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11月, 2023の投稿を表示しています

夢古道の湯 in 三重県尾鷲市

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評価 ☆☆/☆☆☆☆☆ 傾斜地に立地するため、アクセス道路が狭いうえに傾斜とカーブがあります。駐車場が幾段にも分かれていて、浴場までの下り上りの階段があるので、人によっては向かないかもしれません。 それにもかかわらず、周辺には入浴施設が無いうえに"熊野古道"ブームなので、曜日と時間によっては激しく込み合います。たまたま私が行ったのが土曜日の18時過ぎだったのですが、、大失敗でした。 【高齢者 600円(65歳以上)休日繁忙期 650円】一般よりは100円安く入れる高齢者ですが、休日料金の650円を支払って入湯しました。 脱衣室も混雑していましたが、浴室に入ると洗い場が満席で、仕方なく掛け湯とその湯汲み桶で下洗いして浴槽に向かうと、なんとか浸かるスペースがありました。 暗くなっていたので、ご自慢の景色は見えず、露天風呂も満席。洗い場が空くのを待って機敏に席を占めました。その洗い場は狭いうえに仕切り板が無いので、お隣さんとシャワーの掛けっこ状態でした。 サウナもありましたが、オーバーツーリズムのチャイニーズに占領されていました。ここのお湯は温泉ではなく海洋深層水を沸かしたものなので、泉質を楽しむことも無く、そそくさと済ませて上がりました。 平日の昼間にでも行けば印象が違ったのかもしれませんが、おそらく再訪は無いと思います。 個人的感想に基づく評価の基準  ☆     二度と行かない  ☆☆    困れば行くのかな  ☆☆☆   普通に行きます  ☆☆☆☆  行く機会があると良いな  ☆☆☆☆☆ 是非とも再訪したい

"魚に見えないピンクフロロハリス"の驚きの効果

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魚から見えないハリスがあれば、警戒されにくくて釣果がアップすることは、釣り人なら容易に想像できます。半信半疑ながら、画期的のようにも思える" 魚に見えないピンクフロロハリス "の効果を検証してみました。 試したのは、アジ投げサビキ釣り用のサバ皮サビキ仕掛けです。比較対照するために、自作5本針サビキ仕掛けには、ハリス3種、擬餌針2種を組み合わせました。      針           ハリス A   自作サバ皮7号    /   ピンクフロロ3号 B   自作サバ皮7号    /   クリアフロロ1.75号 C   市販ピンクスキン9号  /  ナイロン3号 仕掛け内の縦の位置関係による優劣の影響を排除するために、次の2種類のサビキ仕掛けを用意して、換えて使用しました。 サビキ仕掛け-1  5本針の上から  A B C A B サビキ仕掛け-2  5本針の上から  B A C B A 実釣では" 調製アミコマセ "と" 簡単充填用コマセカゴ "をセットで使用しました。 2023.11.21 07:28 撮影 また、釣れた数を覚えきれないので、写真の記録器具で上から1.2.3.4.5.の枡に玉を入れて記録しました。釣果のマアジのサイズは18~27㎝(平均22㎝)位だったと思います。 結果的には、針から外れて海に落ちたり、揚げてから外れたりなど、いろいろなアクシデントもありましたが、できる限り正確を期しました。実験は、福井県・越前漁港で、2023年11月に延べ6回のマズメ時に行いました。 宣伝文句に私が釣り上げられて買ったピンクフロロハリスでしたが、結果は上記の通りです。 ABCのそれぞれに何尾釣れたか  18.9.4尾だったので、途中の欠損を考慮しても明らかに  A  (自作サバ皮7号 /  ピンクフロロ3号)が多かったです。 自作サバ皮、ピンクスキン、それぞれに何尾釣れたか  サバ皮 が 27 尾、ピンクスキンが 4 尾でした。この差は歴然です。ただし、針数が サバ皮:ピンクスキン=4:1 なので、釣果数では 27/16≒ 1.7倍 ということです。 針の位置別に何尾釣れたか  サビキ仕掛けの上から順に、6.2.4.10.9尾でした。釣り途中のトラブルによる擬餌針の欠損を考慮しなくても、明らかに下方の

コマセカゴ&コマセ充填器を製作/アミコマセ簡易充填法

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アジを狙うサビキ釣りでは、時合を生かす手返しが釣果を左右します。それに有効な、上カゴ棚撒きタイプで無駄なコマセを撒かず、ワンタッチで充填可能なコマセカゴと充填器が100均商品で安価に作れます。 サビキ釣りで釣れるか釣れないかは、多くの要素(タナ、サビキ、コマセ、技量など)の総合力が結果に表れるので、下カゴ仕掛けでも釣れます。それを否定はしませんが、より良くと考えると疑問があります。 サビキ仕掛けとコマセの同調を考えると、どう考えても下カゴは位置が逆のように思います。上カゴからポロポロ落ちてくるコマセが、サビキ仕掛けと同調しやすいのはニュートンに聞けば明らかでしょう。 左=正立     アミコマセ簡易充填カゴ     倒立=右 ここでは、上カゴタイプの コマセカゴ とそれへのコマセ 充填器 を自作します。これには、それに見合った簡単充填用 " 調製アミコマセ " も自作し、それら3点をセットで利用することにより効果を上げます。 簡単充填用コマセカゴの製作 サビキ釣り用の上カゴの主流は、比較的安価な ロケットカゴ でしょう。私も従来からSサイズのロケットカゴを改造した 自作ロケットカゴ を使ってきました。今も、パン粉サビキ釣りではそれを使いますし、それでアミコマセを使うことも基本可能です。 ただし、ロケットカゴの難点は、下カゴ(オモリ一体のフタ無し)と比べると充填にやや手間取ることです。両手を使う開口部の開閉がネックになります。後段に紹介する 充填器 によって充填は片手で容易になるので、問題は開口部の開閉動作だけです。 片手で持って押したら開いて、力を抜くと閉じる、これが求める形です。仕掛けロストもゼロにはできないので、高価な物は避けたいです。 当然のごとく、素材は軟質プラスチックが適当と考えられます。このような素材を使った物の製作は、 浮き止めのシモリ玉 でも考えたように、素人のDIYではまず無理です。樹脂製品の製作は、基本が金型を使う射出成型ですから。 左上から完成品、部品のフックと水中浮揚弁、そして本体です。 そうであるならば、市販製品の(加工)流用しかありません。110円ショップを探索して見つけ出したのがこれ(写真の右)です。2個入りで110円で、化粧品のコーナーにありました。市販のロケットカゴSS(写真左下)と容量はほぼ同じですが、ロ

