地球人としての消費の在り方


少し前に新聞記事で知ったこと。現在の人類は、地球に降り注ぐ太陽エネルギーの1.6倍のエネルギーを消費しているのだとか。

太陽エネルギーで足りない分は、地下資源である化石燃料類や核燃料物質を掘って賄っているということのようです。

既に常識になっていますが、化石燃料を燃焼させて大気圏内の二酸化炭素濃度を揚げた結果、地球温暖化を招き、激しい気象変動が起きています。

欲求にしたがって消費することを是とする資本主義が、地球をほぼ覆いつくしているのですから、簡単に解決の付く問題ではありません。でも放置すれば、あっという間(地球の生い立ちの時間尺度では)に崖っぷちに立たされます。

ではなく、激甚災害が頻発する事実を見れば否定しようがないとおり、我々はすでに崖の淵に立っているのです。そう考えると、私達一人一人が、グレタさんの言うように生き方を変えなければなりません。実際に欲の抑制をする以外には、道はないのでしょう。

トランプ君のように売って儲けたい人がいても、買う人がいなければ消費は発生しません。そして地球は長持ちして子や孫の時代も安泰になる、ということのようです。さて、困りました。私も頭の中にある欲望と戦っています、日々。

つい10日ほど前に北海道から帰ってきました、飛行機に乗って。往きは 自分の車 をフェリーに積んで行ったのですが、現地で事故に遭ったために、修理を頼んで置いてきたのです。幸いなことに、修理以外の費用は保険会社が負担してくれる ロードサービス が使えたので、被害は少なくて済みました。

ということではなく、その旅で出会ったシャネラーとも呼ばれる車中泊人達の車を見て、欲しくなってしまったのです、大きめの車が。単に羨ましいというより、短期では目的を果たしにくい私には必要がある、と思ってしまったのです。厄介なことになりました。

そのためのお金を使っても破綻しないかなと思うのですが、地球人としてそれをして良いのかどうか・・。日頃は無駄な消費をほとんどしない、利口な、否、国内経済循環への貢献度の低い、嫌な消費者を貫いているのです。

だから少しは緩めてもいいような、、いや、地球の悲鳴が聞こえているだろう、自分には。確かに地球温暖化は海にも如実に表れていて、北海道のオホーツク海で暖海のブリが獲れるようになって、代わって道南では寒海で育つ昆布の分布域が減り、品質が低下してきたと聞きます。

このブログでチープな釣りを披露することで、環境問題へのささやかな社会貢献につながれば、という勝手な思いはあるのですが、しょせん私の釣りは遊びです。

その遊びのために大きな車で快適な旅をして、、、結果として地球を泣かせようとするのかい!? えーっ、どうなんだい!? 自問自答の答えが未だ出せずにいます。

やはりグレタ・トゥーンベリさんを見習わなくてはいけないんだろうなー。

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