機会には、是非大型の物を食べてみたいものです。そう、フライにしたら絶品かも。 今回のメイチダイは、釣果と言うのが恥ずかしいサイズの魚でしたが、何でもありがたく頂くのが私の釣果への考え方なので、今回もその流儀に従いました。こんな小さな魚でも、やはり鮮度ですね。スーパーに並ぶ旅に疲れたお魚さんと違う魚の味はしっかり有りましたから、釣り万歳です。