"調製アミコマセ"を製作/アミコマセ簡易充填法

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サビキ釣りで使う釣り餌のアミエビを、手を汚さず手返し良く使うために、専用の コマセカゴと充填器 を自作し、アミコマセも調製して、釣果アップとコストダウンを目指します。 既に市販されている調製アミもありますから、いまさらの感もありますが、自作する コマセカゴ・充填器 と合わせて利用することで、快適な釣りが可能になります。 アミコマセの調製は、既に商品化されて普及している、" アミ姫 "を参考にします。これを買って使えば済む話なのですが、お姫様はそれなりにお高いので、ゴミ(使い捨て容器)の減量とコストダウン、そして使い易さを考えて自作します。 "アミ姫"の主原材料を見ると、「アミエビ、食塩、酒精、香料、着色料、増粘多糖類」と表示されています。 粗タンパク質量が6.8%以上と表示されているのに対して、アミエビのタンパク質量はより多いと推察されるので、増量されていると考えられます!?。(あくまで推測なので、間違っていたら、マルキューさんゴメンナサイ。) 冷凍アミエビとの容量対比で高価な"アミ姫"なのですが、価格よりも便利を買うコンビニ型商品と思えば、否定する理由はありませんが、便利で安価を求める人もいらっしゃるでしょう。 その便利で安価な、簡単充填用"調製アミコマセ"を自作します。 成分設計のために先人の知恵を辿ると、「10%程度の塩ならば、自己消化酵素は働きつつ、他の微生物の繁殖を抑えられる」「エタノールは1%でも静菌効果は認められる」「エタノールは低pHで殺菌効力が向上する」等の知見が得られました。 これを基にして下表のとおり、塩分10%以上、アルコール分1%以上の物を作ります。酸を加えての低pH化は容易ですが、あえてパスします。 https://fishing-and-spa.blogspot.com/ オリジナル 調整アミコマセの製作 原材料は、 冷凍アミエビ 、 料理酒 、 食塩 、 とろみ剤 、とします。香りと色は人に向けた要素で、魚には無用と考えるので割愛します。 4kgから割り出した1kgのアミエビ 主原料のアミエビは、コマセなので国産にこだわる必要がないと考えますが、2023年秋の製作時点では、国産が手に入りました。高品質で、刺し餌にも使えるレベルの物です。 料理酒(に含まれ

未利用魚をミンチにして食べる

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骨ごと挽いたエゾメバルのミンチ どんな魚も、毒が無い限り食べられますが、魚体が小型で骨が固い魚は、調理法の工夫にも限界があるので、食べにくいために敬遠されます。そんな魚を食べるための最終手段が、骨ごとのミンチ化です。 元々あまり美味ではない魚でも、味付けも材料添加も自由で、「魚種を問わずにどんな魚も食べ尽くす」という時代の要請にも適いますから、魚ミンチはとても有意義です。 ここでは挽き材の例を"エゾメバル"にします。北海道の方なら"ガヤ"という通称を知らなくない魚でしょう。大型ならそれなりの調理法で普通に食べられますが、残念ながら旨味が今一つの魚です。 おまけに骨が固いので、幼魚でも唐揚げで骨まで食べるというわけにはいきません。未利用魚ではないものの、現地では釣れても投げられる(捨てられる)ことの高い魚です。 2023年9月の北海道に鮭鱒釣りに行って、海水温が下がらずに空振りした私。仕方なく 穴釣り に興じていたら、ガヤ(エゾメバル)が溜まってしまい、ヘッドレスにして冷凍した物をたくさん持ちかえりました。 ヘッドレスを料理酒に漬けて脱気後に冷凍したガヤ 本来なら採肉、擂潰して"すり身"にして使いたいのですが、それには専用の機械が何台も必要なので、家庭ではフィレにしてすり鉢であたるしかありません。それはなかなかの手間のかかる作業です。 その代替としてミンサーで挽くことで、すり身に近い結果が得られます。ただし、水晒しするすり身とは別物です。 (筋原線維たんぱく質&筋漿タンパク質) ここでは、骨ごと挽いた物を全部食べるために、骨がほとんど気にならないように、ミンサーのブレードとカットプレートで切ります。電動が必須の作業です。 そこそこ使える 電動ミンサー であれば、骨ごと処理できるので、包丁の手作業は ヘッドレス までで済みます。カットプレートはできれば2mm目が欲しいところですが、高価な上に入手困難ですから、挽く回数を増やして対処するのが現実的です。 今回挽いたのはガヤなので、粗目と7mm目で各1回、5mm目で2回、3mm目で4回挽きました。それなりに時間も掛かります。ここまで何度も挽くと、骨はほぼ当たりません。市販品で言うなら、イワシ入りの 黒はんぺん 程度の骨です。 電動ミンサーの機種選定 私は、家